私の日記
ダイブ・ツアー 2日目 3月27日(晴れ)
午前6時、エッちゃんに起こされる。
エッちゃんは『ダイブマスター』を目指す女の子。
この船で修行をしているのだ。
彼女は、私達お客さんを6時に起こす、というプレッシャーのため
1時間おきに目覚めていたと言う。
「信じらんない。」
私は、5時、寒くて長ズボン、長シャツを着た。
さて、砂糖をたっぷり入れたコーヒー片手にデッキに上がる。
「おはようございます。」
中熊さんが準備体操をしている。
「おっといけない。」
「朝飯前のダイブだ。」
コーヒー慌てて飲み干し、出発の準備にキャビン(船室)へ戻る。
今朝は、中熊さんと潜ることになっているのだ。
(写真上:「朝は、水が澄んでいる。」
これが、食後になると汚くなるんだよね。
透明度7メートル。
カメラにパフォーマンスする著者
28 Mar 1998 )
朝1ダイブは、『ディープ・ダイブ』。
ライセンス取得のために講習なのだ。
中熊さんと一緒にレイコさんの講義を聞く。
そして、潜る。
29メートル。
水中で生卵を割ったら、
「ほよよーん。」
と白身が黄身を包んでいた。そして、
「パク!」
ナポレオン・フィッシュに喰われた。
私達も喰う。
「今日も食事がうまい。」
食後は、中熊さんと『ストレス・レスキュー』の講習。
『レスキュー』の実習は勉強になった。手順は、
1) 声掛け
2) 助けるための助けを見つける(方角の指示)
3) 3点セット装着 (浮具も)
4) 付近まで接近 (掴まりに来たら逃げる)
5) 声掛け 「もう、大丈夫ですよ。」
「ウエイトを外せ。」
「BCDに空気を入れろ。」
6) 救助活動
・ 浮具を差し出す
・ 下に潜って、ウエイトを外す
・ 相手のBCDに空気を入れる
7) 戻ってくる
昼食後は、中熊さん最後のファン・ダイブなので、彼に付き合った。
楽しんでくれたと思うよ。
そして、彼を含めてほとんどの日本人がケアンズに帰った。残され
たのはレイコと私だけだった。
次は、コンパスを使った『ナビゲーション講習』。
バディ(一緒に潜る人)は、ステファン。がっちりとした青年で、
とてもいい感じだった。
夜は、『ナイト講習』。
これも、とってもいい感じ。
夜の海中散歩はいいねえ。
(写真上:珊瑚の間で、大きく口を開けるシャコガイ。
この貝は大きくなり過ぎて、完全に閉じることが
できない。カメラマンに頼んで撮影してもらった。
「美しいなあ。」
28 Mar 1998 )
午後9時半、食堂でビールを買う。レイコさんが、「もう、そんな年じゃないんだけど。」と言いながらトランプ占をやっている。恋占かあ。かわいいなあ。
午後11時半、就寝。
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