このページは中学校1年理科『地学』/takaの授業記録2002です

プレートテクトニクス(大陸移動説)
              
                   2002 12 10(火)
                   第2理科室

 私が教員になったころのプレートテクトニクスは十分な証拠がなかったけれど、最近10年の研究の成果で揺るぎないものになってきた。そして、さらなる新しい説へ進化を続けている。


  (上:Aさんの学習プリント)


授業の流れ
1 学習プリントをもらう

 時間を短縮するため、次の項目を印刷しておく
・ ユーラシア大陸(中国と日本)
・ 大平洋プレート
・ ハワイ諸島

2 断面図の位置関係を確認する
 次の順に説明、学習プリントに記入させる
1 中 国
2 日 本
3 ユーラシア大陸
4 ハワイ
5 日本海
6 大平洋

3 大平洋プレートと海嶺・海溝
 次の順に説明、学習プリントに記入させる
1 ハワイ地下にある『マグマ』と『マグマだまり』
2 ハワイ島の噴火
3 海嶺
 → 海底でマグマが吹き出すところ
 →プレートが形成されるところ
 → 海底山脈(ハワイ諸島)
4 大平洋プレート
 → 8cm/年で日本(ユーラシア大陸)に近づいている
5 日本海溝
 → 大平洋プレート(ハワイ)が沈み込むところ
 → 世界第2位の深さ


  (上:Bさんの学習プリント)

4 地震の原因
 大平洋プレートがユーラシア大陸に沈み込むため、ユーラシア大陸が1年に8センチメートルづつ曲げれていく。この割合で歪みがたまっていくと100年で8メートルの大地震(マグニチュード8)が発生することになり、計算が合う。現在、巷で騒がれている東海沖地震はこれである。
→ 下敷きを使った歪みの説明

5 日本に火山が多い理由
 同様の理由で、摩擦熱が発生しマントルが溶けてマグマができる。

6 ビデオ『分断されるか日本列島』
 ポイント毎にテープをとめて確認する。
  
  (上:マントル対流の説明)

◎ C君の学習プリント

評価基準
1 自然事象への関心・意欲・態度
 B プレートテクトニクスについて、丁寧にまとめることができる

2 科学的な思考
 B プレートテクトニクスを地球スケールから立体的に捉えることができる

3 実験・観察の技能・表現
4 自然事象についての知識・理解
 B 地震が発生する理由を、プレートの動きから説明することができる
 B 日本列島の火山活動を、プレートの動きから説明することができる
 B 海嶺、海溝について正しく説明することができる


授業を終えて
 今日は、興味関心も高く充実した内容だった。しかし、ビデオを途中で止めて確認作業をすると、知識が定着していないことが良く分かる。何回も同じような内容のところでビデオを一時停止し、重要語句を確認することで定着率がアップしてきた。

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地震の大きさ(震度とM)

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