このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 1年(2016年度)です

第1時
観察1 アブラナの花の観察

     2016 4 

 1時間目なので自己紹介を。

 例年のように自分の氏名を板書して、
「今日は初めてなので丁寧に書きました」と言い、
子ども達から「えっ、これが奇麗なの?」というリアクションをもらってから、
「先生の字はぎりぎりの合格で、これより雑な文字はテストでバツにするので注意してください」とニッコリする。

 次に、生年月日と年齢と担当クラスなど当たり前のことを30秒ほど自己紹介してから、10分間の質問コーナーに移行する。
ただし、今年は1年生なので、中学理科の教科書4冊を黒板に並べ、
「先生はちょっと有名です。ググッてください」と宣伝してからの質問コーナーとした。

 質問コーナーでよく出たものは、
1:本でどれだけもうかったか
2:ヒゲはなぜ生やしているか
3:旅行で楽しかったこと、などである。
質問としてはかわいいレベルである。
本は真面目に答え、
ヒゲはアラブ諸国に旅するためのものだったが最近は老人になったので生やしたままにしていると答え、
旅行の思い出はその時の気分で答えた。

===

次に、アブラナの花の観察。

時間は25分予定していたが、
1クラスだけ自己紹介で調子に乗りすぎ、
15分だけになってしまった。
すみません!

ところで、

アブラナは出勤前に天白川で調達したものだ。
自宅から鋏をもってきて、
歩行者優先道路ではないけれど、自動車はほとんど入らないような場所へ入って車を止めて、
柵を越えて川へ降りる。

ここで採取するのは3回目、3年目になるので、どこにどんな風に生えているのかだいたいわかる。

1週間ほど前に、他の場所もチェックしてみたが、
やはり、ここが一番簡単に採取できるので、ここに来た。

大量に採取したものを手にもったまま、車に乗り込む。

45リットリ以上のゴミ袋があれば、何とかなるかも知れないが、
花や花粉などが飛び散るので、やっぱり手に持ったままが良い。

学校では、それを渡り廊下に置いて、出勤クリックをしてから、3階理科室に運ぶ。
すぐに水につければ、数日間以上持つほどいい感じだけれど、
数時間放置するとかなりダメな感じになって、花弁はしおしおで観察意欲がしぼむ。

アブラナはたくさんの種類があって、
食用アブラナは菜の花、ということなどを紹介してから 観察となるが、

初めに、先端部にあるつぼみを確認させる。

あ、
生徒1人ずつに配布するものは、
つぼみを含め花10個程度がついたもの
で、
その下部はふくらんだ子房が5個程度ついているものである。

初めのポイントは、つぼみである。

黒板に配布したものを板書しながら、
「先端にはこんなものがあります」といってつぼみを書きながら、
「これってなあーんだ?」と聞くと、
どのクラスも誰も答えららないので、
「つ」と板書して、
何度か、つ、つ、つ? と言っていると、
誰かが「つぼみ」という。

そうしたら、「つぼみが分かる人?」と言って手を挙げると、5,6人挙手するので、
「わからない人は、先端部にありますが、花がじゃまして見えないことが多いので、先端部の花をかき分けてください。緑色をしたつぼみがあるはずです」と教えてやれば、
ほぼ全員が確認できる。

次に、
つぼみが下にいくほど膨らんでいることを板書して、
「初めに開くのは何ですか?」と発問する。
すると、
生徒は「花びら」と答えるので、
違うというと、
得意げに「花弁」という生徒がいるが、
そこでも違うという。
「花びらと花弁は同じ意味ですが、初めに開くのは花びらの外側にあるもので、開く時には黄色になっているものですが、、、」と言って間をとると、
2クラスで1人程度の割合で正解を答える生徒がいる。

正解は、がくだ。

これを板書してから、次に、
その下に、花弁が開いた図を書き、
「がくが開いてから、花弁が開きます」という。

ここで、それらの数を確認するが、それぞれは4枚である。

花弁は間違えることなく正解できるが、
がくは成長すると形が細長くなるので面白い。

その次に、おしべめしべを板書し、それぞれの数を調べるように指示する。
本気で区別できない生徒がいるが、中央にある1本がめしべで、ちょっと大きい。

分解すればめしべの下部が膨らんでいることをすぐに確認できるが、
そのままの状態ではおしべと区別できないこともある。
とくに十分に成長していない花では区別が難しい。

次におしべの数を確認するが、4本と答える生徒が多々いる。
正解は6本であるが、
ここは4本+2本と紹介すべきだ。
アブラナの基本数は4である。

ここまでできたら、花は終わりだが、
次に、
花が終わったあとの子房と種子について板書する。

花の下に、2つほど、だんだん大きくなる子房を書き、
そこに「種子」と記述する。

正確には「子房」と書くべきだが、うっかり種子としてしまった。
しかし!
1時間目から難しいことを教えすぎてはいけないので、これで良しである。
しばらくしてから、訂正するほうがベターだ。

ついでに記述すれば、
理科はいつでもそんなもので、
調べれば調べるほどわからなくなるものだから、
今回は種子、というレベルで理解しておけば良い。
実際、この部分の訂正は、6時間目に行われた。
つまり、
マツの花を学習した後の復習の時間に、プリント点検とともに行われたのである。

観察器具として、
ルーペとピンセットを使用させたが、
不器用な生徒は自分の手を使った方が良い。

分解した時にめしべ、おしべ、花弁、がくなどの数が合わない場合は、
2つの花で数合わせをさせる。

注意点は、
めしべ、おしべ、花弁、がくを順序よく添付させるものだが、
セロハンテープに並べた生徒は逆順になる。
が、それでも問題ない。

花粉もたくさん出ているので、
花粉アレルギーの生徒は注意させるべきである。
その際、次のように話すと良い。

「花粉症の人はいますか? 5、6人いますね。そのうち、自分が何の花の花粉症か知っている人は? みんな知っているようですね。その他にも何人か手を挙げたように見えましたが、誰でも花粉をたくさん吸い込めばくしゃみや鼻水や涙が出たりします。かゆくなることもあります。例えば、胡椒をここに全力で振りまいて、思いっきり吸い込んだら大変なことになります。花粉も同じで、量が多ければ誰でも大変なことになります。したがって、花粉に鼻や目を近づけて吸い込むことはやめてください。必ず、それを追い出そうとして体が反応します。」

 

授業の始まりです
Let's enjoy !

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