B 私の日記[7月26日を提示しました

  私の日記               7月26日

  ==◎今日の日程====================
  トルトゥゲーロ国立公園海亀産卵ツアー参加(1泊2日)
      (運河ボートクルーズを含む)
  ・ トルトゥゲーロ小学校訪問
  ・ 海亀の産卵観察 22.00-24.00
                      トルトゥゲーロ泊
  ============================

    5時、カウイータ国立公園を散歩
  (左:朝の海岸)

    もう少しいたい気もするけど、短時間でサヨナラしよう
    1人旅だし、、、

  未明の土砂降りで、ベンチはべたべた。乾いたところを見つ
  けて座る。確かにここは奇麗だけど、私はもっと手付かずの
  自然が好きだ

  
  (上:巨木の根ではない。上部に蛇口があるシャワー)

    ===
    6時、部屋に戻って寝そべる
    出発前のごろごろ、うとうとがしたい

    ところが学校のA、B、C君が出てきて
    最悪(これを悪夢という)(失礼!)
    ===

  7時10分、荷物を全部持って食堂へ
  アメリカン・ブレッファスト

  7時53分、集合場所に行くと、タクシーが私を待っていた
  そのままゴー!

  私は助手席でルンルン
  途中で3人拾った
  そのうち、アニバルとラウ
  ラ父娘とは全行程同行とな
  る

  1時間足らずでプエルト・
  リモン通過、モイン港着

(右:車窓から乗り出して)

  9時20分、ボート発
  ここから、野生動物を見ながらの運河クルーズなのだ!

    またもや船首!
    見晴らしは180度全開

  
    (上:私の後ろにラウラ、船長さん)

  船旅は約5時間

  こんな長い船旅も、船長さんが何度もバックしては動植物
  を紹介してくれたお陰で時間を忘れた。
  グラシアス


(上:クロコダイル)

(上:ヒロハシサギ)

(上、右:コウモリの仲間)

  
    ボート上での昼食
    ・ サンドウイッチ(ハム、チーズ)
    ・ フルーツ盛り合わせ
    ・ コカコーラ

  14:10 トルトゥゲーロ国立公園
  そこは幅数100メートルのカリブ海と運河に挟まれた
  細長い島のよう。私達3人は島のガイドに迎えられ、ホ
  テルまで案内してもらった

  荷物を置いてすぐにアニバル、ラウラと海亀博物館に出
  かけた。とても暑い。さっきまでは、風を切ってのクル
  ージングで気付かなかったらしい

 
 帰りは1人で海に向かった

 日焼けした両脚を海で冷や
 した。鮫がいると聞いてい
 たので(来るわけ無いのに
 )小さくなって入った

(右:黒い雨傘を差して歩く)

  帰り道、小学校に踏み込み、ロサと知り合った。よく見
  ると可愛い先生である。なるほど成人した女性に可愛い
  と感じるのは、今回の旅で初めてで、これはつまりセッ
  クス・アピールがあることを意味する。なるほどなー。
  じゃなかったから、今まで何とも思わない事ばかりだっ
  たんだ。(18.55記す)

  歴史は勘違いによって作られる(翌00.20記す)

  
  (上:トルゥゲーロ村の小学校)


(上:少年の腕にシールが貼ってある)
(右:これ、何て読む?)

  ===

  部屋に戻り、シャワーを浴びて寝た。起きると17時だった
  そのまま散歩にいき浜辺で横たわった。ジョギングをしてい
  る楽しいカップルが手をあげて挨拶した

  (左:蟹が顔を出しては)

  
  場所をかえて寝て、ビデオで
  遊んで戻る

(左:鳥も帰る)

  18時27分
  日記を書こう
  今日は、まだ1度もペンを取
  っていない

  海亀産卵観察ツアー
  22時
  ガイドは時間通りにいた。私は「きっと遅れてくるだろ
  う」と嘯(うそぶ)いていたのに、私が最後の1人にな
  って恥ずかしい思いをした。

