クルナ、スンダルバン国立公園/バングラデシュ1999/日記 25 DES/taka を提示しました

  
  私の日記            
 12月25日(晴れ)

  ==◎今日の日程====================
  ・ クルナ市内散策
   クルナ(リクシャー・フェリー・バス)→ モングラ

  ・ スンダルバン国立公園クルージング(3時間)
   
 (ダウンロート途中にクリックすると正しく表示されない場合があります)
  ・ モングラ市内散策
                         モングラ泊
  ============================

  午前1時
  バスの運ちゃんに頼んでホテルを探して貰った。彼は暗闇の街
  を右往左往したが、やがて「あれだ!」と暗黒のビルを指した。
  なるほど、英語でHotel と書いてある。

  彼は「にこっ」と微笑むと、そそくさとバスに乗り込み排気ガ
  スを残して走り去った

  ビル建物の扉には南京錠が掛けられていた
  一瞬、ドキッとしたけど浮浪者(?、あるいは、単に家が無い
  だけ?)にアドバイスを頂いた
  「大声で呼べ!」

  中から管理人が出てきて、鍵を空けた

  ===

  懐中電灯を付けてレセプションを探し回ったが無い。2階、3
  階も探したが無い。管理人は、蚊帳の中に入って眠ってしまい
  声を掛けても起きない。私はメモ帳を取り出し、ベンガル語で
  訊ねることにした。

  「ホテル・コタイ?(ホテルは何処ですか?)」

  男は体をひねり「9階」と答えた

  
  (上:建物の階段。夜は真っ暗で何も見えない)

  ===

  ホテル受け付けの鉄格子にも、ごっつい南京錠がかかってい
  た。

  電気が付けられ、男が4人出て来た
  「何で、こんなに多くの?」
  と思ったが、私達日本人は『ヨイ鴨』なのである。早速、彼
  等は商談を始めた。「明日、スンダルバニ国立公園のツアー
  に行こう」「君達は、何日滞在する予定だ」などなど、など
  など、、、

  「一体、何時なんだー!」
  「部屋くれー!」

  私達はダブル、シャワー付きで250タカ(500円)支払
  ったが、まさか、これが今回の旅で1番のぼったくりである
  とは夢にも思わなかった。

  2時消灯

  ==========

  ==========

  7時半起床
  すぐ、戸外にでて朝食
  ちょっと脂ぎっていたけど大満足
 
  (上左:パン1taka/枚。牛油カレー10taka)
  (上右:おじさんは「フォトフォト、ワンフォト」と言う)
      写真を撮って欲しくてたまらない

  それから、クルナの街を散策した
  かなり楽しい
  
 
  (上左:カメラで撮影していると、どんどん人が集まってくる)
  (上右:こんな静かなショットは難しい。ところで、この男性はスカートの
      様なものを履いているが、実際はただの布切れで『民族衣装』から
      は程遠いのかも知れない。布の値段は70〜150taka(140〜300円))


 
  (
上左:クルナはBhairb河とRupsa河の交差する水上交通の拠点の1つ。
      写真では小船で移動する様子が分かる。料金は2taka橋はない。
      また、多くの人々が体を洗っている姿はインドの『バラナシ』のよう)
  (
上右:トラックで米を運んできたところを、こっそり撮ろうと思ったら
      ご覧の様になってしまった。左からは森長さんまでジャンプ!)

 
  (上左:大型木造船には、バナナが積み込まれていた。また、背景の水上家屋
      にも興味有る

  (上右:バングラデシュ人はカメラ大好き、外人大好き。またまた取り囲まれて
      「ボンドゥウ、ボンドゥウ(友達)」。男性にキスまれでされちゃった)

  散策を満喫した後、チャーを飲んで一息つこうと『茶屋』に入った
  しかし、ここでも従業員一同、及び、お客さん一同から歓迎される

  
  (上:左から、豆、野菜カレー、目玉焼き、パン、おじさんの手)

  
  (上:外人さんに写してもらって、みんなHAPPY!)

  ===

  旅立ちのときが来た
  リクシャーに乗り、バスターミナルに向かった

  そして、やっぱり降りるときに一悶着。10taka渡したら、お釣の
  3taka が無いと言う。それならと、彼の手から10taka紙幣を奪
  い取り「バイバイ」と立ち去ると3taka 持って走ってきた。これ
  で旅人モードの緊張感が高まってきた。
  (左:料金支払前の運ちゃんと私)

  目の前にRupsa河が横たわっている

  フェリーを待っていたつもりが、いつの間にか乗っていてようで、
  大陸のような船が動き始めた(写真下)
  
  (補足:自転車や3輪車タクシーやトラックがどんどん押し寄せ
   る。エンジンをつけたままなので大気汚染とテンションが高ま
   り、そしたら、そのままごごごと動き出した。写真左上
オレン
   
部分が、フェリーのエンジンだった。)

