4 旅の技術と率直なアドバイス
地域毎のアドバイスは私の日記にあります(旅程表からでも検索できます)1 出発までの準備、持ち物
(1) 目的地の選択
昨年の夏、ボリビアの査証を取得できなきなかったことから南米の旅を断念したので、目的地を迷うことはありませんでした。世界で1番標高が高いところにあるティティカカ湖とその周辺、さらに、ボリビア高地で民族性を守って生活をしている人々を訪ねたいと思っています。また、時間があればアマゾンで川遊びもしたいです。(2) 持ち物
私の基本は1グラムでも軽いこと、現地で買えないものをもっていくこと、そして、良い写真を撮ることです。また、日本の夏は、南米では冬の乾期であることを考えて準備して下さい。
貴重品 パスポート、イエローカード、航空券、クレジットカード(VISAとMASTER)、トラベラーズチェック(2000ドル)、現金(3万円、300ドル)、顔写真(5センチ角。5枚)、パスポートのコピー(5枚)、ブラジルのビザ、財布、電卓、貴重品用ウエストポーチ 撮影器材 イオス5、レンズ28〜135、レンズ100〜300、偏光フィルター、専用バッテリー2個、フィルム取り出し用具、フィルム(フジクローム50本、ベルビア10本、エクタクローム2本)、カメラバック、フィッシング用ベスト、ミニ三脚 衣類と日用品 Tシャツ2枚、長袖シャツ2枚、ズボン(Gパンと綿パン)、ブリーフ2枚、靴下4足、草履、水着、タオル1本、、時計、ウエストポーチ、サングラス、ヘッドライト、単3乾電池(4本)、ライター3個、ポケットティッシュ10個、、ビニール袋(小)、厚手のビニール袋、髪止めゴム、石鹸、洗剤石鹸、シャンプーとリンス、歯ブラシセット、ひげ剃り、洗濯用の網2枚、ロープ
※ 出発する時の日本は暑い夏ですが、少なくともセーター1枚とウインドブレーカー、または、ジャンパーを持参したほうがよいでしょう。現地ですぐに必要になします。また、高地では紫外線量が多いので、サンローションやリップクリームなどの日除け対策が重要です。薬 バンドエイド、オキシドール、赤ちん、抗生物質、座薬、鎮痛解熱剤、整腸剤、水の殺菌剤、アルミブランケット、蚊取り線香、虫除けのスプレー、ムヒ、きんかん、リップクリーム、爪切り、ナイフセット、クロロキン かばん、その他 デイパック(45リットル)、小型リュック、鍵、チェーンロック錠、ガイドブック、自作のガイド、辞書(英和と西和和西)、筆記用具(黒ペン8本、蛍光ペン5色、4色ボールペン2本、シャープペン2本、糊、ハサミ、カッター)、傘、塩、粉わさび、粉醤油、交換用グッズ(時計2個、電卓2個、黒の油性ペン5本)、スプーン 現地で買ったもの カメラ用バッテリー1個、シャンプー、Tシャツ2枚、虫除けクリーム(現地で買った物のほうが、よく効いた)、クロロキン(マラリアの予防薬で、1996夏現在、日本では、購入できない。しかし、現地の薬局では、非常に安い値段で、手にはいる。服用に当たっては、十分に注意すること。)、セーター、ジャンパー、ろうそく10本、トランプ、帽子、サンローション、セロテープ、スエットのズボン 現地で借りたもの 寝袋、スリーピングマット、テント 欲しかったもの 上質な水筒、簡易カッパ
2 南米は大きい
地図では小さく見えますが、実際はとても大きいです。その大きさを掴むために、日本地図をコピーして貼ってみると良いでしょう。3 移動方法
(飛行機) 快適さは並。ただし、朝1番の便以外は出発時間未定と思ったほうがよい。
(バス) ブラジルの路線バスは日本より快適ですが、ペルーやボリビアでは窓をしめても車内にたくさんの砂が舞い込みます。夜行バスを利用する場合、窓側は外の冷気に悩まされるので注意しましょう。出発の遅れは1時間までですが、時間通り出発することもあります。到着の遅れは2割プラスまででしょう。
・ ペルーの山脈越えローカルバスは10キロ以下
・ 雨期やその他の理由による道路閉鎖にもご注意ください
4 地図を見る
同じ距離に見えても4、5000m級の山越えもあります。また、道路が未舗装であったり、ローカルバスの場合は何倍もの時間がかかります。現地についたら本屋で良い地図を購入しましょう。それを見ながら旅行者や現地の人に尋ねれば正確な情報を入手できると思います。また、地図上に情報を記入する習慣をつけると、地図を見る目が育ちます。同じ道のりであっても路線バス、長距離バス、日本製4W D によって時間が何倍も変わります。
5 ガイドブック
日本でいろいろなガイドブックを調べて下さい。私のお薦めは、Lonely Planet、「ロンプラ」で親しまれている洋書のガイドブックです。
6 言 語
スペイン語を勉強しましょう。英語は通じない、と考えてください。もちろん、あなたが高級ホテルを連泊するなら話は別ですが、・・・さて、スペイン語の発音は日本語とほとんど同じです。スペル通り読めばよいので、日本人の第三言語として最適です。是非、あなたもマルチリンガルになってください。英語もろくに話せないのに、と言っているあなた! スペイン語を勉強すると自然に英語の力もつきます。これを機会にして、2ヶ国語を同時に学んではいかがでしょうか。また、各地域に住んでいる少数民族の言葉は現地で頑張ってください。
6 予 算
アルゼンチンは日本より物価が高いです。逆に、ボリビアは30分の1ぐらいになることもあります。また、同じ国内でも中心都市と周辺部では物価が2倍以上変わります。
7 安 全
現地の人が危ない、と警告するなら本当に危険です。お祭りに伴うスリであったり拳銃強盗であったり様々ですが、その危険性は非常に高いです。現地の情報に注意するだけでなく、自分から進んで守りましょう。また、万一の場合は命が大切です。パスポートを守るために生命の危険を伴ってはいけません。状況をよく判断して、現金やカメラなどの貴重品でを自ら進んで差し出す心構えが大切です。犯人を喜ばせるぐらいの余裕が必要です。とにかく、正確な情報を得ることと危険な場所に近づかないようにすることが大切です。
8 食べ物と水
美味しそうな店を探して食べましょう! 日本でも美味しい店とまずい店があるのと同じです。グルメになりたいなら店選びが大切です。水については水道水、井戸水、雨を溜めたものなどがあります。まず、自分の目でよく確かめてから飲んでください。私はティティカカ湖の島で、雨水生活を3日間しましたが、その場合は、現地の人に頼んで沸騰してもらいました。しかし、水を煮沸する習慣をもっていない人もいるので、この人は危ないと感じたら、必ず沸騰するのを自分で見届けてください。うっかりすると、60度でも沸騰したと思い、コーヒーを入れて飲んでしまう事があります。また、殺菌剤も有効です。現地で買えます。
9 トイレ
ほとんど個室です。紙も流せる場合の方が多いですが、詰まらせないように確認してから流してください。だだし、長距離バスでお腹が痛くなった場合、適当な場所に止めてもらい外ですることになります。食べ過ぎ飲み過ぎに注意すれば、多少まずいものを食べても大丈夫です。