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第79時
実験8 回路を流れる電流
2018 1 23(火)、25(木)
理科室はじめに
始業前から理科室に駆け込み、準備を始める生徒がたくさん見れるなら、すでに本時の授業は成功です。事前に準備するものは全て予告してあるので、始業のチャイムが鳴る前に組み始める班もあることでしょう。ただし、先生は終業時間を守ってください。これができないようになると、理科の学習以前の問題が発生します。本当にできるようになるということは、余裕をもって片付け、お茶を飲みながら本時を振り返るようになることです。授業でお茶はでませんが・・・
図1:本時の学習プリント(クリックすると拡大します)
本時の目標
・いろいろな回路を組み、各部を流れる電流の大きさを測定する
・実験の回路図、実験結果を正しく書く準 備
生 徒 教 師
- 教科書
- 理科便覧
- ファイル
- 本日の学習プリント(1 /人)
- 電流計 (3/2人)
- 乾電池 (2/2人)
- 乾電池ボックス (2/2人)
- リード線 (6/2人)
- 豆電球 (3/2人)
- 豆電球のソケット(3/2人)
※スイッチは使用しません授業の流れ
(1)本時の授業内容の紹介 (1分)(2)実験・操作の確認(3分〜10分)
乾電池1個、豆電球1個、 電流計1個の回路を組ませます。すでに何度も実験を繰り返していますが、確実に実物で演示してください。それら3つを1つの輪になるようにつなぐだけです。とても簡単です。ここまでの所要時間は3分でしょう。できたら挙手、先生はチェックしてください。チェックポイントは、以下の通りです。
1)回路が正しく組めているか
2)電流計のマイナス端子は適切か
→ 500mA端子
3)電流計を正しく読んでいるか
→ プリントに記述した数値を確認
→ 正しくない生徒は合格印を押さない
→ 合格印をもらえるチャンスは1度しかない(3)生徒実習(30分〜35分)
実習時間をたっぷり確保します。できる班は、合格印を15個以上ゲットします。ということは、40人学級の場合、先生は600個押す可能性が生まれます。がんばってください。終了時間を明言しておくことは、先生の寿命確保にもなります。さて、本年度は授業記録がないので、13年前の記録を編集したものを紹介します。
13年前の様子『実験3 回路に流れる電流2年(2003年度)』から
図2:板書と先生用実験台
(黒板の左から順に、回路の組み立て方が難しくなる)
図3:豆電球2個の直列回路
図4:直列回路と並列回路と流れる電流の大きさ(Aさんの学習プリント)
図5:豆電球3つを組み合わせたオリジナル回路(B君の学習プリント)豆電球3つ以上は『オリジナル回路』と命名します。豆電球3つのオリジナル回路は上記4種類です。
図6:Cさんの発見図6を見ると、Cさんは豆電球を2つから3つに増やすと、電流量が220mAから180mAに減ることを発見しました。豆電球は抵抗の一種なので、増えれば増えるほど電流は流れにくくなるのですね。これを数値で確かめることが重要です。素晴らしい!
図7:Dさんの学習プリント
図8:E君の学習プリントちょこっとメモ
1)乾電池は1個でも良い
2)豆電球は光らなくても、電流計の針が正しく触れていれば合格(4)本時の感想、考察 (5分)
授業を終えて
楽しい1時間でした。関連ページ
実験3 回路に流れる電流2年(2003年度)
実験3 直列回路と並列回路の電流2年(2000年度)実践ビジュアル教科書『中学理科の物理学』
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実習9 電流と電圧の関係