このページは、旅行記ミャンマー2000冬です

  私の日記
          

  12月26日                (晴れ)
  ◎ バガン初日 =========================
  5:00 バガン着
     ・ 托鉢の僧と共に
  午後 遺跡見学
   ・ アーナンダ・パゴタ
   ・ 
ダビニュ・パゴタ
   ・ シェサンドー・パゴタ
  18:30 人形劇鑑賞(ロイヤル・レストラン)
                              バガン泊1
  =================================

  5:10 バゴン着
  さらさらガイドブックを見ていないので右も左も、心当たりの宿もない。
  荒木さんを「迎えに来た車」に乗ってドライブする。

  5:23 桜ホテル着
  オールド・バガンにある4つの高級ホテルのうちの1つ。交渉してみたけ
  ど、1番安い部屋でも「30ドル」だし、この周辺には何もなさそうなの
  でやめる。ガイドブックを見ながら運ちゃんに相談すると、本には5ドル
  と書いてある安宿(ロケーションがいい)が、現在3ドルに料金を下げて
  いるという。これしかない!

  そこに向かう途中、運ちゃん(名前は「クサイ」)と話をしていて、クサ
  イの働いている『エーデン・ホテル』に立ち寄ることになった。

  そこは、バス停のすぐ隣で市場に近いというか、ほとんど中心地なのでそ
  こに決定!!(暗くてよくわからないけど、、) 5ドルだと言うし、彼
  にチップをやるより、このまま決めたほうが互いに気持ちいい。

  部屋に荷物を置き、カメラを持って外に出た。ここに来る途中、托鉢する
  僧侶の列をみかけたからだ。玄関を出ると、ちょうど目の前を歩いている。
  「後をついて行こう。」

  
  (上:時間は5時40分ぐらいだったか、まだ暗い。)

  
  (上:白飯をもらう。)
  
  托鉢の一行は、『白飯』をもらった。1人あたり、ずいぶんたくさんもら
  っている。不思議なことには、一切礼を言わない。何も言わず、そそと立
  ち去る。礼を言う必要ないんだけれど、とても不思議に感じた。この土地
  に、もっと長くいれば、これを自然に受け取れるようになるだろう。

  私は、さらについて行った。今度はおかずをもらった。
  

  (上:鶏の煮込みをもらう。小さな器にいれてもらう。

  それから、コースが決まっているのだろうか、ハッキリとした足取りでど
  んどん歩き、裏道を通り、また、何かもらっている。今度も『白飯』。量
  は少ないけど、ざっと数えただけでも30人もいる(このような集団が1
  0以上ある)から、これを毎日配るのは大変なことだ。
  

  (上:その人は、道に「白飯」を用意していた。)

  それから、また、おかずをもらった。ここの女主人は、私の顔を見ると
  「おいで、おいで」と招き入れた。玄関先の椅子に座った。奥には、年
  輩の僧侶が2人、子供の僧が2人食事をしていたので、ここはビッグな
  家庭とふんだ。さらに、托鉢の一行を追い掛けるのも面白いけど、ここ
  で朝食を御馳走になるほうを選んだ。

  ビッグな朝食が始まった。
  

  (上:とり肉、豆と野菜を炒めたもの、茄の煮物)

  味付けも大変良くて、とり肉最高、豆と野菜を炒めたもの最高!!
  今までの食事で一番旨い。

  一通り食べ終えて、「満腹です。」と断わったけど、ヌードルが出てきた。
  女性の僧侶(初めてみた)が、女主人にプレゼントしたものである。


  
  (上:ヌードルと「揚げ物」が出てきた)
     揚げ物は、小売りに来た少女から買った

  
  (上:記念写真をとった)

  絵はがきのお土産までもらって、別れを告げた。

  ===

  バガンの市場
  女が顔に白い化粧をしてる。男でも化粧をしている。
  なんだか、ここバガンの街でゆっくりしてしまいそうな予感がする。

  
  (上:市場のスナップ)  

  
  (上:時間は7時半。これから仕事が始まる。)

  8時、ホテルに帰ってきた。
  朝食があると言うので、「コーヒーだけ飲もうかな」。

  テーブルは屋上に用意され、すでに何組かが食事をとっていた。私は部屋
  からMacを運び、往来の見える場所を陣取った。気分がいい。

  腹一杯になりながら、マンゴを食べ、ジュースをのみ、コーヒーを飲んだ。
  仕事ははかどった。

  11:00 疲れて消灯

  13:30 起 床
  一番暑い時間帯なのに、さほどではない。シャワーを浴びて、遺跡見物に
  繰り出す。とはいっても、「今日はアーナンダ寺院だけにしよう」と思っ
  ている。だって、遺跡はそんなに好きじゃないから、疲れてイヤになるよ
  り、代表作をじっくり見学する作戦だ。