    彼は24時に戻らなければならないと言い
    猛スピードで歩き始めた

  メンバーはいつしか8人になっていた。暗闇で、何時合
  流したのか分からない。
  実は、集合場所で5人の観光客が「一緒に行きたい」と
  飛び込んできたが彼は断わった。10人以上は違法だと
  言う。厳格にみえるけど、海亀とツアーガイドのバッチ
  (5$/人のガイド料金は大きい)は、そうして守らな
  ければならないほど貴重なのだ。

    歩く
    歩く
    歩く

    走る方がまし?
    それほど速い

    何もなし

    歩く
    歩く
    歩く

    ガイドが「3日前の足跡だ」と言う
    がっくりだ
    これだけ歩いて1つ
    しかも、3日前
    「産卵中なんてあるわけない」

    歩く
    歩く
    歩く

    星なんて見ている余裕がない

    =
    =
    =

  22:40
  遠方に『人だかり』発見
  赤いライト(ガイドのみ持つことが許される)が揺れて
  いる。とうとうアオウミガメ発見した

  それにしても私達は幸運だ。何しろ40分間歩き続けて
  発見したのは『足跡』が3つ。しかも、最近3日間で3
  つなのだ。だから、産卵の場に出くわすなんて本当にラ
  ッキーだ

  卵を出す部分は頭のようで、
  まるで、
  嘔吐、嗚咽しているように動いている。後脚は手のよう
  に動き回り、砂を掻き出しているのか、それとも、無意
  識に動くのか。また、耳は聞こえないと教えてもらった
  ので、大きな声で会話しても良いのに、誰もがひそひそ
  会話をするばかりである。

    その部分は赤いライトで照らされ、まるで別の生き
    物のように動いた

  最後の1つを産み落とすと、途端に砂を懸けはじめた。
  まるで、吐き出した汚物を砂で隠すかのように、、、
  宝物は白く輝いているけど、、、、

  23:40
  残念だけど、帰る時間だ

    前脚を動かしはじめた。後15〜60分で海に戻る
    というのに、、、

  最後まで観たかったなあ。海に消えていく、帰っていく、
  暗黒の海、白い波が果てしなく広がる砂浜、その波間に
  消えていく。

  手足はどんなふうに動かすのだろう。何を考えるのか。
  目に涙はあるのか? あるいは「ああ、すっきりした」
  なのか。初めて産卵した母親は何と思うのか。自分の奇
  怪な行動と感触に感動するのか。

    私は余韻と空想に浸る時間が欲しかった

    急ぎ足で戻る

    ===

  23:50
  ガイドが「止れ!静かに」と言った。20メートル前方
  巨大な黒い影がある。「亀だ!」こちらに来るのか帰る
  のか。どうやら、我々の様子を伺っているらしい。彼女
  が先に動いた。ガイドが「走れ」と叫ぶ

  走った
  砂に足をとられながら走った

  そして、慌てふためき4脚をばたばたさせて帰っていく
  彼女を見た。「ああ、人間は何て馬鹿なことをするのだ
  ろう」私は愚かな自分を見た

    幼いラウラはくたくたになり、父の肩に乗った

  24時
  見事に宿に着いた。これからの時間、浜に人間はいない。
  いないはずだ。亀だけの海、亀のための海。だけど、市場
  には亀の新鮮な卵が山積みされて、、、、一体どうなって
  いるんだ! 不明な私には不明である

    ※ 海亀、産卵の画像はありません
      撮影は法律で禁止されています

続きをどうぞ!

私の日記 27日


  ◎ 安宿情報
   トルトゥゲーロ村まで来れば安宿は沢山ある(10$前後)
   勿論、予約なしでも問題ない。「宿?」と聞けば誰かが紹
   介してくれるだろう。ローカルなレストランもあるので、
   日没前に到着するなら大丈夫。
   ただし、そこまでのアクセスが難しいと思うので『予約』、
   あるいは、『ツアー参加』の方が無難かな。
  
 <私の場合>
   カウイータ国立公園にあるツアー・デスクで申し込む
   ・ 1泊2日で100$
   ・ 全ての交通費(運河クルーズ、ガイドを含む)
   ・ 食事は、昼・夜・朝の3回
   ・ 海亀ツアーのガイド
   ・ トルトゥゲーロ国立公園入園料(5$)は含まない
   ・ 翌朝のカヌーツアー(5$/時)も含まない

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