このページは、旅行記アフリカ南部 2002夏 です

  私の日記


  8月24日(土)
                     曇り→晴れ(最高気温32度C)
  ==ビランクール→ マシシェ(モザンビーク)========
  ・ ビランクール市内散策
    VILANKULO(ビランクール)→ MAXIXE(マシシェ)
  ・ マシシェ市内散策
                         マシシェ泊

 
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  6.00 
  早起きは三文の得になる予感がして散歩に出かける

  まずは宿から5分の距離にある漁港を目指す


  (上:ビランクールの漁港)
  もう少し大きなものを期待していたが、あまりに小さくて吃驚した。
  ガイドブックに小さな漁村と書いてあったが、本当に小さい。


  (上:ここにおいてある魚は小さな物ばかり)
  金に変わるような大きな魚は街にいってしまうのだろう


  (上:ビランクールの海)
  浜は、貝殻とサンゴの破片でできていた。遠くに見える島の周辺には、南アフ
  リカのダーバンとは比較にならないほど良好なダイビング・ポイントがあるそ
  うだが、あいにくダイブ・ショップのボートのエンジンが故障して今日はでき
  ない。残念無念。透明度は20〜30メートル。


  (上:井戸から水を汲む女性達)
  私も手伝わせてもらった。力はそんなにいらないけれど、井戸端会議をしながら
  何10分も続けなればならないから大変な重労働だと思う。写真を撮ろうとした
  ら人々は緊張してしまった。


  (上:ビランクールの村)

  8.30 フルーティーな朝食
  宿のレストランは開店休業だし、村のどこにも食事ができるところがない。
  昨日チェックしておいた「デリカテッセン」で果物を、昨夜ビールを飲んだ
  バーで「自家製ワイン」を買う。

  (上:このワインは2年前のものらしい)
  瓶の底にはヘビーな沈殿物があったが、そっとそのままにして上澄みを飲む。
  旨いのか不味いのかよく分からない味である。

  ワインを飲んでシャワーを浴びたら一眠りしたくなるのは自然の摂理である。
  『マプト』行き大型バスは11時発の予定だから、10時まで寝ることにする。

  うとうとする。
  外は時々がたがたする。

  11.30 交差点(pambara)につく
  私と同じバスを待っている人がたので、やっぱり大丈夫なようだ。
  安心してトイレに行きたくなり、さらに、食事までしたくなる。


  (上:チキンとご飯)

  写真を撮っていたらお姉さんがカメラを覗いてきたので一緒に撮った


  (上:
FRORAという女主人と一緒に

  この写真をパソコンに取り込んでいたらたくさんの人が集まってきて
  全員で撮影することになった。


  (上:みんな大喜びである)

  14.00
  このまま待っていても大型バスは来そうにない。
  ビランクールの村で得た情報によれば、『マプト』行きのバスは11時と17時だから、
  さっき12時頃に通過した『マプト』行き特急がそれだったに違いない。とすれば、
  次は17時以降になるから待てど暮らせど何も起らないだろう。さっきまで良い人だ
  った政府の役人2人も、今はただの酔っ払いになってしまい、私を邪魔する以外の何
  ものでもない。私も日本ではよく酔っ払いになるけれど昼間から見知らぬ人に絡む経
  験はない。この邪魔者を役立たせるには、そこそこやってくる車に片っ端から声をか
  けさせることだ。案の定、なんと1台目にしてゲットした。しかし、掴まえたはずの
  車の運転手は酔っ払いを乗車させるくらいイカレタていた。定員16人のところに
  24人詰め込もうとするから扉がなかなかしまらない。やっと出発したと思ったら
  ガソリンスタンドで10リットルだけ入れて全速力で出発。そして、1人降ろすと、
  すぐに次の乗客を拾いたいから何回も停まる。まあ、本当に困った物だ。


  (上:バスの中で出会った少女)
  私の唯一の救いは、目の前に座った彼女。

  16.30 MASSINGA着
  17.30 MAXIXE着
  酔っ払いから開放され、この上ない喜びを感じる。
  バスの中では大声で叫び、カセットの曲にあっていない手拍子を打ち、
  トイレに4回も5回も行き、料金の交渉をしてしまったり、他の乗客
  の迷惑物だった。「ノープロブレム」と何回も連呼されたけれど、確
  かに酔っ払い以上の問題はなかった。

  17.40 バス乗り場前のホテルにチェックイン
  ・ 200
  ・ 頼まなくてもバケツ1杯の湯を持ってきてくれる
  ・

  太陽がなくならないうちに海へ向かった。東に向かって2本通りを歩けば海で
  ある。ビランクールよりお手頃なので嬉しい。

  
  (上:島へむかう定期船)

  
  (上:同上)

  
  (上:飼いならされた犬のような船)

  
  (上:よどみに浮かぶ泡沫のような船)

  それから宿に戻ってシャワーを浴び、夕食に出かけた。


  (上:まずは定番のカステルで乾杯)
   今日も非常に美味しい

  
  (上:炭焼きのチキン)
  値段が130もする高級品だったけれど、その価値があった

  良い気分になってレストランを出ると、そのまま波止場に向かった。

  
  (上:オレンジ色の満月が昇り始めていた)

  
  (上:定期船がいる)

  
  (上:待っていたほどんどの乗客が乗り終えた)

  
  (上:さようなら)

  宿に戻ると、鶏の毛をむしっていた女性が写真を撮ってくれとねだってきた。
  もしかすると、写真を撮らせてやるから金をくれという話しかもしれない。
  ポルトガル語はさっぱり分からないのである。


  (上:とにかく良い写真が撮れた)

  
  (上:それを見つけた息子が、たぶん嫁さんと撮ってくれと言ってきた)

  21.00
  宿にもどってレストランでマックする。
  そしたら昨日であった男性が出てて、やっぱり酔っ払いで、初めはまあ
  まあいい感じだけど、時間とともに酒に溺れ、静かに涎をたらしてびく
  ともしない。たなびく涎が周りの人の視線を集めている。私も酔っ払い
  だけど、ああなる前に部屋に戻るつもりだ。


  (上:ああなる前)

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私の日記 8月25日

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