このページは、旅行記フィリピン2000春です

          
   バタック村訪問
 

  (上:バタック村にて)
     上半身裸の女性と子供しかいない。男達は畑仕
     事に出かけている。


  私の日記
  3月29日  午前         (晴れのち雨)
  ==◎本日の日程==================
 
 午前: バタック村へトレッキング
  午後: 移 動         注: 午後から別ページです
  サンラファエル(ジプニー)→ プエルト・プリンセサ
                 プエルト・プリンセサ泊

  ==========================

  6.50 宿で食事をする
     ・ パンとバター
     ・ スクランブル・エッグ
     ・ バナナ (昨夜の残り)
     ・ コーヒー(別料金)

  7.30 サンラファエの町からガイドが来た
     名前をエルニストと言う。

     他に旅行者はいない
     我ら2人は、すぐに出発した

       メイン道路を歩きはじめた
       何もない

     あるのは、太陽と砂埃。通過するトラックが凄ま
     じい排気ガスと埃を巻き散らすので、マスクが欲
     しいくらいだ。また、日焼け止めを塗ってきたの
     は正解で、無ければ左右の腕ともヒリヒリだった。

  8.10 町で食料を買う
     ・ ビスケット2つ
     ・ オレンジ・ジュース
     ・ 水

       再び、メイン道路を歩く
       何もない
       暑い
       
      走り去るトラックを見て、ヒッチしたいと思う。
      エルニストは、どうしてしないのだろう?

  8.40 山道に入る
     民家がいい感じ
  
  (上:タクワンノス部族の家)

  だ、
とルニストは説明したけど、怪しいものだ。だって、
  私に分からないよう住人にウインクしている。でも、気
  にしちゃいけない。答えはバタック村で出る。

  

  
  (上:エルニストの案内によると、川を9回渡る)


  でもさ、川の水を見てくれよ!
  汚いくてさー。原因は、上流で採石しているかららしいけど
  ダンプのわだちも一杯あるし、何だか期待してはいけないよ
  うな気がしてきた。
    <参考: 採石場での日給>
    大型ダンプ一杯に石を積んで200ペソ(400円)。すご
    く安い。また、200ペソはパラワン州の最低賃金。

  
  (上: 水が澄んできた)

  9.40 歩きはじめて約2時間
     突然、バタック村に着いた

     大きな建物は見当たらないが、とりあえず、
     屋根のある民家に入った。床面積5m×10m
     すごく狭い!

  手前の広いスペース(とはいっても5m×5m)で、1人
  の老婆が竹細工をしている。しかし、突然上着を脱いだ。
  えっ、何で脱ぐの?
  
     意味が全く分からない。旅行者へのサービスなのか、
     はたまた、女性としてセックスアピールをしている
     のか。いずれにしても、堪忍して欲しい。


  確かに裸のほうが快適だけど、お客さんが来たタイミング
  で脱ぐなよ、、、

  彼女は、怪しい黒煙を『竹』に浴びせ、『黒い竹』を作っ
  ている。写真を撮りたいけど、今のタイミングでは不可能
  だ。たぶん「金出せ!」と言うだろう。

     とりあえず、竹だけを撮影する

  
  (上:『黒い竹』を作る)
   この後、『黒竹』と『白竹』を編んで模様を作っていた

  やっぱり、彼女の写真を撮りたくて獲りたくて仕方ないけ
  ど、まだ駄目。
  お茶ありますか?
  と、一息つくことにした

     でも、茶なんてあるのかなあ?

  そしたら、出てきた
  奇蹟的だと思う
  
  (上:コーヒーだった。エルニストにもご馳走した)
     無料ではない。有料である 1杯5ペソ(10円)

  それから、エルニストと話しをしているうちに、ここが
  村長の家であることが判明した。私は、お土産として用
  意してきた『ワイン』を手渡した。

  しかし、彼女は断わった
  酒はいけない、んだって
  せっかく、瓶入りを運んできたのに、、、

  仕方ないから、ビスケットを渡した
  すると、嬉しそうに受け取った

  他にやるものがないので、飲みかけのオレンジ・ジュースを
  近くの子供にやった。嬉しそうに分け合って飲んだ。

  さあ、これで記念撮影できるかな?

  
  (上:村長の婦人と記念撮影)

   
     へっへっへっへっ

  彼女はモニターに写った自分を見て、くったくなく笑った 
  そして、その勢いで集まってきた人々を撮った(写真下)

  
  

  家の奥では、2人の青年が竹を編んでいた(下の写真2枚)
 


  
  (上:これが部屋の奥にいた2人の少年)

  この地上から約50cmの高さにある2つの部屋(畳2帖)は、
  50ペソ(150円)/日で宿泊できる。が、ご覧の通り、強烈
  である。これまでに宿泊客はいたのだろうか?

  訪問者ノートに記録をしたところ、以前の訪問者は3日前の
  ポーランド人だった。

  
  他にすることもないので、散歩に出かける。
  
 (上:新築中の家だけど、標準的な大きさ)
  なお、バタック村には23家族しかいない

  
 (上:散策から帰ってくると、エルニストが熟睡している)
    いい加減な感じが好きです。緑のパンツに巨大な穴が
    空いているのも好きです。

  11.10 帰る
      あまりに、する事が無い

  
  (上:でも、上機嫌)

  

  (上:スタイルは、こんな感じ)
     虫避けは、水で流れ落ちないよう山盛り塗るべし。

  13.00 サンラファエル着

      雨の匂いがする
  

  (上: 暗雲立ちこめるサンラファエル)

      やっぱりきたー

  スコールに襲われる、思った途端、運良くジプニーがきた。

      乗せてくれー

  宿まで無料サービスしてくれた。ありがとう


  ◎ バタックラ村へのトレッキング
                 前のページと同じです
  ・ DUCHESS BEACHSIDE COTTAGESで申し込む
  ・ 毎朝7.00-7.30に、サンラファエルからガイドが来る
   客がいれば出発するし、いなければ終了。そんな感じの
   トレッキング・ツアーである。私の場合は、私だけだっ
   た。

  ・ 片道2時間(起伏無し)
  ・ 村での滞在1時間とみて、13.00には戻ってくるだろう

  ・ 350ペソ(1000円)に含まれるのは、ガイド料金のみ
   他に必要なものは、
村の村長への土産。サンラファエルの
   町を通過するので、その時、煙草1箱(24ペソ)を購入
   して行けば十分。現金は渡さないほうがいい。何しろ、
   バタック村の宿泊料金は1泊50ペソ(150円)である。

  ・ 半ズボン(膝上の川を9回わたる)
  ・ サンオイルを塗って行くこと(日焼けする)
  ・ 虫除けも塗っていく(かなり、気持ち悪いけど、、、)
  ・ また、バタック村の次の村までは、ここから8時間

  ・ しかし、2泊3日のツアーを組んでアンダー・グラウン
   ド・リバーの基点となるサバンまでトレッキングするのは
   魅力的だ。ガイド料金500ペソ/日。ポーター150ペソ/
   日。この他に、食料を用意する必要がある。米すらない。


   

続きをどうぞ!

私の日記 3月29日 午後

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