このページは『モロッコ旅行記 2007春』 2007 march -2007 april です。

私の日記
2007年3月24日(土)      快晴
                      
◎ テヘラン市内観光 =======================
6:00ドバイ(エミレーツ航空EK715)7:50 → 12:50 カサブランカ
サブランカ(国内列車)→ メクネス

・メクネス市内観光

                            メクネス泊
==================================

 アラブ首長国連邦の1つ『ドバイ』に到着したのは、翌日午前6時頃だった。


上:タラップから撮影(ドバイ国際空港)。

6:54
 空港内のショッピングモールをうろうろして、ちょうど今、搭乗口でチケットをモギられたところだ。それにしても、
セントレア空港(日本)でチェックインした時、ドバイ〜カサブランカの席を通路側に指定したのは失敗だった。ここからは日中のフライトになるので、機内から珍しい景色が撮影できたかもしれない。

 ということで搭乗口で交渉してみたけれど、ダメだった。それでもシツコク、離陸まで時間が35分もあるから、直前になったらもう一度交渉してみるつもりだ。

7:30頃 搭乗
 席の変更はできなかったけれど、忙しい最中に感じよく対応してくれたから仕方ない。


上:ボーディングブリッジを撮影。今度はタラップを使わず、待ち合いロビーから直接乗り込む。

7:50 離陸
 ほぼ予定時間通りに飛び立った。私はそれから寝た。朝食の量は少なく、クロワッサンを追加してもらった。フランデーは大したものではなかったが、久しぶりなので美味しく頂いた。また、ブランデーの後のビールは不味く感じる。


上:朝食メニュー。クロワッサンを2つ頂いた。お酒は飲まない。

 さて、今回の旅のテンションは、ドバイ空港でようやく上がってきた。モロッコ(カサブランカ)から飛行機(国内線)の手配できなければ、今日中に鉄道でメクネスまで移動しよう。そして、1日ゆっくり観光してからフェズに移動する。それから先のスケジュールはフェズできめれば良いが、寒ければ沿岸地方へ、フェズが面白くなければカバス街道へ、全くアイデアが浮かばなければ鉄道でマラケシュまで移動しよう。これだけのオプションを作っておけば、今の段階では問題あるまい。


上:11時頃、昼食。1番美味しかったのは左下のパンとバターです。

12時半頃 カサブランカ空港着
 いよいよモロッコの旅が始まる。

12:50頃 入国審査
 入国審査はスムーズで、大きな問題はなかった。ただ、自分が並んだ役人は仕事が極端に遅く、他の審査官(8人ほどいる)には長い行列ができていたが、私の後ろには3人しか並んでいなかった。ようやく私の番になったとき、すぐ後の人は「グッド・ラック」と言って私を送り出してくれた。

13:30 空港内で旅支度
 ここで両替をしたり、市内への移動方法を調べたり、他の都市へのフライトを調べなければならない。とりあえず、空港内のインフォメーションセンターを探し、のぞいてみた。

 私が市内への移動方法を尋ねると、センターの男性は、「あと2分で列車が出発するから急げ」と言った。私は、「あと2分ではなく、午後2時の間違いだ」と判断したけれど、本当にあと2分だった。乗り遅れてしまったけれど、現地通貨を持っていないから仕方ない。私の財布には、日本円とキャッシュカードしかないのだ。

 次の列車が発車するまでの1時間は、あっと言う間に過ぎた。

●両替について
・日本円からの両替率はとても悪いので、ドルから変えた方がよい。
・日本の某銀行のカードで、私の個人口座から現金を引き出せた。
・今のレートでは、約15倍になっていると考えて良い。


上:カサブランカ空港に隣接する鉄道駅のチケット売り場。1時間に1本しかないけれど、時間の誤差は1分以内と考えてよい。また、その他の路線のタイムテーブルもかなり正確で、非常に信用おけるものだった。

