このページは旅行記『ヨーロッパ北東部』 2004 jul -aug です

十字架の丘―リトアニア―
2004年7月31日(金)

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旅行前、私の心を1番かき立てた場所は、
ここリトアニアの十字架の丘だった。


(上:十字架の丘のほぼ全景)

遠くから見た丘は、私の想像よりはるかに小さかった。


 幹線道路から2km歩いた。ヒッチも考えていたが、私と同じように歩いて帰ってくる外国人観光客と何回もすれ違うので、頑張って最後まで歩いた。道の両脇には立派な木立が並んでいるので、すたこら歩くには、まあ悪くはない。荷物もほどんどないし(ちょっと不安だけれど)、だんだん『十字架の丘』が近づいてくる方が楽みが多いし。


旧ソ連軍によって、何回もブルドーザーでなぎ倒されたと聞いていた。

今ではリトアニア人にとって、無料でリラックスできる場所の1つになっていた。
(地元民の話です)

美しいとんぼがいた。

私を無視して子孫を残そうとしていた。

結婚式の後に、親族一同で記念写真を撮っていた。

 私が訪問してた2時間の間に、新婚さんが10組以上訪れた。礼拝している様子はなかったので、散策と記念撮影が目的だと思う。信仰の場所としてではなく、リラックスしたり思い出を作る場所として、この『十字架の丘』は再スタートを始めているように感じた。大型観光バスでやってくるリトアニアの人々は、丘から50メートルほど離れた場所で、集団でお祈りしていた。また、丘の奥には立派な教会があったが、そこも宗教活動をしていると思う。さらには、新しく死んだ人のための十字架は、丘の中心ではなく周辺に建てられているので、丘は平地部へ向かってどんどん膨張している。丘にある新しい十字架は、観光客がおいていったもので、ほどんどが信仰目的ではないと思う。

最後に、私も記念写真をとって終了した。

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