このページは、学級通信2年D組『枇杷林檎びわりんご』です。

 枇杷林檎  14号  2000年5月29日(月)

 大切な私の名前      Mothers. K(やさしいのが好き)
 福地先生の『名前』の文章を読んで私は思った。
 このごろ、私の名前(下の)を使った飲み物や食べ物が多い。付けそばに清涼飲料水、、、。男の人にもいますし、特に、テレビなどでごっつい男の人がこの名前を使っていると本当にいやです。
 私の子供のころは『子』のつく名前がほとんどで、『子』のつく名前にあこがれ、「どうして私には子がついていないのか。」と思ったものです。どうしてつけたのか聞いたことがありました。そしたら、どこかえら〜い人の奥さんが私の名前に子がついた名前だったことと、私が夏生まれだったので『か』のつく名前がいいと思ったからだそうで、私の祖母と祖父がつけてくれたのだと話してくれました。


 おでかけ                 山川奈美子
 最近、幼稚園になれるため遠くへ遊びに行くようになった。私の弟二人も、もと保母さんがやっているところに入った。毎週木曜日に行く。今日も行っている。公園に遊びに行ったりしている。幼稚園みたい。もちろん親もいっしょ。少しうらやましい。私たちの時は、そんなのなかったのになあー。弟たちはとてもたのしみにしている。ほんとう幼稚園に行くようになったらうれしいんだろうな。私も、そういうのがあればよかたのにって思う。ま、いっか。でもうらやましい。

 朝 練                  川野雅之
 今日、まけた。


 5月25日                中村謙太
 今日もおもしろかった。


 多重人格                 うめおはぎ
 少し前に『多重人格少女...』という映画をやっていた。たしか、13人格ぐらいだったと思う。その時、わたしは「こんなの作り話過ぎるなぁ」と思った。だけど、昨日テレビで「30人格の少女」というのがニュースでやってた。すごくびっくりした。本当に存在するなんて・・・。その子は、15才ぐらいで、「下には0才、上は45才」まで、一瞬にして人格が変わる。その一瞬というのは、目をつぶって目が中でクルリと動く時だ。
 なぜ、こんなことになったかというと、昔にあった父親の「虐待(ぎゃくたい)」が原因だったらしい。
 この子は、すごくかわいそうだ。自分の中で、いろいろな人格がこの子を動かしているから。


 ヴーラーメン大好き小池さん        松島重美 
 はらへったぁー死にそうくらい。頭の中を食べ物がぐる×2まわっている。考えるのは、めしのコトばかり。も→たえれない。いえに帰って、ラーメンが食べたい。からーいの。あせをかきながらいっきに食べて最後にお茶をいっき飲み。さぁーいこう。実はキムチとかからいもの大好き。


 クラスを疑ってしまった          太郎左エ門
 今日の1時間目の授業は家庭科だった。が、しかし先生はなかなかこない。なので大瀬良君といっしょに職員室に呼びに行こうとしたら、クラスの子達が「呼びにいくなって」と言いだした。ぼくは一瞬クラスを疑ってしまった。でも、たとえ友達でも、だめなことはだめなので先生を呼びにいった。

 5月26日(金)18:50         吉岡二三代
 きょう、37人全員の家庭訪問を終えました。家に戻り『枇杷林檎』を読み返していたら、中村君に対するみんなのやさしい気持ちで泣けてきました。
 この千鳥丘中の名にも縁のある江戸時代の松尾芭蕉は、「人生は旅をしているようなもので、1つのところにずっととどまることはない」と。つまり、旅人である私たちは出会いと別れを常にくり返しながら人生を送っているというわけです。確かに中村君との別れはつらいことですが、みんなだってあと10ケ月でこの2Dの仲間や教室と別れ、新しい学年へそれぞれ旅立つのです。しかし、決して悲しむことはありません。なぜなら、この出会いがお互いの心の中にいつまでも存在しつづけるのですから。
 今、大切なことは、2D共通の心の財産をこれからもたくさん作るために一人ひとりが何事にも前向きに取り組み、熱く、濃く、日々を過ごしていくことです。
 中村君のおかげで何が大切かがみえてきました。

 100円温泉               福地孝宏
 安いものは、それだけで価値がある。
 昨日入った天然温泉は100円。入り口には誰もいないので、ただで入ることもできるが、ちゃんと料金箱に入れた。脱衣所はきれいではない。がらがらがら、と中に入ると、やっぱり「それなりの人」がいて、すぐ友達になってしまう。
「どちらから、来ましたか。」
「ほにゃららら。」
といい気分である。そのうちの1人は64才の男性で、毎日40km歩くそうである。そして、今日も『ドボン』とつかって帰るのだそうである。健康いっぱい。人情いっぱい。あつあつつー。安い温泉には、そんな人が集まる。
 

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