このページは、旅行記『中央アジア2001夏/taka』です |
私の日記
7月27日(金) 晴れ(最高気温41.7度C)
=<サマルカンド初日>===================
タシケント 10.00(バス)→ 15.00 サマルカンド
・ ツーリストインフォメーションセンター
・ レギスタン広場
・ フォルクローレショー
サマルカンド泊1
==============================
5.00 起床
昨夜、何時に寝たかわからないけど、ぐっすり眠れたような気もする。
というのは、意味不明の電話がなったり、空調が効かないので暑かった
りするためだ。それでも、バスタブにぬるい湯をはり、シャンプーでき
るので優雅な気分だ。それにしても、ここのホテルの料金は約3000
円だけど、現地の人々は300円で宿泊している。。ということは、僕
の感覚でこのホテルは9000円ぐらいの価値があるから日本の貨幣価
値と比較して(3000円と9000円の平均÷300円=)20倍になる。
もちろん、これは宿泊施設に関しての話である。/さっき、冷蔵庫から
水を出して飲んだ。うまい。良く冷えている。洗面所の蛇口から出てき
た水に殺菌剤を入れたものだけど、よく冷えてて「冷え冷え感」だけし
か感じない。それからプロセスチーズを2枚。これまた旨い。昨日買っ
た胚芽とナッツ入り黒パンも食べたいんだけど、たぶん7時から(期待
していない)朝食が待っているので我慢する。
7.10 食 堂
地元民は食べているのに、私だけ違う部屋に行けと言われる。そこは誰
もいない大広間で、正面中央に『タシケント』と書かれたステージ、天
井には大きなプロペラが8個。そのうち1つだけ動いている下のテーブ
ルに座ったけど、じとっと暑い空間に変わりはない。こんなところで待
っていても誰も来てくれそうにないので、さっきの食堂に戻るとまた「
あっち部屋に行け。」という。地元のおばさんが食べていた目玉焼きと
パンが羨ましい。こうなったら、もっとうまい食事をと思うけど、どう
考えても同じものしか期待できない。フルーツ盛り合わせを持ってこい、
とは言わないから、せめてコーヒーを飲んでみたいものだ。希望の銘柄
は、ネスカフェのインスタントである。まず砂糖なし、次にスプーン1
杯入れて飲んでみたい。
(上: 本日の朝食とMac)
結果は、予定通りだった。メニューは地元民と全く同じ。コーヒーは別
途300スム払って出てきた。ただし、コーヒー粉末の量が恐ろしいほど
少ないのが難点である。ぐっと濃いものならもう1杯飲んでみたいけど、
挨拶なしでナイフやスプーンをじゃらじゃらやる兄ちゃんウエイターで
は期待できないので、もう飲まない。
9.45 悪質な警官と
地下鉄の駅を降りたところで、警察官らしき人にとめられて別室に案内
される。パスポートやレジストレーション(外国人登録)、税関申告を
調べているんだけど、それらは全部整っているし、他に調べるものはな
いはずなのに妙に愛想をとったりしている。そして貴重品入れを調べる
にあたって彼等の1人が入り口の扉を閉めたから、ここで『怪しさ』は
極まった。絶対に何かやる!と思ったけど、財布の時は中身をぱらぱら
っとやっただけだったけのに、貴重品入れの100ドル札と20ドル札
は1枚ずつ数えている。「100ドルを1枚くすめるんだ!!」と閃き
警官の手元をじっと見ていたら、もう1人の男が私の視線を逸らすため
に航空券をあちらの方に持っていくし、分業システムはできている。私
は貴重品入れに納められた100ドル札を数えてみた。1、2、3、4、
5、6、7、8。もう1度数えてみた。1、2、3、4、5、6、7、
8。やっぱり8枚しかない。9枚持ってきたはずなのに、、、。タシケ
ント空港で入国する時、1ドル札の数まで調べて申告しておいたので間
違いはない。1枚やられた。その男は分かっている。私は、電話の受話
器を持っている彼の左手を覗き込んだ。見えない。もう1度覗き込んだ。
ない。だけど、次の瞬間、彼の左手から紙切れが落ちるのが見えた。私
はすぐさま足下をみた。彼は左足で紙片を踏んでいたようだけど、すぐ