16:00 カサブランカの駅にて
 少しずつ旅の感覚が戻りつつある。チケットを1等席から2等席に変更したり、スナック菓子を買ったり、パソコンのバッテリーを充電したりすることで、周りの状況が見えるようになりつつある。過去1年間は、できるだけ周囲を見ないようにして過ごしてきたから、ここで野生人の感覚を取り戻したい。
・チケットの変更料金
・チップス14
・オレンジジュース12


上:鉄道『カサブランカ駅』のチケット売り場の職員。通常はコンピューターを使って発券するが、私の場合、途中駅から座席を2等から1等に上げるので、手書きの処理となった。少々手間取ったが、事務処理能力は高い。

16:30頃 カサブランカ発
 列車は遅くはないけれど、各駅停車のように止まった。2等車両は乗り降りする人があるので、立っている乗客もいるようだった。それに比べて私の1等車両はがらがらで、誰もいないに等しい。私は6人用のコンパートメントを1人で占有して景色を楽しんでいる。

 でも、ポテトチップスを食べ終わると眠くなり、横になり、やがて意識を失った。

 車窓から流れ行く風景を楽しもうと頑張っていたが、高さ2.5メートル前後の民家の壁がばらばらと見えるだけで、変化に乏しい。日本の新幹線の名古屋〜東京の方が、何倍も変化に富み、美しいと思った。もちろん、私が起きていたのはほんの30分に過ぎない時間だから、全体について断定することはできない。

左:どこか忘れてしまったモロッコ国内の「とある駅」

下左:1等コンパートメントの室内。
   私は6つの席を独占している。

下右:かなり眠そうな私。

 次に起きたのは午後6時50分で、車窓の景色は自然に溢れた美しいものに変わっていたが、写真の納めるための光量はなかった。トイレに行こうとすると車掌がいたので、私が降りる予定の「メクネス」の到着時間を聞いてみた。すると、「次の駅だ。」ということなので、とても嬉しかった。

19:10頃 ネクネス着
 メクネスの駅はこじまんまりとして、親しみが持てるものだった。正面の通りに出ると、タクシーの運転手が声をかけて来たが、私が断わるとごく自然に立ち去った。私は予定しているホテルへと歩き出した。地図上では徒歩5分の距離である。


上:メクネスの鉄道駅。正面にある大通りはゆったりしていたが、片道1車線の両面通行。人通りも多く、身の危険を感じることははかった。

5分後 ホテルにチェックイン
 私は予定していたホテルで荷物をおろした。ホテルのフロントは感じが良く、駅から近いので、明日のメクネス1日観光には十分である。

10分後 ホテルの周辺散策
 ホテル周辺の散策に出かけた。食事をするためでもある。ここはメクネスの新市街と呼ばれる地域で、道路が計画的につくられ、比較的新しい建物がたくさんある。私が歩いた道は、たまたま1番賑わっている道であったが、道行く人々の様子は、上の写真(鉄道駅前)とあまり変わらない。


上:夕食をいただいたレストラン『マルハバ』


上左:特製スープ(5ディナール)
上右:鶏のタジン(25ディナールぐらい)
 両方とも、かなり美味しい。とくに、タジンは旅行中1、2を争うものだった。


上:レストランの店内。テレビではサッカーの国内リーグが放映されていたけれど、客も店員も無関心な様子だった。組み合わせが悪いのかも知れない。

 お腹が満たされると、ヒゲそりを買ってからホテルに帰った。ホテルでは屋上に登り、街の様子を撮影した。


上:ホテルのテラスから撮影したメクネス新市街の様子(午後9時)。

21:15 シャワー

21:30 消灯
 部屋は寒いけれど、ベッドのシーツは綺麗で、厚手の毛布と共にしっかりメイクしていあるので、快適に寝れそうだ。私は、薄手のジャンパーを2枚重ね着して、頭の上にある小さな電気を消した。


上:私の部屋(翌朝写す)。

続きをどうぞ!

私の日記 3月25日

 このページのTOPへ


 (c) 2007 fukuchi takahiro [
→home]