このページは旅行記『モンゴル旅行記2007夏』 2007 aug. 14 - aug. 28 です。 |
私の日記 7日目
2007年8月20日(月) 晴れ
◎ オラーンゴムからの大移動(2日目) ===================
とくに何もない日(食事は2回、ほぼ不眠)
・麺の作り方
・蒸しうどんの作り方
車中泊2
=========================================5:30頃
走る車の助手席から、フロントガラス越しに朝焼けを撮影した。
上:雲から水(雨)が落ちているが、地上に降る前に気化している。
10時? 朝食
かなり遅い朝食だった。運転手ドヨを含めた全ての乗客は腹ぺこだった。いくつかの村や食堂を通り過ごしたのには原因があって、ここはドヨさんの親戚のレストランなのだ。通り道に親戚があるなら仕方あるまい。
上:スーティーツァイを啜る男性と、朝食用の羊肉を切る女性。ここで、麺を作る手順を紹介しよう。
(1)小麦粉を水でこねる。
(2)こねたものを団子(写真下のたらいの中)にする。
(3)団子を押し延ばす(写真下)。
上:大きな餃子の皮みたい。(4)延ばしたものを鉄板の上で焼く(写真下)。
上:一様に色が変わったら出来上がり。(5)焼いたものを包丁で切る(下の写真2枚)。
上:まず半分にきり、それを重ねて、幅7、8cmに切る。
上:さらに重ね、方向を変えて切る。形は不揃いである。麺の作りは小麦粉をこねはじめてから30-40分の仕事である。なお、この麺は「うどん」や「蒸しうどん」に共通して使われる。その他のレストランでも、全く同じ方法で作っていた。
次に、蒸しうどんの作り方を紹介しよう。
(1)羊の肉を切る(5枚上にある写真)。
(2)加熱した鍋に肉を入れる(写真下)。
※肉の部位、および、鮮度はばらばらである。
※焦げ付きを防ぐために、羊の脂を使う。
上:今回は大きな胸肉も入ってるが、それは「親戚スペシャル肉」だった。(3)麺を入れる(写真なし)。
(4)木製の蓋をして、蒸す(写真なし)。
(5)蓋を開け、かき混ぜる(写真下)。
(6)塩と食用油を入れ、味を整える。
上:10人前の量に対して、食用油を150mlぐらい入れた。植物性のサラダオイルのようなものだが、ちょっと吃驚した。こんなに高級な油があるなら、きつい臭いがする羊脂の量は減らして欲しかった。
上:上に乗っている肉は運転手ドヨさんの物だが、半分いただいた。脂身が大半を占めていたが、何とか食べることができた。
上:ケチャップが旨いことを初めて知った。ケチャップは冷蔵庫で保管され、よく冷えていたのでさらに美味しかった。
上:馬乳を放置し、チーズを作っている。
上:食事を待つ間、近くでトリを撮影した。
上:大工さん達とお友達になった。私は左端に座っている。12:00 出発
出発した村の名前も、どの辺りを走っているのかも不明だが、気にしてはいけない。遅くとも36時間以内には目的地「ハラホリン」に到着するだろう。
上:何の変化もない大地をひたすら走る。この日は、車の修理にかなりの時間を使った。私は初めから腹を括っていたから問題ないが、むしろ他の同乗者の方がうんざりし、ドヨも私に気を使っていた。また、キャブレターに問題が発生するのは、エンジンがノッキングしてもギアチェンジをしない運転方法にあるが、この点を指摘する者はいないようだ。燃費を良くするため、できるだけ高いギアで引っぱろうとしている。
上:エンジンルームからキャブレターを取り外した。かなり大掛かりな修理だったが、車の調子は改善されなかった。
上:私は自分のザックからミルクチョコレートを出し、修理を待つ乗客全員に振る舞った。相当旨い。午後5時を過ぎていたと思う。
上:修理を待つ私たちの脇を、車が通り過ぎていく。ただ、走っている車の絶対量は少なく、1時間で数台程度である。また、私たちが修理できない場合、手を挙げて助けを求めれば、ほとんどの車は無視せずに停まる。実際、ガソリン欠になったとき、他の車の屋根に積んある容器から、いくらかのガソリンを分けてもらった。修理が終わり、再出発した頃には黄昏も終わり、撮影できる状態ではなかった。
22:30 夕食
いくつかの村のレストランを尋ねたが、すでに終了していた。もちろん村と村の間隔は広く、少なくとも30分はかかる。また、村の規模は小さく、平均すると20-30人だろう。住居となるゲルがまばらに見えるだけである。
上:とても遅い夕食は、朝と同じものだった。ここでもケチャップをたくさんかけて食べた。腹は減っているので、美味しく感じた。また、夕食の前に乗客全員レストランの1室で倒れるように寝たが、それが唯一のゆっくりとした仮眠だった。食後の仮眠はなく、すぐに出発した。ほとんど不眠と言える。
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8月21日