このページは旅行記『ヨーロッパ北東部』 2004 jul -aug です |
私の日記
2004年8月4日(水) 快晴
◎ トラカイ城とヴィリニュス市内観光==========
8:30 ヴィリニュス(バス)→ 9:15トゥラカイ
午前: トラカイ城見学
12.30 トラカイ(バス)→ 13:15ヴィリニュス
午後: ヴィリニュス市内観光
1 KGB博物館
2 聖ペテロ&パウロ教会
3 工芸博物館
4 考古学資料展示室
5 ゲディミナス城(塔に昇る)
6 大聖堂
7 聖アンナ教会とベルナルディン教会
20:55 ヴィリニュス(ポーランドの首都ワルシャワへ)→
国際夜行列車
==============================7:55 起床
散々迷った挙げ句、今日でヴィリニュスに別れを告げることにした。つまり、バルト3国ともお別れである。日本で旅の計画をしている時は、東ヨーロッパの中でもバルト3国を中心に訪ねるつもりだったのに、足掛け10日で終了になる。短くなった原因はいくつかあるけれど、今は、次の目的地ワルシャワ(ポーランド)への夜行列車が偶数日発なので、今日を逃すとヴィリニュス滞在を2日追加することになるからだ。8.20 シャワーを浴びてチェックアウト
荷物を宿に預かってもらった。
朝食は食べていない。8.30 路線バスでトラカイへ
宿からバスターミナルまで徒歩4分。エンジンをかけてバスが待っているので、小走り。◎ トラカイ村
森と湖に囲まれた14世紀のトラカイ城を持つ。近年復元されたものなので、日本人好みの古い趣きは期待できないけれど、美しく深い自然に囲まれた城は、人間の限り無い欲望をきわ出させてくれるだろう。
(上:画像をクリックして、トラカイ村へどうぞ!!)12.30 トラカイ村発
デジカメに記録しておいたバス出発時刻表をチェックした。8分後を逃すと、35分待つことになるので、最後の600メートルを走った。バスターミナルでエンジンを掛けたヴィリニュス行きのバスを確認してから、キオスクでコカ・コーラを買った(1.9Lt)。車内は満席状態だったので、おじさんの隣に小さくなって座わり、コカ・コーラの栓を開けた。バスは3分後に出発した。ちびちび飲むコカ・コーラはとても美味しかった。13.15 ヴィリニュス着
バスの中ではたくさん寝た。残したコーラは構内のゴミ箱に捨てた。それから市内中心部へ向かうトローリーバスに乗ろうとしたが、乗り場が分からなくて自分の宿の前まで来てしまったので、ついでに荷物の引き取り時間を遅くしてもらってから、トローリーバス路線に沿って歩いた。大きな交差点に出たのでトローリーバスを諦め、バスに乗った。1Lt。 0.7Ltだと思っていたので損した気分。また、運転者から買ったチケットはすぐに自分で穴を空けなければならないが、忘れていて焦った。見つかると、約20倍の罰金らしい。切符を改札マシーンに入れたら、大中小いろいろな大きさの穴がついて出てきた。バスによって、大きさや穴の数、形が違うのだろう。
ヴィリニュス市内観光
その1 KGB博物館
館内撮影禁止になっているから残念だけれど、画像付きで紹介したい内容が本当にたくさんある。これからヴィリニュスを訪問する人は、是非とも1番に訪れて欲しい。ロシアの本物の旧秘密警察を垣間見れる。決して、悪いことばかりしていたのではないと思うけれど・・・
ヴィリニュス市内観光(新市街)
その2 聖ペテロ&パウロ教会
漆喰による内装が素晴らしい。建物は1675年に完成したが、その後、イタリアから招かれた漆喰職人を筆頭に数100人が30年かけて完成させたらしい。とにかく、漆喰彫刻は一級品。
(上:修復工事中でメインの祭壇付近が見学できなかったけれど、本当に素晴らしい。)
(上:魚眼レンズを使って天井を撮影した。)
(上:天井の一部分)
(上:天井の一部分)
(上:教会入り口から祭壇を拝む。天井にはどくろ。)
ヴィリニュス市内観光(旧市街)
その3 工芸博物館
(上:工芸博物館の入り口。上の画像をクリックすると入館できます。).
