このページは中学校1年理科『地学』/takaの授業記録2002です

実習3 身のまわりの岩石
              
              2003 1 8(水)
              源ベイ公園、三吉公園、校庭、第2理科室

 今日はこれまでの地学分野のまとめとして、校外に岩石採集に出かけることにした。冬休み前に実践したクラスは、よく岩石の名前を覚えていたが、このクラスは長い休みを挟んでしまったので忘れていないか心配だった。

  (上:公園に落ちている岩石を拾う生徒)


授業の流れ
1 本時のねらいを知る

  三吉公園にいき、少なくとも5種類の岩石を採取する

補 足
・ 次の3点を公園に持っていく
 1 前回作った『私の岩石標本』
 2 持参したハンマー
 3 筆記用具
・ 本時のプリントは学校に戻ってから受け取る
・ 大きな岩石を採取した場合は、学校で友達と分け合う
・ 公園では集合しない
・ 公園での採取ができた斑は、先生の許可を得て学校に帰る
・ 学校で標本をまとめる時間を20分は確保する

2 公園に移動する時の注意事項を確認する
・ 横断歩道と歩道以外は、歩かない
・ 信号を守る
・ 車道を歩かない
・ 指定された道順で歩く
・ 帰る時も、同じ道を歩く

3 公園でのマナーを確認する
・ 休憩している人に迷惑をかけない
・ 公園で遊んでいる子供に迷惑をかけない
・ ハンマーで、いろいろな物を壊さない

話し方の例
 それでは、最終確認をして移動しますが、公園はみんなの場所です。小さい子供は遊んでいるでしょうし、ベンチで休んでいるおじさんもいると思います。そこにハンマーを持った中学生が来て、石を拾ってガンガン割ったら迷惑になるのは当然だし、まして、関係ない物や眠っているおじさんをガツンとやるなんて考えられません。それに、公園の石を勝手に持ち帰るのですから、「おっ、わしんところの中学生が真面目に石の勉強をしとる。結構なことじゃ。」と思われるような行動をしないと警察に通報されるかも知れないので、くれぐれも注意して行動して下さい。では、解散。

   4 公園で岩石を採取する

5 学校に戻り岩石を分類する

評価基準
1 自然事象への関心・意欲・態度
 A 自宅からハンマーを持参することができる
 A 6種類以上の岩石を採取しプリントに添付することができる
 B 3〜5種類の岩石を採取しプリントに添付することができる

2 科学的な思考
 A さまざまな条件を考慮して、岩石を分類することができる
 B 粒の大きさや成分によって、岩石を分類することができる

3 実験・観察の技能・表現
 A 6種類以上の岩石を採取し、正しく分類、プリントに添付することができる
 B 3〜5種類の岩石を採取し、正しく分類、プリントに添付することができる

4 自然事象についての知識・理解


授業を終えて
 冬休みを挟んだので忘れているかと思ったら、予想以上に覚えていた。とくに、生徒はチャートが好きで、色や風化の程度が異なっても正しく分類できる力を持った生徒が男女の別なく優に50%を超えている。ペーパーテストでは調べれない力である。まっ、実社会に出てから直接役に立つことはないと思うけれど、生涯チャートを覚えている生徒が30%いるのではないかと思われるほどの勢いだ。恐るべき学習能力。

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