このページは旅行記『モンゴル旅行記2007夏』 2007 aug. 14 - aug. 28  です。

私の日記 13日目

2007年8月26日(日)

◎ ウランバートル市内観光 =================
・ザナバザル美術館
・民族歴史博物館
・スフバートル広場
・ボクドハーン宮殿博物館
                     ウランバートル泊2
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8:00 起床
 部屋まで朝食を持って来てくれる人もいないので、明るくなってからも布団の中で意味不明の夢をたくさん見た。その中には、車が滑り落ちていくものがあった。怖かった。

8:10 冷たいシャワー
 かなり頑張って冷たいシャワーを浴びる。

 それからガイドブックを読みながら、今日の予定を考えた。

9:00 出動
 フロントには昨夜と同じおばさんがいた。12時間交代制なのだろう。「頑張って下さい」と声をかけたいところであるが、英語が十分に通じないので余計なことは言わずに、「ツインルームをシングルルームに変えておくれ」と頼んだ。昨夜はツインルームで約2倍料金を前払いしたからである。

 部屋の掃除はできていないが可能、ということなので荷物だけを移動した。今度の部屋は4階で、階段を19回曲がった角にある19-4号室だ。あと1/4回登ると屋上だけれど、その扉がない。残念!


上:カラフルな建築中の高層ビル。集合住宅なのだろうか。

9:30 朝食
 羊の匂いが全くしない、雰囲気が良い喫茶店を見つけた。コーヒーとツナサンドを注文しが、ツナが切れているので牛肉に変更した。これが失敗だった。獣の肉はいけない。もう私の身体は肉を受け付けない状態になっている。今こうして「肉」という文字を打つだけでも「おえっ」と来る危険な状態だ。話のついでに夕食ことも書くと、夕食は韓国レストランで卵ラーメンを注文した。かなり良い調子だったが、スープのだしを取るために羊が入っていた。かなり敏感になっているんだから、堪忍して頂戴。唐辛子でごまかされていたけれど、現物を見てしまったらもうダメだ。


上:コーヒー(大)と牛肉サンド。缶詰めコンビーフなら食べられたかも知れないが、このサンドには焼き立ての牛肉がたっぷり挟まれていた。免疫ができているなら大変美味しいと思う。合わせて6000トゥグリク(650円)。

 この店には1時間半ほどいた。かなり裕福でハイソな女性がここに集まっていた。窓際に乳児をおき、持ち込んだパソコンで仕事をしながらのモーニング。私も負けた。

11:30 ザナバザル美術館
 まずまず。

 1階は若い作家達の展示即売会になっていた。その中では、自分の手をいっぱいに広げたスタンプをした馬の塑像が良かった。


上:正面に見える青い建物がザナバザル美術館。

12:30 民族歴史博物館
 展示内容はそこそこ充実してたので60分ほど使った。


上:民族歴史博物館の入り口。ザナバザル美術館から歩いて5分なのが嬉しい。この他の見所もかなり近い位置にあるので精神的に楽だ。この博物館では昨日のチェコ人観光客に出会った。ハラホリンからずっと同じルートなのでビックリ。

14:00 スフバートル広場
 歴史博物館を出ると、スフバートル広場に向かった。距離にして100mである。


上:スフバートル広場を散策する人々。ご覧の通り、日ざしが厳しい。


上:スフバートル広場のスフバートル像の前で記念写真を撮ってもらう人々。まだまだカメラを持っていない家庭がたくさんあるので、このような商売が成り立つ。その一方、携帯電話のカメラで気軽に撮影する人々も多く見られる。


上:像の台座には、中国と戦う戦士達のレリーフがある。日本では、このような戦争に関する記念碑を見かけることは少ない。


上:3対3のバスケットボールをする青年達の周りには、たくさんのギャラリーがいた。


上:白鳳の看板を発見。

 それからバスで、ボクドハーン宮殿博物館まで移動した。

 バスはモンゴルで初めての体験だった。1回200トゥグリク。ガイドブックに載っていない路線もたくさんあるので、時間があるならいろいろ挑戦してみたい。違う方向に行ってしまったら、同じ番号で戻れば良い。