  結局、金を払わず渡ってしまい、そのまま「モングラ、モングラ」
  と叫んでいるうちにモングラ行きバスに乗車した。

  料金は倍額にされそうだったけど、乗客達が助けてくれた
  15タカ(30円)

  バスに2時間揺られ、渡し船(2taka)に乗って終了
  モングラに着いた

  ===

  すぐに、ガイドの名刺を持った男が近づいてきた。「スンダルバン
  国立公園に行きませんか?」勿論、それが目的だけど、すぐに決め
  るのは嫌だった。しかし、バスに同乗していた農大生2人(バング
  ラデシュ人)が「ここは初めてだけど、行きたい」と言うので一緒
  に交渉を始めた。この方が得策と考えたのである。

  学生100taka(×2)+社会人日本人150taka(×2)=500taka
                         まずまずの料金
  本当は、有名なHiron Point まで行きたかったが許可書と料金が折
  り合わないので、数時間のツアーで終ることにした

  スンダルバン国立公園
  そこまでは、小さなボートで1時間半の道のりだった
  屋根の上に椅子を出して風を切る
  爽快!

  
  (上:バニー・シャーター村を通過。裕福な感じ)

  
  (上:目的地に着いた。鹿が泥の上を歩いている。動物園らしい)
     とはいうものの他に動物はいない

  
  (上:動物園の敷地にて。後ろにあるのが私達のボート)
 
  
  (上:そこで出会ったカルカッタ(インド)からの観光客)
     
赤いサリーの女性など裕福な階級の人々だけど、私達日本
     人に「一緒に写真に写ってください」と申し出た。鹿と同
     じ感覚で記念写真を撮りたいのだろう。勿論「喜んで!」
     と答えた。


     
  (上:私達4人も記念撮影。写真提供は
森長さん(左端)
     川の色は『完全不透明の灰色』。小さな水路で観察でき
     た野性動物は『クロコダイル』『コバルト色のカワサギ』
     『鹿』など

  クルーズからの帰り道、バニーシャータ村で降ろしてもらえば
  良かった。ガイドは「ホテルは無いし、危険な村だ」あるいは
  「娼婦の村」と言うけど、私は寝袋も蚊帳も持っていたので無
  理を言えば良かったと何回も後悔した。

  16:30
  ホテルにチェックインして屋上に出る
  
  (上:映画館前に人が集まっている)
     中央では薬売りで、マイクを使って熱弁をふるう

  
  
  (上:制服を着た若者達が歩いてきた。鉄砲携帯)

  17:00
  屋上からの風景に飽きて、散策に出る

  ビデオを持って歩いていたら、やっぱり人が集まってきて楽しい。
  調子に乗って細い道をどんどん歩いたら迷子になった。後戻りも
  できない。ちょっと焦ったけど見覚えのある鉄塔を見つけてホテ
  ルに帰ることができた。怖かった。
  
  (上:電気屋の青年。このカセットはパイオニアだったかなあ)

  18:00
  森長さんと夕食にいく。2人が散策中にチェックしていたレストランは、
  偶然にも同じだったので驚く。観光客向けの面構えなのだろう。

 
 (上左:ご飯、チキンカレー、マトンカレー、卵、コカコーラ)
 (上右:デザート2種類。セマイ(左)キー(右))

  
  (上:何だか調子の良いレストランにて)

  ここでは、しっかりボラレた。

品 名 ボレラ価格 適正価格
チキンカレー 50×2=100 25(20)×2=50(40)
マトンカレー 30 15
10×2=20 5×2=10
ご飯 5×2=10 5(3)×2=10(6)
コカコーラ 10 10
デザート 10×2=20 5×2=10
合 計 190taka 105taka

  が、このままでは済まさない。
  支払のときは適正価格を知らないから「レシートを書け」そして
  「君のサインしろ!」に甘んじたが、それから、他のレストラン
  に行って価格を聞いた。そしたら、10taka支払ったデザートが
  「3taka」だって。

  「このままでは許さん!」と怒っていたら、後ろから肩を叩かれ
  た。そこには、青いムスリム服の男がいて「チキンは20takaだ
  けど、君達は50taka支払った。だから、他のレストランで調べ
  たと言って、金を取り返してこい!」と助言してくれた。

  レストランでは計算を支配人がやり直したら、85taka戻って来
  た。
  バンザーイ!

  そしたら、また青ムスリムが近づいてきて「いくら返して貰った?
  えっ、それなら、もう1度行ってこい。もっと返金して貰えるは
  ず。」と言う。流石の私も疲れていたが、何事も経験なのでやっ
  てみることにした。

  一旦、青ムスリムと一緒にホテルに戻った。ホテルのオーナーに
  事情を話すと、彼が私達の代わりに苦情を言うことになった。

  オーナーはレストランから戻ってきた

  支配人と話をしたそうだが、チキンの値段は他のレストランより
  5taka高いそうだ。つまり、良い部分を使っているとのこと。と
  いう事なので、金は戻ってこない。これで一件落着したけど、大
  変貴重な経験だったことは間違いない。

  21時消灯


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