このページは、旅行記インドネシア2000夏です

  私の日記
          

  8月8日               
  
◎ 移動日=====================
  9.00 ジャヤプラ(トリガナ航空)→ 9.45 ワメナ
  ・ ワメナ近郊散策
                       ワメナ泊1

  ==========================

  1時。
  昨日、変なガイドと大量の時間を使い、高価な靴を買ったりした
  ので、なかなか眠れない。おまけに、ワメナへの航空券(メルパ
  チ航空によると)今週土曜日まで満席だというし、不安材料がい
  っぱいだ。さらに、ワメナの祭が昨日から始まったという情報も
  あるし、、、

  それから3時過ぎまでガイドブックを読んだ。結構楽しかった。

  6時起床。
  そそくさとパッキングして、Trigana(トリガナ)航空のオフィ
  スへ。変なガイドは、6時に迎えに来るといってたけど、10分
  経過したのでもういい。バイバイ!!

  オフィスは好感触で、9時発のフライトが取れそうだ。しかし、
  油断は禁物。(突然キャンセルされるかもしれないし、チケット
  入手できないかもしれないし、飛行機が飛ぶ可能性は高くない)
  
    荷物を預かってもらい、さらなる可能性を求めて、近くのオ
    フィスを尋ねた。

    5、6軒回って見つけた物は、あのガイドだけ。出会ったと
    きは(しまった!)。それから少しうろうろして、ホテルに
    戻った。チェックアウトはしたけど、料金に朝食が含まれて
    いたはずだ。だけど、「パンもない」「コーヒーもない」「
    水もない」と言う。そして、私の横にはセルギウス(ガイド
    の名前)もいるから、ここは最悪ホテルの1つである。
       
Hotel RATNA(ラトナ)
      ・ シングルルーム
      ・ あまり清潔ではない
      ・ うるさいエアコン付き
      ・ トイレ、シャワー共同
      ・ 40000ルピー(500円)

  8時。近くの店で朝食。
  ・ ナシ・チャンプー(米とオカズ)
  ・ 今日のオカズは、魚、野菜、海老煎餅。
  ・ 8500ルピー(100円)
  ・ この店の親爺は「戦艦大和」を歌い、「アメリカ、ばかやろー」
   と叫んだ。私のご機嫌をとるためかどうか知らないけど、意味を
   知っているのだろうか。でも、他にも歌をうたったり、「中村で
   す。」
と自己紹介する楽しい男だった。

  それから、銀行でレートを聞いたら、現金(米ドル)7800ルピー、
  チェック(米ドル)8000ルピー。つまり、チェックのほうがレート
  がいい。何故だ?また、中国人経営の雑貨店でのブラック(私)レ
  ートは7500ルピーだった。

  8時20分。
  急いでトリガナに戻る。そしたら、チケットはもうできていた。本
  当に嬉しい。フライト時間は45分で荷物と一緒。隣の青年はそわ
  そわしてけど、それ以外は楽しい空の旅だった。
  
  (上:かつては普通の旅客機だったが、)
     現在は、前の座席を取り払い『貨物席』になっている。
     後部には、18の客席が残っていた。

  
  (上:私の席から操縦室側を撮影した。)
     つまり、最前列に座ったものは、荷物を見ながらのフラ
     イトとなる。結構オシャレなんだけど、ある人は、「ガ
     ソリンタンクと一緒だった。」しかも客席は最後尾に2
     席だけだったと、惨状を教えてくれた。

  なるほど、これから行くワメナへは陸路がないので、全て空輸。
  だから当然なのだ。

  
  (上:ワメナは、この3000mの山脈の中にある。)

  10時、ワメナ空港着。
  またまた、セルギウス関係のガイドが来て落ち着かない。(と書
  いているうちに、また、違うガイドが来て、そらから、物売りが
  来てえらいこっちゃ!)

  1時。
  3つぐらいホテルを回って、結局ホテル・トレンディーになった。
  まあまあかな。でも、たくさんのガイドが出入りするホテルなので、
  うムムムムだ。

  たくさんのガイドから同じ台詞、つまり、「料金」と「他のガイド
  と話をするな。」の話を聞いてあげてから、昼飯、シャワー、洗濯、
  そして、睡眠。そうそう、コテカ(ペニス・ケース)だけの男を初
  めて市場で見たときの感想は、まず興味、次にどうやって付けてい
  るんだろう、そして、いいなあ、自分もああやって歩きたいなあと
  思った。近い将来、絶対にやると思う。

  15時半起床。
  ちょっと寝すぎた。散歩。リクシャーに乗って『ワメナ博物館』ま
  で行く。3000ルピー。博物館は閉まっていたけど、長さ50mのつ
  り橋、広い草原、はや足で歩く人々と自分、そして、帰り道に立ち
  寄った『ダニ族』の人の家。どれも楽しかった。
  
  (上:中央の鍋で、芋をむしていた。)
  ここのいた年配の女性(写っていない)の左手は、親指以外、全て
  切断されていた。夫など親族が亡くなったとき、『石斧』で切った
  そうだ。きれいな皮膚が切り口に再生されていたが、本当に4本の
  指を根元から切断されたものを見るとショックである。私は、その
  彼女の手を触らせてもらったが、彼女は悲しい顔をしながらも嬉し
  そうだった。異国の人と握手し、同じ感情を持てたからである。

  それから、また違うガイド「ロニー」と出会い話をした。彼の料金
  は適正だ。また、ルートの話をたくさんしたので彼は信頼できる。
  帰りはタクシーを使った。500ルピー。

  18時。
  市内に戻ると、広場にたくさんの人が集まっている。何で?、と思
  ったらなんでもなかった。お喋りしているだけみたい。これから自
  分の村に帰るのかなあ。それにしても、夜は大変寒いので、セーター
  とジーパンを買おうと思っている。

  夕食。ナシゴレン・スペシャルと鶏の首。7000ルピー+4000ルピー

  今はホテルに戻って、長袖を着て、隣のコーヒーショップじゃなくて、
  Bakso屋で日記を書いている。邪魔者が消えて、再び快適である。

  20時半消灯。

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私の日記 8月9日

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