このページは、旅行記インドネシア2000夏です

  私の日記
          

  7月25日                (小雨)
  ◎ ウブド4日目 ================
  09.00 お葬式ツアー
  19.30 Spirit Of Bali 鑑賞
                       ウブド泊4
  ==========================

  朝、雨が降っていたので、起きるのを遅くした。

  7時50分起床。腹が減ってふらふらするけど、ワヤンが
  いないので市場に行く。そこで彼に出会った。手にフルー
  ツを持っているので、それが朝食として出てくるに違いな
  い。

  私は焼き肉1000ルピー/10本、飯(1000ルピーのとこ
  ろを2000ルピー払ってしまった)を買い、宿に戻り、ス
  プーンを借りて喰う。
  

  旨い。うまいよ15円のメシ(写真上)。
  <解 説>
  ・ 紙に包まれている
  ・ 米(インドネシア語で『ナシ』)
  ・ おかずは『干した小魚の甘煮』『芽の出た大豆』
   『カレー味の青菜煮』『?』『チリ』
  ・ これは市場に来る地元民にとって、普通の食事
  

 

  ===

  9.00 ツーリストインフォメーション集合
     『お葬式』ツアーに出発するのだ

  バスは10人ほど乗せて出発した。日本人は私しかいない
  ので快適である。行き先は分からない。チェックするのを
  忘れてしまった。

  

  20分ぐらい走ると、それらしいものが見えてきた。
  (写真上)

  私達は勝手に車から降り、見学をはじめた。(これは後
  から聞いた話であるが、運ちゃんは「3時頃迎えに来る」
  とか「1時頃来る」とか、いろいろな情報を流して帰っ
  た。実際には電話連絡をとっていたらしい。)

  実家らしいところをどんどん進んでいく。(無礼な外国
  人かも知れない)

  

  そこでは、身内の人達がいろいろやっていた。上の写真
  では、女の人が碗に入った水を、願いをかけながら撒い
  ていた。

  

  仮設テントシートの家では、沢山の種類と数の『供え物』
  を作っていた(写真上)。また、下の写真は生ゴミ入れ
  を撮影したものであるが、『米』『野菜』『豚肉』『チ
  リ』などを『バナナ皮の皿』に丁寧に盛り付けてある。

  

  さて、色々話をしていると、午後1時『牛のハリボテ』
  と『棺』が移動することが分かった。ここから数百メ
  ートル離れた墓地に送り出すのである。

  ということで、先に『墓地』を下見する。

  
  (上:1週間前の葬式の残骸)

  
 (上:地面に置かれた供え物に、線香を置こうとする婦人)

  この様な『供え物』は、いたるところにある。だから、
  「うっかり踏んだらどうする?」と聞いたら、「気に
  するな」と言われた。

  
  (上: 苔むした石仏と供え物)

  13.00 実家に戻ると、派手な音楽鳴っている。

  そして、人々の行列ができている。(下の写真2枚)
  
  

  進みはじめた。

  大通りから墓地へと入る手前、『棺』を御輿みこしのよう
  にぐるぐるぐるぐる回しはじめた。まるで祭だ。

  
  (上: 載っている人は黄色い米(?)を撒く)

  
  (上:女達は先頭で紐をひく。そして、ぐるぐる回る)

  
  (上: 故人の写真が飾ってある)

  
  (上: 最後に楽隊が入場。)

  さて、墓地までいくと『牛』はすでに到着していた。

  
   (上: 中央に『牛』、左に『棺』)

  棺から出され『遺体』は『牛』の中に収められた。
  そして、点火。

  
  (上 :牛の中には遺体が入っている。)

  
  (上: 火葬されている間、派手な音楽が鳴り響く)
  
  
  (上: 一部始終を見守る親族)

  こうして、葬式最終日はとどこおりなく終了。
  私達のツアーバスは、何処からともなく駐車所に整列
  していた。

  15.30 ウブドに戻る。

      それから食事してシャワー浴びて寝たと思う。

  ===

  
  19.30 Spirit Of Bali 鑑賞
      毎週火曜日公演、19.30-21.00
      Semara Ratih Studios(てくてく歩いた)
      0361-973277
      25000ルピー(300円)、自由席

  
  (上:彼の踊りが一番気に入った)

  
  (上:演奏は彼だ。左手でキラキラキラとやる。)

  <バリの打楽器>
  トンカチでトントン打ち鳴らして、まるで大工さんが工事
  をしているみたい。あるいは「鍛治屋さんみたい」。思い
  っきり、かつ、真剣に。

  強弱のうち『強』の始まるポイントが実に美しい。いくぞ
  !!とトンカチを全力で降り下ろす。その感覚がたまらな
  い。

  ===

  <音師 02Aug記す>
  バリの音大生の演奏を聞いて、彼は楽器を持ち打ち鳴らし
  ているとき、その目は輝き、左右の手だけでなく身体の全
  てが喜びに満ち溢れていた。しかし、声を出す部分になる
  と、途端に駄目だ。通らない声でボソボソとつぶやいてい
  るようにしか聞こえない。彼は楽器を手にしたときだけ、
  彼の全ての力を出し切ることができる。彼はその喜びを知
  っているから、長時間にわたる練習も何の苦もなくこなし、
  今日の演奏する喜びを楽しんでいる。


  → このように人にはそれぞれの特性があって、1つは秀
  でたものがあるに違いない。それ以外のこををやってはダ
  メ。また、その人の力を発揮するまでには、かなりの研修
  時間がかかることも忘れてはならない。

  
  (上: 『おかま』みたいだけどいい。シビレル。)

  
  (上: 自分勝手な(リズムな)のは笛だけ。)

  
  (上:表情のない『面』であるはずが、、、)

  
  (上:彼女もそうであるが『目』と『指』で表現する)

  <寝る前に記す>  
  初めて観光していると感じた。だって楽しいもん。こんな
  んだったら何回でも何日でも来たいし、いたい。『観光』
  だから、これでいいんだよね。これがバリの魅力。ありが
  とうバリ。初心者でも楽しめる島。

  明日はタナトラジャ。だんだん奥地に向かって進んで行く。
  その感じが、これまたたまんない。僕は遊んでいる。

  今日は昼も今もBeerを飲んでしまった。酔っぱらいと思い
  たくないけど酔っぱらい。

続きをどうぞ!

私の日記 7月26日

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