このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 物理学 2年(2000年度)です

実験5 抵抗を求める
                      2000 11 10(金)

 今日は理科準備室の奥から出てきた、小さな『抵抗』を測ることにした。はじめは何だか分からない色の帯が、最後には、その値を読めるようになる。

 余談:下の写真を見ても何だか分からない人がいると思いますが、これは私が子どもだった頃、テレビやラジオを分解した時よく見かけた抵抗です。形はほとんど同じなのですが、大きさや色帯が微妙に違うので興味をひかれたものです。この授業記録を加筆している2005年現在、私自身もさっぱり見たことがありません。おそらく、テレビを分解しても出てこないし、第一、子どもがドライバー1本で簡単に分解できるような時代ではなくなっています。


(上: 色々な抵抗)

抵抗のついている色線で、抵抗値がきまっている。例えば、上左端は
・黒・なので、1・0・1000・誤差+-5 =10000オーム(+-5)
つぎは、
・黒・黒・なので、2・0・0・誤差+-5  =20オーム(+-5)
1色帯 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 . .
2色帯 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 . .
3色帯 1 10 100 1000 10000 100000

順に増える
0.1 0.01
4色帯
(誤差)
. +-1 +-2 . . . . . . . +-5 +-10


<本時のねらい>
 いろいろな抵抗に任意の電圧をかけ、そこに流れる電流の大きさを測定することで抵抗の大きさを求める。なお、上に紹介した抵抗値を示す帯は、授業のはじめに紹介する。


◎ 授業の流れ
1 本時のねらい
2 オームの法則の復習
 抵抗を求める計算式を確認する。


3 実験回路の組み方を説明
 とても単純なので問題ないと思いますが、20〜50000オームの抵抗が混在しているので、電圧を上げ過ぎて計器のメーターを振り切ったり、煙りを出さないように注意させる。


4 生徒実験
・ 回路を組んだら、電源を入れる前に教師の確認『印』をうける
・ 電圧は、抵抗によって適切な値がちがうけど、とりあえず、5V、10V、15Vの順に上げる。
・ ちなみに、抵抗値は電流と電圧から計算するが、電圧の大きさを変化させても、その分だけ電流も上がるので、抵抗は変わらない。

5 本時のまとめ

◎ Aさんの学習プリント


◎ 授業を終えて
 単純で面白い実験だった

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電圧と電流の関係
(オームの法則)

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抵抗を求める

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