このページは旅行記『ヨーロッパ北東部』 2004 jul -aug です |
工芸博物館ヴィリニュス
2004年8月4日(水)→ 私の日記8月5日へ戻る
(上:工芸博物館の入り口).博物館は16世紀の武器庫を改修したものだが、見どころはない。 しかし、身体装飾品を中心に集めたコレクションは興味深く、
1枚の写真(下)が私の想像力を無限に掻き立ててくれた。
白骨がまとっているアクセサリーは、
彼女の美意識を彷佛とさせるだけでなく、
彼女が呼吸し、歩き、話していた当時を
全てを連想させてくれる。光沢を失ったアクセサリーが
私のイメージの中で古代人の身体と絡まり
輝きを取り戻していった。
アクセサリーごとに、
それを身につける人の個性を感じるようになった。
(上:武器は嫌いだけれど、最低限度は必要なものだろう)
(上:武器と男のアクセサリー)武器を美しいと思うのは力への憧れからだろう。
だだし、誰も頂上に立つことはできない。それに気づかいない愚か者が、
愚者の歴史を描き続ける。それではまた!
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