このページは、旅行記ミャンマー2000冬です

  私の日記
          

  12月26日                (晴れ)
  ◎ バガン2日目 ========================
   終日: 自転車で遺跡巡り
     ・
 シュエズィーゴン・パゴダ
                              バガン泊2
  =================================

  5:10 起 床
  昨日、寒いおもいをしていたのでカゼをひいてしまったようだ。ちょっと
  様子をみよう。 

  7:44 朝食をすませ、日記を昨日まで書き終え、自転車も借りてある。
  太陽も出てきた。鬚をそったら出発したくて、うずうずしている。今日は
  1日エクササイズ!

  シュエズィーゴン・パゴダ
  いきなりやる気の無い写真(下)で申し訳ない。ガイドブックには「アー
  ナンダ寺院と並んで、バガンを代表するパゴタだ。」と書いてあったので
  期待して行ったけど、出てきたのは「マネー、マネー」と言って金をせび
  る少年僧だけである。なんでだろう、パゴタを修復する費用をかせいでい
  るのかなあ。
  

  (上:シュエズィーゴン・パゴダにて

  失望のなか、川に向かって歩いた。
  
  (上:川辺で遊ぶ少年少女たちと)

  大きな川の流れが、私の心を癒してくれる。子供たちは、「プレゼント、
  プレゼント」といって物や金をねだってくるけど、自分によゆうが出て
  きた。少女から花をもらい、お礼に20Kをやった。彼らは、川が運ん
  できた大量の砂のなかを転げ回わり、押し合い倒しあい、小さな丘から
  砂まみれになって飛び、悠久のイラワジ川を楽しんでいた。

    そして、何回も繰り返しミャンマーの言葉を教えてもらった。
    「ミンガラバー(こんにちは)」

  
  (上:シュエズィーゴン・パゴダ近くの小さなパゴタ)

  それから、近くの小さなパゴタにはいった。大きく修復された仏像が
  ある(写真上)。左目を良くみると、「黒のマジック」で安易に書か
  れただけである。それでも気持ちが入っているので、違和感がない。

  しばらくて横になり、やがて眠ってしまった。
  <その間に、思い浮かんだこと>
  ・ 疲れたら寝るとよい
  ・ 横になると眠くなる
  ・ 眠気がとれたら起きるとよい
  ・ ブッダは寝ていたのか、考えていたのか
  ・ この仏像は、これだけの修復で十分
  ・ 左目は、誰が見ても笑ってしまうけど、これで十分
  ・ 額も腹も、石膏が丸見えだけどこれで良い
  ・ 美しい壁画も、下半分が塗りつぶされているけど良い
  ・ 「塗りつぶした方が良い」と、その時代の人が判断したのだ
  ・ 地元民も私も、今、生きているという点で同じ
  ・ 私は観光客だけど同じ

  起き上がって、メイン道路に戻り、自転車を走らせた。大きなパゴダ
  より、中ぐらいのパゴタに入りたい。観光客が少なくて、ゆっくりで
  きるからだ。


  「あった、あった。行ってみよう。」

  
  (上:名前の知らないパゴタ)

  入口の鍵がしまっていたけど、屋上で修復作業をしていた人が開けて
  くれた。

  仏像はおおざっぱなつくりだけど、正面から差し込む光が美しい。ま
  た、横になって時間を過ごしたかったけど、作業員の青年が「プレゼ
  ント、プレゼント」「マネー、マネー」と言い出したので退散。プレ
  ゼントするのは簡単だけど、仕事をさぼって観光客の相手をすること
  を覚えたら大変だから、あげない。

  
  (上:牛さんとパゴタが出てきた。)
     ポスターになりそうな感じ。
     うろちょろ、がんばって撮影してみる。

  ===

  ふたたび、パゴタ探しに出発。否、仏像探しかな?
  
  (上:そのときは何かを感じていたから撮影したんだけど、、、)
   何を感じたのか忘れてしまった。

  ===

  次も中規模のパゴタで、4つの仏像が東西南北を向いている。参拝者
  は入口で金箔を買い、仏像の身体に張り付ける。爪、足、唇、目の玉
  とかなら分かるんだけど、、、

  
  (上:どうして乳首に、何故にこまで厚く重ねて、)

  
  (上:アトランダムに貼ってあります。)
     これなら違和感ありません。

  ===

  自転車を走らせ、違うパゴダに来た。ここには1つの仏像しかいない。
  壁の色が反射して、内部が不思議な「青白い光」に包まれている。(
  写真下)
  

  「おやっ!」
  誰もいないと思ったら、むっくりと1人が起き上がり、眠たそうな声
  で私に言った。「プレゼント」

  ガッカリして退散した。

  ===

  次も中規模のパゴタ。金箔を買った参拝者が、思い思いの場所に張り
  付けている(写真下)。

  

  今度は小さいパゴダ(写真下)。仏像には花が添えられ、左手のもと
  には『水かめ』が用意されている。「ご自由に飲んで下さい。」とい
  う意味かと思って蓋を開けたら「からっぽ」だった。

  

  そうこうしているうちに夕暮れ時。夕日に映えるパゴダを撮影よう
  と自転車を走らせたが道に迷い、桜ホテルにでる。しかたないので、
  ホテルの庭へ歩いていくと別世界が広がった。まるでリゾート。ど
  この国に来たのか分からないけど、良い感じ。

  
  (上:イラワジ川の黄昏れ。)
     中洲に家がある。さらに遠くに人が歩いている

  

  暗くなると嫌なので、早めに帰る。だけど、桜ホテルにワイドコン
  バージョン・レンズを置き忘れて必死に戻る。

  18:40 エデンホテル着
        大急ぎで、洗濯→ シャワー→ 充電→ 出発

  17:10 ちょっと遅刻して、ピンサルパ・ホテル着
  
  「一緒に夕食をしましょう」と東京の江川さんと約束していたからだ。
  彼とは、日中、とあるブッシュの中で出合った。写真家のようであり、
  プロのようであり、自分の将来の姿のようであり、話をしてみたかっ
  たのである。ビールを飲みながら、とりとめのない話をした。

  22:00 消 灯

  <バガンの宿情報>
  ・ 5年前の価格より40%安くなっている
   (8ドルだった宿は5ドル。5ドルは3ドル。)
   (実際、全てのホテルが3ドルで横一線)
  ・ トイレ、ホットシャワー付き
  ・ 2人の場合は、3ドル×2=6(5)ドルとなる
  ・ ただし、私は5ドルで泊まってしまった
   (チェックアウトの際、2日目を4ドルにしてもらったが、、、)
   (で、3日目は2ドルの宿に移動した。)

続きをどうぞ!

私の日記 12月28日

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