上:バヤンゴルホテル前。ここは、たくさんのバス路線の乗り場になっている。

上:青いボディーの市バス。その色は統一されていない。バスを待つ間に撮影した。


14:40 ボクドハーン宮殿博物館
 悪くない。ハラホリンのエルデニ・ゾーと同程度に良い。


上:宮殿の正門の屋根。


上:土産物屋の壁にあるショップのポスター。


上:同上。


上:宮殿内部。

上:王様や女王様の寝室。

 宮殿散策後は、やはり市バスで帰った。


上:市バスに乗り込むと同時に撮影したバス内の様子。


上:左端のお兄さんは、チケット売りである。彼が近づいて来たら、黙って200トゥグリク支払えば良い。おつりが必要な場合も同様である。

17:00 国立サーカス
 国立サーカスは休業中だった。秋から開催されるらしい。


上:青い屋根で、全面ガラス張りの建物が国立サーカス。その正面には、幅50メートルほどの緑地帯?のような道路が続いており、300メートル先にノミンデパートがある。下の写真は、国立サーカス側からデパート方面を見たものである。


上:国立サーカスからデパートを撮影した。

17:30 夕食
 韓国料理専門店に入った。羊を感じない韓国麺が食べたかったからである。出てきたのは、ご覧の通りインスタントラーメン。羊肉が無かったのは嬉しいが、ちょっとショック。1番美味しかったのは、右上のカクテキ。左上のキムチは古くなっていた。


上:2500トゥグリクは高すぎると思うけれど、インスタントラーメンは安くないから適正価格とも言える。ただ1点、スープのだしを取るために羊を使っていることは許せなかった。とても辛いスープなので、最後になるまで気づかなかった。

18:00 ショーを見る
 午前中に見学した博物館で、英語が堪能な女性に、民族ショーが見られる劇場を教えてもらった。ウランバートルにはいくつかの劇場があるが、その中でも1、2を争うものらしいから期待できる。


上:紹介してもらった劇場ツキ・ハウス。この劇場は国立サーカスの西隣にある。上の写真左端に、国立サーカスの青い屋根が少し写っている。

 劇場に入ったのは開演5分前だったが、私は正面かぶりつき席に座った。正面ボックス席に座っている団体さんにお願いして席を使わせてもらった。はじめは分からなかったが、彼らはとある日本企業の社長さんと社員で、仕事と研修旅行を兼ねてモンゴルに来ているらしい。社員さんの中にモンゴル出身の方がいらっしゃるので、いろいろな楽しみができると思う。


上:ショーのオープニング。


上:かなりの声量だが、残念なことにマイクを使っている。楽器の音量が小さいので合わせるためかも知れないが、クラシックを聴き慣れた人にとって、マイクやミキシングは邪魔の2文字である。


上:男だけのダンス。私はこれが相当気に入った。今晩も夢に出てきそうだ。


上:女性だけの踊り。収穫の様子を表していた。


上:ホーミーを生で始めて聴いた。これもマイクを通しているので、本当に残念だった。また、ステージ上段には楽団がいる。


上:これもマイクが入っている。


上:神々に関する演劇。


上:これが一番怪しい感じがした。サーカスの季節になれば、そこでも出演するのかも知れないが、モンゴルではサーカスが必要なので、高いレベルの団体がいくつもあると思われる。


上:千手観音のようだった。


上:写真では死角になっているが、片手で倒立している少女の右にいる少女は、倒立した自分の身体を「歯」で支えている。


上:ホーミーと民族楽器の共演。音楽的には、これが圧巻だった。この世のものとは思えない音の重なりが響いた。これもマイクがなければ、さらに何1000倍も楽しめたと思う。


上:笛。


上:総踊り。

 大変素晴らしい公演だった。これで7ドルだから本当に安いと感じた。
 撮影料金5ドルを追徴されたが、喜んで支払わせて頂いた。

19:40  デパートでショッピング
 買い物にはかなり時間がかかる。これまた困ったものだ。目的の品は、帰国する時に着る服など。

22:05 夕食
 食欲は全くないが、少し食べた方が眠りやすいかも知れない。昨日と同じレストランで、ほぼ同じメニューを注文する。


上:ビールとサラダ。

22:50 シャワー
 水離れはしているが、リラックスできるものではない。とりあえず身体はきれいになったと思う。

23:15 消灯の準備

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