このページは『イラン旅行記 2004冬』 2004 dec -2005 jan です

沈黙の塔
(ゾロアスター教の鳥葬場)
2004年12月27日(月)

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(上:小雨、粉雪混じりの中、沈黙の塔を目指す。)
この写真の左側にもう1つの沈黙の塔があり、合計2つ。


 高さ50メートルほどの小山の上にある。
1つは古く、1つは新しく見えた。

私は古そうに見える塔から登った。
10分もかからない。


(上:登り切ると、今はもう何もない荒涼とした風が吹いていた。)


(上:沈黙の塔の周りには、今は誰もいなくなったゾロアスター信者の住居跡などがあった。)
(写真奥右は、ヤズド周辺にできつつある新興住宅地。)
(小さくて識別できないほど奥の位置に、ヤズド中心部。)

上の写真の反対側にも、ゾロアスター教に関する建物があった。


(上:その詳細は分からない。)

それから、反対側の塔に登り、その内部に入った。


(上:塔の壁によじ登り、魚眼レンズで写す。中央には鳥葬用の穴が空いている。)

穴そのものは、何の変哲もない穴に過ぎない。


(上:反対側には5000メートル級の山々が見えた。)


(上:左上に、先ほど登った古い塔が写っている。)

===

沈黙の塔のすぐ傍には、新興住宅が急ピッチで建てられていたが、
私にはイラン政府によるゾロアスター教への嫌がらせにしか見えなかった。



 鳥葬の意味がやっと分かった。

イスラム教は平和的な良い宗教の1つだと思うけれど、
自分の考えが1番正しいと思いたくなるのは山々だけれど、
ゾロアスターを排斥するのは良くないと思う。

戦いは戦いを産むことは知っているはずなのに、
今の宗教指導者は愚かだ。

これも僕の個人的な考えにすぎないんだろうな。

排斥するのが正しいと信じている人には、
どのように足掻いても無駄だから、
戦うしかないのかなあ。

困ったなあ。

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