このページは『モロッコ旅行記 2007春』 2007 march -2007 april です。

私の日記
2007年3月23日(金)〜24(土)      快晴
                      
◎ セントレア空港(名古屋)からカサブランカまで====
自宅(地下鉄)19:45→ 金山(名鉄)20:10→ 20:41 セントレア空港
22:50(エミレーツ航空)→ ドバイ

                          
機内泊
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 今回の旅は、前回のイラン旅行から2年以上のブランクがあったので、旅の感覚、野生の直感、現場での決断力などを取り戻すリハビリとして、軽く歩くことが目的だった。期間は10日前後に短くし、飛行機も直行便、あるいは、無理のない乗り継ぎになるように目的地を設定した。したがって、国はどこでも良かった。

 カサブランカ(モロッコ)になったのは、旅行代理店の店頭で「エミレーツ航空で行くドバイ往復5.5万円」に惹かれたからで、ドバイでの乗り継ぎが良く、過去に行ったことがない国なら良かった。結果として、比較的旅行しやすそうなモロッコに決定した。出発日の3週間前のことだった。

 チケットを決めた当日、旅行ガイドブック『地球の歩き方』を買った。カサブランカから先の行程を大まかに決めたが、実際にそのように動けるかは分らない。詳細は、飛行機内で決めれば良いと気軽に考えていたし、現地で決めることも今回の旅の目的の1つだった。

 準備で1番困ったことは、持参するパソコンと撮影機材である。パソコンは、これまで旅行用として愛用していたi-bookのバッテリーが劣化し、1時間程度しか持たない状態になっていた。また、最新のPowerBook(インテル)も候補に上がったが、古いオペレーション・システム『OS9』を動かせないので、結果としてPowerBook G4に決定した。ただ、パソコン盗難の危険性を考えて、データ保存にたくさんの時間を使った。また、デジカメのバッテリーも劣化していたので、新しいデジカメも1台購入した。

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 出発日当日は、地下鉄で『金山駅』まで行き、そこから名鉄電車でセントレア空港へ向かった(790円)。途中、いつもの風景を撮影した。新しいデジカメ、オリンパスのμ725wに慣れるためでもある。


名古屋市の地下鉄『金山駅』の改札口:今は見慣れた風景だけれど、時間と場所が変われば、珍しい生活風景の1つになるのだろう。改札口は、乗客が購入した磁気切符を通す構造になっている。無人で行われる。構内の時計は、午後7時58分を指している。


名鉄『金山駅』の改札口:改札口の構造は地下鉄とほとんど同じである。頭上の電光掲示板で、行き先がよく分かる。上の表示のうち、『快特』は『特急』よりも速いが、5分ほどの違いしかない。また、特別車は別途350円が必要になる。この辺りは、直接、関係職員に聞かないと分らない。時間と金は同じように重要なのに、お金は抜けることが多い。

20:10 金山発
 特急列車の普通席に乗った。この列車は、特急だけれど、途中からいくつかの駅に止まった。また、普通席の車両は乗車率120%で立っている乗客がいたけれど、特別車両は空いていた。これを『当たり前』と思うことは危険で、これを放置すると、収入の格差について鈍感になってしまう。現在の私は、社会の中ほどに位置する一般大衆であることを忘れてはいけない。

 また、5分前に出発した車両は、全て特別車両なので空席が目立った。この空席を運行する料金は、満席で立たされている一般大衆も均等に払っている。さらに、20:05発と20:10発の車両を合計すると、特別車両11(8+3)、普通車両3(0+3)で、それらの比は11:3。この比率の変動は、格差の一端を示す。

 私はこれからモロッコに旅立つけれど、飛行機の客席はエコノミー・クラス(庶民・階級)。モロッコに行くと、当地の人々から大金持ちのように思われるが、私の日常生活は、まるで中間に位置する庶民である。ただし、海外に旅行できるという時点で、私は相当なアドバンテージを頂いている。この点は十分に感謝しなければならないし、こうしてHPで御報告申し上げて、みなさまに少しでも還元しなければいけない。


セントレア空港への道:車窓から急いで撮影したので車内が写り混んでしまい、よく分からない写真になったが、海の上に浮かぶ人工の島、中部国際(セントレア)空港へ渡る道を撮りたかった。道路を照らすオレンジや白色の電球、名鉄電車内が写っている。


20:41 空港着
 セントレア空港は思ったより快適だった。私が乗る飛行機は、本日の最終便に近いことが原因だろう。

21:00 チェックインカウンター
 全ての荷物を1つにまとめ、機内持ち込めるか質問した。問題は大きさではなく、重さらしい。はかりに載せると7.9kgだった。「ぎりぎりですね」と言われたので、「8kgまでですか」と質問したら、実際は7kgまでなので、かなり良いサービスだ。こんな小さな出来事で楽しい旅になりそうな予感がする。

 それから出国するための場所へ移動した。そこで、手荷物に中にアーミーナイフが入っていることに気づいた。ここで預けることも可能だと思うけれど、どうせ受け取りで待たされることになるなら、トランジット時間が短いこともあるので、チェックインカウンターで預けたい。私は、もう一度戻った。そして、図々しくも絨毯のあるVIPカウンターのお姉さまに相談した。結果はオーライ。庶民なのに、すみませんでした。

21:20 出国

 空港内には、ビジネスセンターと呼ばれる空間があって、無料で電源とケーブルを提供している。どこの空港でも可能なサービスだけど、真新しい施設と快適な椅子が私の勤労意欲をかき立てる。次にセントレア空港を利用するときは4〜5時間前に出国し、ここで仕事したい。違う刺激を受ける。ただ、メールの送受信はできたが、HPの更新ができなかった。次も挑戦する。

22:50 セントレア空港発
 飛行機の座席はエコノミークラスなのに、専用モニターがあり、ゴージャスなヘッドレストがついている。空間演出としては悪くない。また、最高のサービスとして私の隣が空席だった。通路側を希望したので、窓側指定の人とバッティングすることなく隣席を得た。ほぼ満席状態の中では、奇跡とも言える。あぐらをかいて、両肘を使えるのでファーストクラスみたい。

 軽食(夜食)は、日本時間0時20分頃にサービスが始った。それまでは、寝ていたので、間一髪のタイミングでやり過ごすところだった。白ワインは、初めの1口は圧倒的な美味しさだったけれど、最後まで飲む前に飽きてしまった。バドワイザーは、メロンの味でははく、十分水に浸したメロンのようだった。


上:朝食のような軽食サービス。

 アルコールが回り、ようやく心身が仕事から解放されようとしている。これから、20時間近く飛行機に乗っていなければならないけれど、僕は機内の生活を楽しもうと思っている。きっと快適な時間になるはずだ。心配なのはパソコンのバッテリーで思ったよりも早く消耗してしまう。新品に交換してから数年経過するから仕方ないけれど、、、。また、運が良ければ、ドバイからカサブランカまでは横になって寝れるのではないかと思っている。なんか、そうなりそうな気配もする。

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私の日記 3月24日

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