このページは中学校1年理科『地学』/takaの授業記録2002です

地震が発生する理由

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2002年度

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大平洋プレートは8cm/年の速さで動いている。
それは世界第2位の深さを誇る日本海溝に沈む。

つまり、
大平洋プレートはユーラシア大陸の下に沈み込むため、
ユーラシア大陸は歪められ
大地震発生のエネルギーを蓄積していく。

これを計算すると、
100年毎に8メートル地盤が動く大地震
が発生する。


(上:生徒の学習プリント)


下敷きを使った歪みの説明
「下敷きがあります。」



「それを歪めます。」


「一方の手を放せば地震です。」


「実際はいろいろな角度に歪みます。」


「地下深くの現象なので簡単には分かりません。」


「しかし、大きな力を貯えていることは事実です。」

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独り言

 最近、東海沖地震が発生するするといってマスコミも政府も慌ただしいけれど、それは確かにそうで、いつかは発生して災害をもたらすけれど、絶対に過剰反応だと思います。覚悟を決めて、諦めなければならない部分があると思います。

 災害とは何か、その原因を冷静に考えれば全て人間にあることに気づきます。太古に生きていた裸の人間にとって、地震は自然の恵みであると考えることできたと思います。しかし、今の人間は背の高すぎるビルを建てたり高速道路を作り過ぎたり堤防で海面下の土地を作ったり必要以上に財産を貯えたりしています。大災害になるのは当然です。

 自然に優しい生活をしていれば、大災害ではなくて小災害ですみます。自然を無視した生活をしているから、無視した分だけ災害となるのは当然です。間違いなく大災害がやってきます。しかし、恐れているだけではいけません。人類は地震とともに歴史を刻み、とくに、多発地帯に住んでいる私達日本人はこれからも地震と共生していくしかないのです。

 さて、ここから私の提言です。もうすぐやってくるかも知れない地震を心配するのはホドホドにしましょう。目先の地震ではなく、さらに100年200年先を見据える必要があります。私たち国民は、戦後の復興・発展?のあり方や利益追求の資本主義を見直す材料にしなければなりません。今の慌ただしい反応や防災に対する巨額投資は、悪徳政治家による『かく乱戦術』にしか思えません。まともな考えをもっている人間なら、防災はほどほどにして、これまでの人類や日本社会や文明の奢りを反省する材料にしなければならないのです。

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 私が内閣総理大臣など有力政治家なら、そうだなあ、防災マップを作って全国民で防災訓練を毎月する。そのたびにマップを作り直して、道路建設を見直し、大型公共事業を見直し、・・・見直し、これのくり返し。そうすれば、そこに住んでいる人の意見がどんどん出てきて、凄いマップができると思うよ。ここでの凄いとは自然への畏敬を含んでいる、つまり、人間の力ではどうしようもないことを認めるいう意味。地震は発生し、私たちは生きようとする。その2つを同列にして考える、キーワードは共生です。

 それから、地震に合わせてミサイル『ポテドン』が飛んできたり、最近、某軍事大国が配備計画しているミサイルも北東から飛んでくる可能性があるので自衛隊のイージス艦には即時戻ってきてもらって、高すぎる医療費は思いきって半額以下にして、不足するかも知れない予算のために遅々として進まない高速道路やダムの建設は中止、こんなご時世だから、当然、常滑沖国際空港や愛知万博も中止。中止のための金をケチってはいけない。

 全ての国家予算を防災に使ってもいいと思うよ。政治にもテーマが欲しい。国民に分かりやすい目標があることは大切だと思う。経済も活気ずくと思う。今回の地震はそれだけの被害が予想されているのだし、それだけ自然を無視してきた結果だから、こからの日本が進むべきいくつかの道を180度変えるために全力投球しても良いと思う。そんな政治家にならなってみたいし、やってみたい。

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