このページは旅行記『モンゴル旅行記2007夏』 2007 aug. 14 - aug. 28  です。

私の日記 1
2007年8月14日 火曜日           くもり
                      
◎ モンゴル旅行初日(名古屋からウランバートルへ) =====
自宅(地下鉄)→ 金山(名鉄)→ セントレア空港
15:35(モンゴル航空5051便)→ 19:15 ウランバートル

                         
ウランバートル泊
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12:30 地下鉄『荒畑』
 時刻表を調べていなかったので、タッチの差で地下鉄を乗り過ごした。誰もいないプラットホームのベンチに座わり、脇にある時刻表を見る。次の電車まで10分、しかも、今日は火曜日だというのに「お盆につき土日スケジュールで運行しています」との張り紙がある。気がつくと、私の顔から玉のような汗が噴き出している。毎日クーラーで冷えきった室内で生活している私には、約30℃の外気とちょっとした運動が厳しい。ポケットの中に昨日プリントアウトした中部国際空港(セントレア)行き列車の時刻表を取り出し、その時刻を確かめた。急げば、まだ予定していた列車に乗れる可能性もあるが、1本遅らせることにした。それから、時刻表の紙で汗を拭いた。ペーパータオルのようにしなやかではないが、手で拭き取るよりは遥かに良い。

 くしゃくしゃになった時刻表の裏面を見ると、私の手書きの最終チェック・メモがあった。現金8万円、金属製の帽子、たこ足プラグ。このうち、帽子はあるけれど、現金とたこ足プラグがない。私の財布には米ドルと米ドル・トラベラーズチェックのだけで、日本円は1円もないはずだ。この地下鉄改札口は、いつも使っているユリカ(地下鉄)カードで通過したのだ。ただ、現金は金山駅で乗り換えるときにATMを見つければ良いから問題はない。しかし、たこ足プラグは問題だ。100均ショップや家電店ならすぐに見つかるが、運良く発見できないとモンゴルで痛手となる。

12:46 金山発
 名鉄電車は大変快適だった。セントレア(中部国際空港)専用車両よりも絶対に良い。座席も悪くないし、何より見晴らしが良い。


上:名鉄電車のパノラマカー(急行)の先頭車両に陣取った。


上:かなり面白い。


上:運転手はどこにいるのかと思ったら、私の頭上にある小さな運転席で、さらに見晴らしがよい景色を楽しんでいたようだ。また、運転席への出入りは、外からはしごをかけなかれば不可能のようだ。


上:左は古いパノラマカー、右は最新の車両。

13:00頃 セントレア(中部国際空港)着

上:航空券の受け取り場所は、かなりガラガラだった。

13:30 セントレアのチェックインカウンター
 カウンターには40人ほどの列ができていた。新人の地上乗務員が多いようで、カウンター数の割に進まず、私も担当者と10分消費した。ただし、そのお嬢さんは可愛いいので私はどれだけ待たされても平気だが、後ろの人はさぞかしイライラしただろう。どうもすみません。

 身軽になると、空港内の銀行で日本円をアメリカドルに両替した。この係員の愛想は極めて悪い。しかし、空港で両替する旅行者(とくに日本人)には横柄な人が多いので、仕方ない一面もあると思う。例えば、私の後ろの観光客は財布から10万円をポンとだし、「ドル」と言っただけだった。金銭感覚も狂った、勘違い客だ。この窓口に夢はなく、狂気と勘違いが渦巻いているように感じた。観光客は換金、銀行は利潤、従業員は給料だけが目的のように感じた。

13:50 出国
 特に問題なく、スムーズに出国した。私のパスポートの有効期限は2008年5月だから、出国スタンプを贅沢に押してもらった。

14:35 モンゴル航空の搭乗口
 出発1時間前だというのに、乗客は1組3人しか待っていない。これは特別チャーター便(直行便)だから、ほぼ100%の乗客が日本人観光客になるからであろう。しかも、パッケージツアー客が大半を占めるから、まったく緊張感がない。私もそれに便乗して、離陸予定時間13分前になっても2本目の缶コーヒーを飲みながらパソコンで日記を書いている。そろそろトイレで最後の用を足す時間だ。


