このページは『Mr. takaによる若手教師のためのワンポイント・レッスン』です。

第2章 How to 授業

2 あなたが授業で教えること

─絶対に教えなければならないこと─

1 たった1人の先生として責任をもって教えよう
 中学校の先生は、それぞれ専門の教科の免許をもっています。あなたは責任をもって、自分の専門の教科を教えなければなりません。今、目の前にいるその生徒に、あなたの教科を教える先生はあなた1人です。

2 絶対に教えなければいけない目標
 各教科の目標は、文部科学省(日本政府)が学習指導要領で示しています。以下に、各教科の目標を一覧にしましたので、自分の教科に注目して、その内容を分析・考察・理解しましょう。ごく当たり前のことですが、これは絶対に守らなければなりません。
※比較:私の9教科の目標(別ページ『人類の活動と9教科』)

3 学習する内容
 学習内容は学習指導要領にありますが、あなたが所属する教育委員会(私の場合は名古屋市)のガイドラインも十分に確認して下さい。具体的には、各教育委員会から出されている資料にもとづいて授業を進めるのがよいでしょう。むしろ新人の先生は、ガイドラインの通りに指導できるように頑張って下さい。それができるようにならなければ、あなたのオリジナリティーはあり得ません。5、6年頑張れば、ほぼ100%教えられるようになるでしょう。それと同時に、教えなければならないことは、想像以上に少ないことがわかるでしょう。

 文部科学省の検定に合格した教科書を使っている限り、心配は無用です。ばっちり教えて下さい。教科書会社が作っている高価な『指導書』も有効です。

4 とても良い方法
 さて、ここで良い方法を教えましょう。それは、先輩の先生に教えてもらうことです。もし、同じ教科の先輩がいたなら、迷わず教えてもらいましょう。「ちょっと気が合わない」と感じる先輩でも、教科のことなら話は別です。積極的に教えてもらいましょう。実際の経験は、理論に勝ります(理論より経験を重視する考えは、科学的な考えです。詳細は別ページ『科学って何?』参照)。年間指導計画から毎時間の細かいテクニックまで、嫌がられるほど教えてもらって下さい。その全てを真似る必要はありませんが、知識や経験がある人に直接教えてもらうことは最良の方法の1つです。よく考えて下さい。あなたは子どもに教えているでしょう! 私は、良い教師=良い生徒、であると感じています。

2007年12月8日

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