このページは、旅行記インドネシア2000夏です |
Maranteo(マランテオ)村のスナップ
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偶然訪れた村、マランテオ。
来月、おこなわれる葬式の準備をしている。
中央の竹から『客席』を作る。
この白黒の水牛は、極めて高価である。
また、角が長いもの(写真上)も高価。
今回の葬式では、約80頭が生贄になる。
柱を飾る板に色を塗る著者。
(後の兄ちゃんの仕事を奪ってしまった)
それから、村はずれの墓地に行った。
崖があって、自然にできた庇ひさしを利用して
タウタウ(人形)を置く。
また、上の写真では3つ
『棺ひつぎを運ぶための物』が放置してある。
これらは数年前のもので、朽ち果ててもそのまま。
ソラに質問した。
「どうして手をあげているんだ?」
「残された家族の平和を祈っているのか?」
しかし、答えは違った。
「自分のための葬式を、完璧にやってくれ。」
自分のことしか考えていないが、
そのほうが自然かもしれない。
また、洞穴(写真上)もある。
これは、もっとも古い墓のタイプで、
次は、巨木に穴をあけたもの(写真下)である。
そして、現在は、
始めに紹介したような棺桶タイプである。
ここ数百年で大きく変わったなあ、
と思う。
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