このページは、旅行記『中央アジア2001夏/taka』です

サリチェレ湖
キルギス
2001年8月12日(晴)

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  (上:サリチェレ湖畔にて記念撮影)
     左からラスル、運転手、通りがかりの人、私



12.15  貸し切りタクシー出発

料金: 800ソム
距離: 約100km
所要時間:2時間(予定)

運転手も「初めての道だ」と言う

初めは順調に進んだ

岩肌を見ると、相当に古そう
ここは標高3000mくらいある内陸部だけど
堆積岩だから、ここは昔海だった

向こうからトラックが来た

何とかすれ違うことができた

===

しかし、大変なのは道だけではない。

2回、カギのかかったゲートが待ち受けていた。

1回目は5分の交渉で鍵が開いたけれど、
あと16kmというところの親爺は融通が効かなかった。

長い話し合いの後、彼のチーフのところに行き、
10ドル支払うことで決着した。

政府発行の領収書をもらったけど
通常20ドル支払わなければならないらしい
(地元民30ソム、キルギス人60ソム、車1台60ソム)


(上:手前にある池)

ここまで来れば一安心

15.50 サリチェレ湖着

 距離は約90kmだったが
所要時間は3.5時間

普通車にとっては大変なラフロードだった
雨が降ったら4WDでも難しいだろう

お待たせしました。
サリチェレ湖です。
奥には万年雪を頂いた・・山があります。

それでは、さっそく泳いでみましょう

とはいっても
こんな寒いところで泳ぐのは日本人だけ

ただいまあ。


後日、挿入

湖畔にある休息所では
女達が食事の準備をしていた

アコーディオン持参で歌う人々がいた

===

さてと、ぼちぼち帰りますか。
ちなみに売店はありません。
宿泊施設もあるのかないのか?

上は私たちのタクシーだけど、
その後ろにちょっとだけバスが写っている。

ラスルに尋ねると、
『タシュコムールからの公共バス』と言うので吃驚。
日曜日だったので特別便が出たのだと思う。
詳しくは分からない。

馬にのって家路を急ぐ家族

平野部に戻ってきた

  帰り道、
夕食を食べて帰ろうと思ったけどどこも開いていない。

水とタバコを買うので精一杯だった。


  20.40 タシュコムール着


感 想

  湖自体は、まあまあと言う感じだけと、遠くに万年雪を頂いた4000m級の山があったり、上高地のように地滑りを起こして山肌が綺麗に表れていたり、冷たい水で泳ぐことができたり、気分は別天地であることは間違いない。勿論、そのに至るまでの道のりにも、たくさんの別天地があった。それから、キルギスやウズベキスタンの絵画の色彩や構図が非常に渋かったり洗練されているので驚いていたんだけど、くすんだ赤やくすんだ黄緑色は実際に存在していて、朝や夕方の微妙の光を必要としないで存在している。それから、たくさん露出している山肌は、何億年前か知らないけれど、明らかに層をなしているのでかつて海底であったことがわかる。それが傾き風化し、崩れているんだから、歴史の桁が違う。その形や構図の変化は、ただ写生するだけで十分洗練されつくしているのである。時間が許せば、ここでじっくり写生したい気もするけど、それはここに住んでいる人に任せておいた方がよい。ここは彼等の国なんだから、、、。

 

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