このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 年(2017年度)です

第80時

実習9 電圧と電流の関係

2018 1 24(水)、26(金)
普通教室

はじめに
 これまで忙しく実験をしてきたので、今日はこれまでのまとめをします。電圧と電流を並べた表をつくり、電圧計と電流計のつなぎ方、電圧と電流の直列回路•並列回路における規則性を比較します。授業では『キルヒホッフの法則』として紹介しましたが、あえて名前を出す必要はないと思います(2018年現在、高校で学ぶ)。

関連ページ


図1:本時の学習プリント(クリックすると拡大します)


本時の目標
・電圧と電流を比較しながら、これまでに学習したことをまとめる
・キルヒホッフの法則を紹介する

準 備

生 徒 教 師
  • 教科書
  • 理科便覧
  • ファイル
  • 本日の学習プリント(1 /人)

授業の流れ
(1)本時の授業内容の紹介 (1分)

(2)電圧計と電流計のつなぎ方 (5分〜10分)
 乾電池1個、豆電球1個、電圧計1台、電流計1台を使った回路図を書かせます。できた生徒は挙手し、先生の点検を受けます。正解者は合格印をもらえますが、一カ所でも間違えた場合はもらえません。

電圧計と電流計を正しくつないだ回路図


図2:学習プリントに印刷した問題

採点ポイント
1)分岐点に『点』があるか
2)電圧計を(豆電球と)並列につないでいるか
3)電流計を(回路に組み込むように)直列つなぎにしているか


図3:模範解答


図4:板書


(3)キルヒホッフの法則 (15分〜25分)

 学習プリント右側に印刷しておいた表を使います。


図4:電圧と電流のまとめ


図5:キルヒホッフの法則に関する板書(クリックすると拡大します)

(4)練習問題(15分〜20分)
 残り時間は、問題集を使った練習問題の時間にします。先生は、適切な問題を選び、そのページ数と番号を指示してください。家庭学習ですでに終わっている生徒は、自習時間にしてください。

A組での練習問題
 A組では、私がオリジナル問題を作成しました。


図6:オリジナル問題1

 図6は、電圧&電流ともに全て同じ数値です。数値は中途半端ですが、この数は私が指名した生徒によるものです。指名する生徒は、先生の話を聞いていないA君です。

「A君、0から100までの数で、好きな数は何ですか? ・・・99ですね。では、電源が99Vだとすると、ここのここの豆電球にかかる電圧はそれぞれ何Vになりますか?」

という具合です。


図7:オリジナル問題2

 図7は図6の続きです。右上を見てください。ここには電流に関する問題が2つあります。それらの答えは、900A - 35A = 865A、45A - 1A = 44A、です。

 最後は、図7左の電圧に関する問題です。

 理解度が低い生徒が多い学校なら、生徒どうしで教え合う時間にしても良いでしょう。

(5)本時の感想、考察 (5分)


図8:本時の授業後(クリックすると拡大します)


授業を終えて
 ゆったりした時間になったと思います。

関連ページ
電圧と電流のまとめ2年(2000年度)
これまでのまとめ(電流)2年(2003年度)

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