に向こうへ蹴った。私は体を戻し、蹴られた方向を見た。そこには3つ
折になった100ドル紙幣が転がっていた。もう、これで私の勝ちであ
る。あとは忘れ物がないように確認をして怒った振りをして帰れば良い。
ここで彼の名前を聞くこともできたけど、そんなことをして逆切れされ
ては元も子もないので退散のみである。悲しきツーリストの定。去り際
のポイントは、もう1人の男をこちら側につけておくことなので、「あ
いつは酷い奴だから、手錠をかけてくれ」とジェスチャーをして「さよ
うなら」。あー、怖かったというか勉強できました。
10.00 サマルカンド行きバス出発
時間通りなのと、空席が目立つのが嬉しい。料金は、1425スムだった
かな。乗り合いタクシーだと5000スムらしい
南に面した窓側(タシケント→サマルカンドなら進行方向左)には絶対
に座ってはいけない。本日の最高気温(41.7度C)を記録してしまうか
らだ。私の休日は24時間クーラー漬けだから死にそう。カーテンは常
備されていると思うけど、それを通して太陽の薄日が差し込んでくるか
ら予断はゆるされない。汗もいっぱいかくから、それに似合うだけの水
も飲まないと死んじゃう。ちなみに、水分は体中から放出されるのでト
イレ休憩や昼食休憩を心配しなくていいけど、「トイレ休憩?」と思っ
て外で50スムの水を飲んでいたらクラクションを鳴らされた。
13.30
運ちゃんたちが皿を持ち出して小さな店から肉入りのパン(サムサ)3
つを購入した。これが彼等の昼食だろう。偶然にも、私のバッグにもパ
ンとチーズが入っていたので食べた。非常に旨い。腹が減っているから
だろう。それから、とても健康であることも確認できた。
14.00
バスはまだ揺れている。座席は、さっき左側に変わった。直射日光を浴
びなくてよいので生き返った。温度計は37.8度Cを指しているけど、だ
んだん慣れてきた感じ。慣れたくないけど、ここに来たなら慣れるしか
ないよね。
15.00? サマルカンド(バス停)着
すぐにタクシーの運ちゃんに捕まったけど、無視して売店に直行。コー
ラ(100スム)の一気のみ。それから、ホテルまでタクシーに乗った
(1200スム)
ホテル前まで乗せていってくれるのは有り難い。さて、ホテルはがらが
らで、たくさんの部屋を見せてもらった。エアコンのある部屋、バスタ
ブのある部屋、窓のある部屋、、、もちろん、私は窓のある部屋を選ん
だ。本当は、窓とバスタブのある部屋がいいんだけど、このホテルに窓
のある部屋は1つしかない。しばらくするとコーヒーを運んできてくれ
た。
(上:フルカト・ホテルの室内)
16.20 レギスタン広場
シャワーを浴びて、レギスタン広場に散歩。日本語で『ツーリストイン
フォメーションセンター入口』と案内があったので入ってみる。そした
ら、日本語を専攻しているサマルカンド外語大学の学生さん達、日本人
の教授がいて、情報をしっかり頂いてしまった。しかもレギスタン広場
内部まで案内してもらった。無茶苦茶ラッキー、ありがとう!!
(上:レギスタン広場にて。左からナルギザ、ジャルス、私。)
18.00 夕食
学生に教えてもらった地元レストラン
・ 牛肉のシシケバブ 250スム
・ パン 150スム
・ 茶 50スム
・ 合格
19.00 フォルクローレショー
(上:写真をクリックするとダンスのページにジャンプします)
・ 6ドル
・ お茶とお菓子つき
20.10 ホテルに戻って、シャワーとビール
中庭でテリー(スペイン人、37歳、教授)とイタリア・ジェノバサミ
ットやペルーのフジモリ大統領について話をする。意見は完全に一致し
ていた。それから、EU通貨(ユーロ)は1999年末から比較して40
%ダウンしているけど、あれは完全に政治的な問題だけなので、今のう
ちにユーロを購入しておくとよいらしい。彼は大変な目にあっているけ
ど、、、、
21.00? 消灯
続きをどうぞ! → 私の日記
7月28日
↑このページのTOPへ
[→home] (c) 2001 fukuchi takahiro