  市場前の「タクシー乗り場」に行く。乗り合いタクシーが1台だけある。
  待っている人と会話する。
  「どこへ行く?」 

  「オールド・バガン、ニュー・バガン」

  「いくら?」   
  「アーナンダまで、25K」

  「いつ出発する?」
  「あと5分後」

  だけど、運ちゃんがダメ。料金を「200K」とか「100K」とか言い
  出した。「払わないなら、乗るな!」とも言っている。

  私は無視して乗ったけど、結局50K払った。地元民にも、次の旅行者の
  ためにも大変悪いことをしてしまったと反省しているけど、運ちゃんはと
  ても強情で、その根性に負けた。強い意志で、私からたくさんの金を取ろ
  うとした。

  アーナンダ・パゴタ
  15分ぐらいで着いた。

  靴を脱ぐとき、「盗まられちゃうから、持って行こうか」と思ったけど、
  その心配はいらないようだ。土産売りが並ぶ通路を通り、カメラ代30K
  を払い、仏像とご対面。いい感じ。金箔できらきらしていて、生きてます
  よって感じが伝わってくる。

  
  (上:金箔で補習作業をする人々)

   見守っていたビルマ人が、私に話しかけた。「日本人ですか?」。
   それから会話が始まって
   ・ 彼は日本を3回訪れたことがある。
   ・ 1回めは金沢で漆塗りの技術を学ぶため。
   ・ 2回めは横浜、3回目は仙台。
   ・ 日本ではゴルフをやったことがあるけど1日500ドルなので
    とても高いと言っていた。
   ・ ビルマの金箔は100枚で4000K(1000円)。
   ・ 写真上のような補修は、20年に1回行う。

  そうこう話をしているうちに、荒木さんに出合った。昨日、偶然バスの
  隣になった女性。彼女からも、たくさん説明してもらった。
  ・ 女性の礼拝は、くずして座り、3回おじぎする。
  ・ 鐘を鳴らすのは、礼拝が終わったことを告げるため。
  ・ 寄付金の箱には、それぞれ「電気代」「水代」「修復代」などと書
   いてあるので、自分が必要だと思うところに入れる。


 (上左:4つの巨大な仏像が、東西南北を向いて立っている)
 (上右:記念撮影してみました)

  そらから、荒木さんの馬車に便乗させてもらって遺跡巡り。「ありがとうご
  ざいます」
  <馬車情報>
  ・ 3000K/日
(適正価格は1500K/日)
  ・ 馬は、やっぱり疲れるみたい?

   (8〜15時で、主なパゴダ30箇所を走らせた強者もいた)

  ・ 英語の話せる人がいいね


  ダビニュ・パゴタ
  パガン一帯で一番高い寺院。
  でも、今は登ることができないので残念。

  
  (上:正面右から頂上をのぞむ。内部より、外観ほうがステキ)
  
  (上:よ〜く見ると、仏像の目は「飛び出した瞼の下」に書いてある)
     だから、正面からは不自然だけど、見上げると丁度よい。
  

  シェサンドー・パゴタ
  夕日がきれい。5階立てで急な階段をのぼり、自分の好きなテラスから夕
  日を楽しめる。

  
  (上:夕日に染まるパゴタの群れ、そばにいた少年と。)
     たくさんの観光客で足の踏み場も大変です。
     カメラの三脚もいっぱいです。

  
  (上:夕日は写っているはずなんだけど露出の関係で、、、)     

  
  (上:客を待つ馬車。)

  それから、寝釈迦がいたので撮影(写真下)。あたりはすっかり黄昏れ。

  

  「今日はこれでお終い」と思っていたら、荒木さんが「人形劇を見に行き
  ましょう」と提案するので1も2もなく「行きましょう」。

  18:00
  馬車を乗り換え、ニャウン・ウーに向かった。多少間違えたが、ついた。

  ===

  ロイヤル・レストラン
  ・ 毎日18:30ー 人形劇
  ・ ローカルバス・ターミナルから東へ徒歩10分

    <夕食のメニュー>
    ・ 炒飯(鶏)          200K
    ・ ビーフン(魚)        300K
    ・ トマトスープ         100K
    ・ フレンチフライ        150K
    ・ カシューナッツと野菜、肉の炒め400K
    ・ ちょっと多すぎます
  

  18:30 開 演
  客は、私たち2人だけ。それでも、一生懸命楽しくやってくれました。

  
  (上:操り師は1人だけだったけど、とっても上手。)
     ステージは7、8あり、人形が火を吹く場面もありました。
     ここまで来た価値、十分ありです。

  
  (上:舞台での上演が終わると、仮面をつけて人形と踊る。)
  
  帰り道は、1kmほど歩いた。
  寒かった。

  21:00 消 灯

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