ヴィリニュス市内観光(旧市街)
その4 考古学資料展示室
・ 珍しく写真撮影が可能だったけれど、
・ 10分で見学終了
・ 推して測るべし
(上:ケーブルカーでゲディミナス城へ。歩いていくこともできる。)
・ 2Lt
・ チケットはバーコードになっている
ヴィリニュス市内観光(旧市街)
その5 ゲディミナス城
入場料を払って展望台を昇る前に、地元学生を見習って城壁によじ登り、世界遺産に指定されているヴィリニュス旧市街を見渡した。若い彼らと同じようにビールを飲んで酔っぱらい、とりとめのない恋の話をしてみたい。
(上:城壁から撮影した。左手がヴィリニュス旧市街。レンガ造りの建造物が城の塔、つまり、展望台。)さて、次は金を払って展望台に昇る。昇ったところで大きな変化はないと思うけれど、観光客の宿命として昇る。さっきのケーブルカーも意味のない観光だったけれど・・・。これまたどうでも良い話だけれど、塔内の螺旋階段を登る時、私は疲れて蹴躓いてしまい、前を歩いている少年に「サバ(大丈夫)?」と言われてしまった。私は、「サバサバ。」って答えたけれど、突然のフランス語に面食らい、何て言うか、恥ずかしい限りでございました。
(上:展望台から、旧市街をバックにして記念撮影。)
(上:旧市街の聖アンナ教会を写す。美しいレンガの建造物として有名。あとで、訪問します。)
(上:昨日歩いた旧市街のメインストリート、夜明けの門通りを撮影。)
(上:旧市街の中心的存在、大聖堂を写す。その手前で、大掛かりな発掘調査が行われていた。)
(上:ネリス川と新市街)
(上:ついでにおまけにテレビ塔。)
(上:16世紀のヴィリニュスの模型)
当時は、ゲディミナス城を中心にした、こじんまりとした街だった。城の見学を終えて、山の斜面と申しますか、城壁を下る。
さすがにケールブルカーは、もう使いません。
(上:趣があります。)ヴィリニュス市内観光(旧市街)
その6 大聖堂
夕方の礼拝が始まり、観光客は入れなかった。それでも、何組かの観光客が信者を装って入っていくので、私も真似た。しばらく1番後ろの席でジッとしてから、右手前方へ進んだ。すばらしい祭壇があり、そこで礼拝を捧げた。僕はキリスト教徒ではないけれど、ちゃんと人々への平和を祈ることはできる。イエス・キリストもマリア様も信じることができる。
(上:大聖堂はとても大きな偉容を誇っていた。)
(上2枚:正面右手にある祭壇)
(上:大聖堂の前で記念撮影)
(上:大聖堂の隣に、13世紀の王宮跡が発見され、2009年までに再建されるようだ。)ヴィリニュス市内観光(旧市街)
その7 聖アンナ教会とベルナルディン教会
確かにレンガの建造物としては見ごたえがあるけれど、地震が多発する日本の建築物を見慣れている者にとっては、相当に物足りないものがある。
(上:聖アンナ教会とベルナルディン教会の前で記念撮影)
(上:聖アンナ教会には、子どもが描いたキリストが掛けれ、和やかな雰囲気を感じた。しかし、地元の人からすれば、椅子もぼろぼろだし、修復中のところが多いので、好ましい状態ではないのかも知れないが、真相は分からなかった。)
(上:名前を忘れてしまった教会)はい、これでヴィリニュス市内観光終了です。
つまり、これでバルト3国ともお別れです。
2時間後に出発する夜行寝台に乗って、
ポーランドの首都『ワルシャワ』に向かいます。19:40 夕食
お金があまってしまった。銀行で換金するもの面白くないのでお土産を買うか、あるいは、喰うか。民芸品店に入ったけれどぱっとしないので、レストラン『ロキス』に入る。狩猟料理を食べさせてくれるらしい。そして、今日も飲む予定になかったビールを頼んでしまう。
(上:冷たい赤キャベツのスープ。めちゃ美味。)
(上:何だか分からない肉のソーセージ。見た目通りの普通の美味しさ。)
合計29.1Lt腹も膨れた。
宿に戻って、荷物を受取る。
宿のおばちゃんは、英語がうまく話せないけれど、とても良い人。
(上:お世話になった宿、HOSTELの入り口。階段を上がった2階部分。)
20:35 ヴィリニュスの駅に到着
(上:ヴィリニュスの駅前の横断歩道。午後8時35分、西日が当って美しい。)
2等車両は3人部屋だっだ。すでに座席はベット状態で、シーツ、布団、枕がセットされていた。さらに、洗面台を兼ねた机の上にスナック菓子、下にある小さな戸棚にミネラルウォーターとコップが入っていた。思いがけないサービスに大満足。
(上:本日の移動式のお部屋。私は1階部分です。)
20:58 ヴィリニュス発
(上:お熱い感じでした。)22:30 消灯
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