このページは、旅行記インドネシア2000夏です

  私の日記
          

  7月24日                 (晴れ)
  ◎ ウブド3日目 ================
  KINTAMANI - BESAKIH 1日ツアー
    ・ ゴアカジャ    (Goa Gajah)
    ・ タンパスプリング (
Tampaksiring
    ・ ペネロカン    (Penelokan)
    ・ ベサキ      (Besakih)
    ・ ブキジャンブル  (Bukit Jambul)
    ・ クンクン     (Klungkung)
  19.00 ケチャック・ダンス鑑賞
                       ウブド泊3
  ==========================

  6.30 明るくなって自然に目がさめる。
  7.30 市場を散策。

  ツーリストインフォメーションは8.30からなので、どうに
  もならん。それまでに飯くって準備するか。

    太陽が出たら、いきなり昨日の洗濯物が乾いてきた。
    それを着て出発!

  9.00 わけわからんうちに4WDにホーランドのカップル
      と乗り込む。そして、運ちゃんと交渉開始。

  
<解 説>
  私は『1日ツアー』を結構なめてかかっていて、当日8.30
  に申し込んだ。一番行きたかった『Tampaksiring(聖な
  る泉)ツアー』の返事は「満席」。
(なめられた)

  悲しすぎる。

  が、メゲてはいけない。

  『Tampaksiring(聖なる泉)ツアー』は、宿でもらった
  パンフではツアーNO4だけど、デスクではNO5にな
  っている。何かの手違いが起こるかも知らない。それに「
  料金が安いし、、、」などと自分で慰める。

  ナーバスになった私は、白い帽子をかぶった日本人女性に
  声をかけたけど、怪訝
けげんにされる。(まあいい)

  そうこうしているうちに「出発ですよー。」と言われ、付
  ていいく。立派な車にホーランド人と乗り込んだ。彼等は
  座後部席、私は助手席。いい感じ。さっきの日本人も付い
  てきたけど「君は違う。」と断わられたので良い気分。

  性格がねじ曲がってしまっている)

  エンジンをかけ、運ちゃんが行き先を確認した。そしたら
  ホーランド人が
  「
違う。
  と言い出した。「私達はキンタマーニに行く。ほら、チケ
  ットはここにある。」

  なるほど、彼等の受取書には『キンタマーニベサキ・ツ
  アー』と書いてある。
  
  
幸運到来。

  念願の『Tampaksiring(聖なる泉)』はこれについてい
  るので「そうだ、そうだ、」と加勢する。

  運ちゃんはツアー・デスクに確認にいき、幸運が現実とな
  った。本当は、私は、追加料金を払わなければいけないん
  だけど、、、

  それでは、1日ツアーに出発しましょう!


 
 1 Goa Gajah(ゴア・カジェ)
  現地に着いてから運ちゃんに言った。「ここは昨日来たの
  で、車で待っている。」そしたらカップルも『変な顔』を
  していた。

  確かに「変な観光客」だ。

  

  2 Tampaksiring(タンパスプリング)
  私はここに来たくて、ツアーに参加したのだ。
  
<解 説>
  自力でも行けるけど、乗合いタクシーを乗り継いだりする
  ので時間がかかり過ぎる。
  
  

  (上:奇麗な水が、どんどん出ている。)
     鯉も泳いでいる。
     とりあえず、まあまあかなってトコロ。

  
  と思ったらこれが水源(写真上)。もっと奇麗。
  砂を舞いあげ白黒になっている部分。

  
  とまあ、満足していたら奥のほうで何やらやっている
  (写真上)

  
  白い洋服をきたおじさんが、花の入った水をお椀から人々に
  ふりかける。人々は両手を広げ、それを頭や顔に塗っている。
  (写真上)

  
  彼等にとっては、大切な儀式だと思う。みんな盛装(正装)し
  真剣な表情だ。(写真上)

  
  その一部始終を垣間見ていた日本人を、逆に、子供達が見学
  に来た。(写真上)


  

  3 Penelokan(ペネロカン)
  それはまあ、こんな見晴らしの所で、どうって事はない。
  ホーランドのカップルと撮影した
(写真下)
  

 4 Besakih(ベサキ)
  ここはバリで一番大きな寺院らしい。写真を見る限りは
  とってもいい感じ。
  

  だけど、
たちの悪いガイドがうようよで「こんにちは」と
  気安く声をかけてくる。

  無視ムシ。

  だけどひつこく迫ってくる。
  「階段登るなら10$ね」
  「観光客だけは、行けません」
  「今、儀式をやっているところです」

  交渉しても3$にしかならんし、だいたい『$仕立』が気
  に入らん。「もう帰る。」と言って、一旦は引き下がった
  ものの、どうしても気になる。

  再度挑戦!

