このページは、Mr. takaによる若手教師のためのワンポイント・レッスンです。

第3章 理科の授業

6 驚きの観察(観測)

1 実験と観察(観測)を区別する
 普通教室と理科室の授業は、その形や内容が大きく違います。これと同じように、同じ実習として考えられている「実験」と「観察(観測)」を細かく分析すると、多くの点で異なることが分かります。

2 主な観察・観測の方法
(1)対象へ近づく
(2)全体ではなく、ある特定の現象や部分に着目して観る
(3)ルーペ(虫眼鏡)で観る
(4)顕微鏡で観る
(5)双眼鏡で観る
(6)数分間継続して観る
(7)間隔をあけて、数時間(数日、数カ月、数年)にわたる変化を観る。このように、ある一定期間を連続して観察し、時間による変化を調べることを「観測」と言います。観測は、気温の観測、天体の観測のように、地球科学分野でよく使われます。

2 一般的な観察の手順
(1)ある自然現象や対象について、興味や関心をもつ
(2)興味・関心をもったことを詳しく観る
(3)観た結果を客観的にまとめる
(4)他の観察結果と合わせ、体系的にまとめる
(5)体系化(分類)できない自然現象や対象を発見し、新しい視点から詳しく観る
(6)(3)〜(5)を繰り返すことで、多様な自然の理解を深める

 以上(1)〜(6)を読めば分かるように、観察という活動は50分の授業時間内に行なえます。例えば、生物分野『植物』で春の野草を観察する場合、1時間目は『花が咲いているかいないか』で分類し、2時間目は『花弁の色、花弁の数』で分類します。さらに、3時間目は『花弁が癒着しているものとしていないもの』、4時間目は『花弁とがくが同じ形になっているものといないもの』、・・・などというように観察はどんどん深めていくことができます。生徒は、個人の興味・関心と能力に応じて観察のレベルを上げていくことができます。

 つまり、実験は「失敗」から科学的思考を伸ばしたり、発見することが多いのですが、観察は「観察そのもの」が発見であり、新しい発見から科学的思考が育ちます。

 ※(7)のように継続した観察を『観測』という。
 ※観測には『時間』という要素が含まれる。

実験は前述の通りですが、観察は以下の通りです。

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