このページは、カンボジア旅行記 2002冬 です |
私の日記
12月31日(火)
晴(最高気温35度C)
===シェムリアップ====================
午前: 地雷博物館 AKI RA / Land Mine Museum
午後: 日記の整理
シェムリアップ泊9
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5.55 起床
毎日朝焼けを見ているので飽きてた。簡単に見れるなら良いけれど、バイクで
移動しなければならないので面倒臭いのだ。行けば気持ちよいことが分かって
いるけれども、缶コーヒーを飲みながら日記を書くことを選択してしまった。
(最近の子供にも蔓延し始めている、飽きっちゃったおじさん症候群)まるで、
海外旅行に出発する前の行きたくない気持ちと同じである。
7.00 地雷博物館 AKI
RA / Land Mine Museum
・ http://peace.s9.xrea.com/
・ 館長の名前はアキラ(カンボジア人)
・ 入場無料だけれど寄付したくなります
・ Tシャツも2枚買ってしまった(3ドル/枚、市場は2ドル/枚)
・ 日本人の方に丁寧に説明して頂いた
(上:地雷の屋外展示)
トラップ型(↓は針金ワイヤー、殺傷力10人)
プラスチック型(片足を突き飛ばすだけの力)
<特 徴>
1 上部が出ている
2 飛び散るものがプラスチックなので死亡するまでに至らない
3 カンボジアにもっとも多い
4 安い(3ドル/個)
5 持ち運びに便利なので、たくさん配置できる
不発弾(カンボジアの子供の死亡事故原因の75%)
(上:パイナップル型の地雷と不発弾)
パイナップル型の地雷が爆発すると、表面の1つ1つがばらばらになっ360度
飛び散る。殺傷力10人。また、写真上部にあるプラスチック型地雷が分かり
ますか。
(上:ラジオ型地雷)
アメリカが最初に開発して地雷で、無線で爆破させる。中に入っている鉄片が
前方100メートルまで飛び散り30人以上の殺傷力をもつ。
対戦車型は300キログラムの負荷が必要だが、トラックや牛車も被害にあう。
(上:館内の展示物)
(上:ここにある地雷は、全てアキラさんが撤去したもの)
彼は地雷探知機を使うのではなく、シャベル1本で行う。
地雷は、垂直方向の負荷によって爆発するので、横から強い衝撃を与えても大丈夫
なのである。だから、地雷を埋めた人や地元の人と一緒にシャベル1本で探し出す
ことができる。私は石を投げて爆発させれば良いと思っていたが、垂直方向に正し
く力を加えないと爆発しないそうである。
(上:各国の案内パンフレットは地雷で押さえらていた)
地雷博物館で勉強した後は、マーケットで食事をしようと思っていたけれど、
すぐそこの屋台ですませることにした。
(上:本日の朝食)
紫色をしたレンコンのようなものと、インゲン豆のような野菜が入っている
・ 1000リエル(30円)
それから宿の隣にある店に、バイクを返しに行った。12ドル(2日分)と引き換えに
私のパスポートが戻ってきた。
(上:バイク屋のお姉さんと)
それから、ずうっと日記の整理をした。
コーヒーは2杯しか飲まなかった。
昼寝は少しした。
気分転換にシャワーを3回浴びた。
コンビニでメントスを買って食べた。
19.30
夕食後、先日知り合った彫刻家の方と話をした。
・ 最近の法改正で、アメリカのCIAは暗殺しても無罪になること
・ 日本の要人(首相も含む)も不審な死に方をすること
・ 本当の暗殺者はすぐに国外逃亡し、代理人が仕立てられること
・ その代理人が逮捕された場合、さらに、その人が暗殺されること
・ 結論として、アメリカによる暗殺を怖れて発言できない可能性があること
・ 日本政府はアメリカにべったりであること
・ 最近、日本政府がアメリカにイージス艦1隻を追加注文したこと
・ 阪神淡路大震災の時、日本の自衛隊は行動できなったこと
・ イタリアの具象芸術家はやばいこと
・ 日本の芸術家は淡白であること
・ 日本国中、平和ぼけしていること
・ 北朝鮮からミサイルを打ち込まれても抗議しかしないであろうこと
・ ミサイルを防衛するためのイージス艦1隻を遠くへ派遣してしまったこと
・ ロシアの大統領が、首都の国立劇場に殺人能力のあるガスをまいたこと
・ 日本には秘密警察がないこと
・ 日本には自衛能力がないこと
・ 日本は抗議するだけで精一杯であること
・ 除夜の鐘のテレビ中継を見て、日本の寺はすばらしいこと
・ 日本の正月3日は、何やってんでしょう。
・ 2003年、日本のある企業がアンコール遺跡群を管理する権利を取得す
ることになり、遺跡がどうなるかよく分からない現状になってきたこと
(これまではベトナム政府だったが赤字経営が続いていた)
それから、自分で思ったこと
・ 日本政府は怠慢であること
・ 国民の教育レベルの低下を食い止める政策を打ち出していないこと
・ 日本の首相は暗殺されることを覚悟して仕事する必要があること
・ 何人か続いて暗殺されれば、自国で言えなくても他国が言い出すでしょう
・ その覚悟がなければ、要人とは言えないこと
・ 今でも、たった1人の為に全国民が犠牲になっていること
・ 男は怖いこと
・ 女は家にいて安心できること
・ 一部の男は殺人を常識としていること
・ それは教育されたり、文化として継承されること
・ しかし、それはたった1人の独裁者の為にあること
・ 独裁者は、有限と無限の区別がついていないこと
・ 独裁者は、非科学的であること
・ 日本政府は国民を守って欲しいこと
・ 独裁者は、ただの独裁者に過ぎないこと
・ 全ては循環しているに過ぎないこと
・ カンボジアと日本の時差は2時間であること
・ 除夜の鐘が鳴ったので「あけましておめでとうございます」と言った
けれど、カンボジアはまだ新年ではなかったこと
・ 日本に秘密警察は必要ないこと
・ 日本に今のような自衛隊は必要ないこと
・ アメリカは武器を持っているから使いたいこと
・ 持っていれば使いたくなるのは当然であること
・ だから、持ってはいけないこと
・ 地雷も持ってはいけないこと
・ 地雷は(本来は自衛だったけれど)他国に埋めることを想定した武器
であること
・ アンコールワットに来た日本の中年女性が「ここはバリアフリーから
程遠いわね。」と呟いていたが、バリヤって何?
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