私の日記
                 1997 07 27(日)晴れ
 サファリ・ツアー『最終日』

 ==◎今日の日程====================
 マサイ・マラ国立公園(サファリ・カー)→ナロック→ナクル
   ※急遽、1日『ナクル湖・ツアー』を追加。
                   
                         ナクル泊
 ============================

 7時起床。
 トニーも私も、朝食のベルを聞き逃した。
 レパードの鳴き声はあんなによく聞こえたのにね。
 録音もしたぞ!
 まるで、SF映画にでてくる電子音だ。
 この鳴き声が、私の夢に出てきた時は本当に驚いた。

 7時半。
 荷造りをして外に出る。
 エンジンをかけて待つサファリ・カーが一杯。
 同乗する女の子は『遅い!』と言って怒っている。
 それでも、
 トニーと私は、食堂に走り特製サンドウィッチを作った。

 12時。ナロックの街に到着。
 私は、昨日話しておいた1日『ナクル湖・ツアー』の追加に
 ついて、ガイドに再度確認した。
 ガイドのジョンはとても良い人で、私のために何回も電話し
 てくれた。ナイロビの事務所に確認をとるため、30分かか
 ったが、追加することができたのでとても嬉しかった。

 その間、ゆっくりと昼食をとった。

 13時。キジャベの街に到着。
 トニーと別れの時が来た。
 悲しい。
 この街は、ナイロビとナクルとの分岐点で、トニーはナイロ
 ビに帰り、私はナクル湖に向かう。
 
 (写真上:トニーと私。トニーは、ナイロビ行きのミニバス
      に乗り換えた。私は、そのままナクル湖へ。)

 16時半。
 ナクル湖国立公園のすぐ外にあるキャンプ地に到着。

 トニーがいなくなったので、私は2人用のテントに1人で寝
 ることができる。
 シャワーを浴びる前に、1人で散歩した。
 
 (写真上:素晴しい虹を見た。)

 散歩から戻ってくると、空からシャワーが降ってきた。
 気持ちがよい。
 石鹸とシャンプーで身体中を洗った。
 髭も剃って、最高の気分になる。

 そして、ビールを飲みながら日記を書く。

 今回の夕食もフルコースだった。
 このツアーは、食事が本当に素晴しい。
 食事が終わると、そのまま飲み会になった。
 ドイツ人、イタリア人、アイルランド人、オーストラリア
 人、イスラエル人、そして、日本人の私。
 英語の不得意な人達ばかりで、ゆっくり、かつ、冗談の連続。
 それでも、宗教の話題では泥沼にはまりそうだ。
 イスラエル男性が私にしつこく質問した。
 「君の宗教はなんだ?」
 私:「ありません。」
 「生まれた時からないのか?」
 私:「いいえ。幼稚園は教会でした。そして、家には仏壇と
   神棚があります。」
 「あなたは神を信じないのか?」
 私:「信じています。」
 「それは、キリストか?」
 私:「いいえ、違います。」
 「では、どんな神なのか?」
 私:「神は、私の中にいます。そしてあなたの中にも。」
 「神は一人しかいないぞ!」
 てな感じで、泥沼状態だ。
 これを救ってくれたのが、イタリアのパウロ。
 私が、
 「あなたの中にも、神はいるでしょう?!」
 と言うと、パウロは、
 「ノー。私はイタリア在住のパウロ。私の家に神は住ん
 でいません。」
 で大爆笑。
 これで、宗教論議に終止符が打たれた。

 〜12時過ぎまで、うまい酒〜

続きを、どうぞ!

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『ナクル湖国立公園』
   28 jul 晴れ

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