  団体さん(アメリカ)の後についていったら、
  「だめだめ。」
  と何人かに制止されたけど、どうやら、中央階段は本当に
  駄目らしいが、左の階段ならいい。私の根性に惚れたガイ
  ドが教えてくれた。

  そして、ぐるっと1周した。
  中には入れなかったけど、外壁から内部を覗いた。それで
  十分だった。儀式はやっていたけど、それはバリの人にと
  って大切なものであり、それは観光客に見せるためのもの
  ではない。

  5 Bukit Jambul(ブキジャンブル)
  水田が段々になっているところ。
  へーっていう感じ。


  6 Klungkung(クンクン)
  昔の裁判所があって、それなりに面白かった。
  

  まず、奥の建物(博物館)に入った。ホーランド人達は、
  展示されている当時の新聞を見て、
  「おお、我が母国語!!
  と熱心に読み耽っていたが、私はふむふむと頷くのみ。
  ここは、昔の植民地だったのだ。

  文字の読めない私は、当時の写真を複写する(写真上)

  
  そして、裁判所本館と記念撮影(写真上)

  ===

  帰り道、偶然『火葬』現場にでくわす。
  「止めてえー」
  といって見学する。
  
  まずは、遠くからそおっと見る。白い箱のなかに死者が入って
  いるらしい。(写真上)台は『バナナの茎』。火は専門業者が
  巨大ガスバーナーを使って「ごおおお」。

  
  逆サイドにまわってみる。鉄製の箱のなかに、黒く焦げた頭部と
  胸骨が確認できる(写真上)。

  
  一方、遺族の方達は『正装』しているものの、笑ったり楽しそう
  で悲しい雰囲気は全くない(写真上)。これで死者は天国に行け
  るからである。明日は、もっと大きな『葬式ツアー』に参加する
  ので、大変参考になった。とにかく今日は、めでたいのだ。

  


  17.30 ツアーから帰ってきてシャワーを浴びて、ひと寝入
      り。今はレストランで肉と米を待っている。

  一緒だったホーランドのカップルは24歳と31歳。2人と
  も教師。彼等の国では教師が不足している。何故なら生徒の
  態度が相当悪く、その返事は「わかった」「イエス」「ノー」
  の3つだってさ。

  ツアー自体はまあまあという感じ。『聖なる泉』は楽しかっ
  たな。美しい水が出たり水浴している人がいたりして。
あと
  は景色を見るだけで、「はああ〜ん」て感じ。バリ島で1番
  大きいベサキ寺院は、感じの悪いガイドばかりで嫌になっち
  ゃうよ。ガイドブックは
「左の階段を突き進め!」と記述す
  るべし。
また、キンタマーニという地名のところにも行って
  きたけど、まあ、それだけだ。

  ===

  今から、ケチャック・ダンスを見にいく。昨日は3時間前に
  席を押さえたのでロイヤルシートだったけど、今日はどうな
  るか? 
開演数分前に着きそうだから、どやどや〜と行って、
  適当にするする〜とやるしかないな。

  


  ケチャック・ダンス
     場所: Pura Desa, Junjungan, Ubud
         ウブド・ツーリストセンターから無料バス
     毎週月曜日公演
     19.00開演(約1時間)
     20000ルピー(250円)

  無料シャトルバスは開演時間ちょうどに着いた。15分ぐ
  らい北上したところで、とってもいい感じ。自力では行か
  ない方が良い(帰りが真っ暗で困るから。でも、ヒッチす
  れば良いっか)。

  客席はまだ、がらがらだったけど中央正面最前列目指して
  するするするーっとやったけど、ぐわしっ・ぐわっし・ご
  んごんごんと突入する
デブに負けた。それでも、相当良い
  席をゲット!

  
  (上:男達が無言のまま、一気に入って来た)

  屋外会場中央には、たくさんのロウソクが灯されている。
  本物の寺院が奥に配置され、雰囲気はいやがおうにも盛り
  上がる。

  そして、ケチャが始まり突然終った。

  1人の男が全員の頭に『聖なる水』をふりかけ、祈る。

  

  
  (上: いよいよ本番が始まった。猿も出て来た)

  
  (上: 女が舞い、その周りに男達が倒れた)

  
  (上: 火を持って暴れたりした。)

  <感 想>
  ケチャの響。ちょっと気合いの足りない時もあったけど、
  良かった。
1時間ほとんど全て「ちゃっちゃっちゃっ」
  「ケチャケケチャケチャチャケチャケチャケチャケチャ」
  が響いていた。そして、これは日本に帰って気付いたこと
  だが、静かな時は素知らぬ顔の『虫』が鳴いていた。

  また、ここのグループは最近絶好調らしい。(一番有名だ
  ったグループは最近手を抜いているそうだ)

  ===

  それから、バスに乗ってインフォメーションセンターの前
  で降りたら、王宮内で「何かパフォーマンス」をやって
  いる。ちゃっかり見る。

  
  (上:ダンサーは、これまでで1番うまかった)

  
  (上: ここも屋外ステージである)

  ===

  本日はこんなところで終了。

続きをどうぞ!

私の日記 7月25日

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