上:19番搭乗口付近からみたセントレア

15:30 飛行機に搭乗
 離陸予定時間5分前に搭乗した。私の座席は5列目だったので、窓からの景色を十分に楽しめそうだ。大変よろしい。やがて、機長のアナウンスが入り、飛行機は無事に飛び立った。ここからモンゴルの首都ウランバートルまでの飛行予定時間は、4時間10分である。


上:期待していたモンゴル航空のスチュワーデス。


上:上空から見た海に浮かぶセントレア空港。

 さて、飛行機内では激しくカメラのシャッターを切った。モチーフは雲、および、特徴的な地形(地学の教材用)である。次に、その中のいくつかを紹介しよう。


上:濃尾平野にかかりゆく層雲


上:巻積雲(飛行機は高度11000m)。奥に見えるのは積乱雲、巻層雲。


上:おビールとおつまみを頂きながらの撮影でした。エコノミークラスでしたが、私は3人分の座席を1人で使わさせて頂きました。ごっつぁんです。


上:期待していたモンゴル航空の機内食。中央は赤ワイン。


上:上空は、ほとんど真空の宇宙に近いので真っ黒に見える。


上:モンゴル、ウランバートル近辺にまで来た。


上:あと5分で着陸。

18:45(日本時間:19:45)ウランバートル着
 ウランバートルと日本の時差は1時間だけである。入国、荷物の受け取り、税関、いずれもスムーズだった。

19:30 ウランバートル国際空港でうろうろ
 空港ではいくつかの仕事がある。まず、現地通貨を手に入れなければならないが、空港内の銀行は全て閉まっていた。ATMが2台あったが、東京住友UFJの銀行カードから引き出せないので、VISAから300000トゥグリクを借金した。たったこれだけの両替に30分以上使った。

 それから、できるならこの足で世界遺産『ウブス湖』まで飛びたい。そのチケットを買えないものとかとうろうろしていたら、EZNIS航空のオフィスが開いていて、翌朝10時半のフライトがあり、チケットは1時間前にチェックインカウンターで購入(現金199ドル)できることが分かった。明日への希望を持って、今晩は大人しく寝よう。

20:30 空港の近くをうろうろ
 次は、市街地へと向かうバスを探さなければいけない。タクシーでも悪くないが、空港内をうろうろしている間にたくさんの人に声をかけられたので、市バスで行くことにした。ガイドブックによれば、バス乗り場まで徒歩5分、バスは5分間隔で運行している。さて、バス乗り場らしき方向へ向かって歩き出したが、バス乗り場が見つからない代わりに、林立する集合住宅の中へ迷い込んだ。『この近くにホテルがあれば、その方が良い』。地元住民に「ホテル?」と聞きながら歩いた。英語は全く通じなかったが、ホテルらしき物件を教えてもらった。
 また、ここから市内中心部までの市バス料金も教えてもらった(200トゥグリク。10人乗りのミニバスは300トゥグリク)。これから判断して、モンゴルと日本の物価は、10倍違うと考えても良いだろう。

21:15 名前がわからないホテルにチェックイン
 空港近くのホテルに宿泊できたことは私にとって素晴らしいことだった。まったく言葉は通じなかったが、景色がよく見える部屋を19500から15000トゥグリクまで値下げしてもらった。今から思えば、シャワーもついている立派なホテルだった。


上:私の部屋


上:シャワー、トイレ。

 荷物を解いてから、ホテル周辺を散策した。このホテルは林立する集合住宅の真ん中にあるので、とても不思議だった。また、小さな商店もいっぱい開いており、24時間営業のコンビニも徒歩10分の範囲に数軒はあるようだった。


上:ホテルの正面。

21:30 夕食
 レストランの中には何組かの客がいた。しかし、メニューを取りにくるまで、私が日本人であることに誰も気づいていなかった。だから、私が普通に歩いているだけなら、例え1人でも危険性は少ないと思う。

ビールは甘いけれど、ぬるくてもうまい味に調節してある。他のも5、6種類のビールがおいていあることが多いが、これが1番旨い。量的にもちょうど良い。

 
左:とりあえず、ビール。
右:全く分からないけれど、「とりあえず、これ下さい!」


上:かなり成功しました。


上:食後のスーティーチャイ。

22:30 消灯

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私の日記 2日目

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