このページは、Mr. takaによる若手教師のためのワンポイント・レッスンです。

はじめに

2 1.5人前の仕事をいただく幸せ

1 学校の先生は1年目から一人前
 学校という職場は、ちょっと変わっています。先生になったばかりの初任者でも、自分の担当教科についてベテラン先生と同じ責任を持つからです。途中採用の先生、数ヵ月に満たない非常勤の先生でも同じです。多くの一般企業や会社のように、先輩の仕事を見ながら少しずつ覚える期間がありません。いきなり同じ責任を持たされ、最終的に生徒1人ひとりの評価を求められます。その内容と結果は、同僚だけでなく、生徒や保護者からも同じように期待されるので、心労はひとしおです。先輩と比較され、心ない厳しい評価を受けることがありますが、めげることなく頑張り過ぎることなく、生き延びてください。

2 学級担任の仕事も一人前
 学級担任になれば、自分の学級についても同じように責任を持ちます。2人担任の場合は、先輩から直接教えてもらいながら仕事することができますが、1人担任は本当に大変です。27年前の私は、いきなり40人学級を1人で受け持ちましたが、中学1年生の生徒が先輩に見えたことは、別ページ『新卒の思い出』で述べた通りです。どんなに努力しても、カバーできないものがありました。

3 1.5人前の仕事をいただく
 正規採用された先生は、おそらく『1.5人前以上の仕事』が与えられていると思います。先輩よりも多くの校務分掌が割り振られていると思います。「先輩が怠けようとしている」と考えることなく、前向きな姿勢を保ってください。中学生という子どもを相手にする学校は、子どもと近い年齢の方が適した仕事があるだでなく、若い時の苦労は買ってでもするべきです。早く1人前になる秘訣は、人より多い苦労をすることです。苦労=御馳走、御馳走をたくさん頂いている、と思えば良いのです。美味しくいただきましょう!

4 最優先する仕事は
 最優先すべき仕事は、授業です。あなたを

2010年11月23日
(勤労感謝の日)

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