このページは旅行記『メキシコとキューバの旅行記2008夏』 2008 jul. 19 - 2008 aug. 19  です。

私の日記 16日目
2008年8月3日 日曜日           
                      
◎ ハバナ旧市街(世界遺産)散策 ===============
(1)日曜市の見物
(2)ホテル『アンボス・ムンドス
(3)ハバナ市立博物館(旧総督官邸)
(4)自然史博物館
(5)フエルサ要塞
(6)旧市街のカテドラル
(7)ガルシアロルカ劇場でバレエを観る
(8)旧国会議事堂前の夜のカーニバル見学


                           ハバナ泊2
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 次に目が覚めたのとき、時計は8時を回っていた。昨夜の特設ステージの行方は分からないけれど、カーニバルは今週の金曜日までだから気にしない。今晩チェックすれば良いことだ。

8.30 朝食
 朝食では驚くことが起こった。食べきれない量のフルーツが出た。フルーツで満腹になるだけでも幸せなのに、今日は特別な日曜市場で新鮮な野菜や果物がたくさん手に入ったらしい。


上:初めに出された本日の朝食。エスプレッソ、ケーキ、マンゴ100%ジュース、バナナ、パヤイヤ、ハム、卵。


上:さらに追加された果物達。

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上:市場でも入手できないスペシャルな果物。詳細は不明だけれど、かなり美味。
 エスプレッソと頂く。

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上:宿の女主人が夕食の準備を始めた。豚肉のハムを使った料理。

 一緒に食べたスペイン人の女の子とたくさん会話もできて、本当に楽しい時間だった。

10.00 日曜日だけの市場
 週に1回だけの市場なので、遅くなってしまったけれど見るしかない。
 出動(徒歩5分)。
 とにかく、この宿のロケーションは最高。
 場所:カピトリオの東で、南北に走る道路(直線距離80m程度)。
  下の写真の中にカピトリオやガルシアロルカ劇場が写っているものがある。

 気楽で、何でもあり、な感じ、がたまらない。

 僕はキューバで最高に旨いと言われているサンチャゴ・デ・クーバの完熟マンゴ2個(1個8ペソ)を購入した(外国人通貨1ペソを支払って、お釣として現地通貨8ペソをもらう計算になる)。日本なら10000円は下らないであろうマンゴを40円でゲット、!!

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上:背後の建物は、旧国会議事堂『カピトリオ』。


上:背後に見える立派な建物は、ガルシアロルカ劇場。

 一旦宿へ戻り、マンゴを冷蔵庫にしまってから、その足で旧市街を散策した。

 いくつかの画廊を回ったけれど、同じようなタイプの絵が多かった。観光客の嗜好に合わせた結果であろう(写真なし)。

 それから、ヘミングウェイが常宿としたホテル『アンボス・ムンドス(写真下のピンクの建物)』へ入り、静かなピアノの生演奏を楽しんだ。時間があれば、簡単な飲み物を頂くものも良いだろう。

上:竹馬に乗り、陽気な音楽に乗せて踊る芸人達が来た。しかし、あまりにアカラサマに金を集め回るのでがっかり。見物する気にならない。

右:旧市街の目抜き通り『オビスポ通り』とキューバ国旗

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上:本日の昼食となった焼き立てのチーズ・ピザ。まったく塩が効いていないのに吃驚した。味がなくて食べられない。

ハバナ市立博物館(旧総督官邸)
 写真はたくさん撮ったけれど、良く理解できてないものが多い。


上:ハバナ市立博物館(旧総督官邸)の中庭


上:アメリカとの条約を結んだ机(たぶん)

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上:水蒸気で動く自動車(たぶん)


上:キューバの国旗の紋章

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上2枚:バスタブと寝室。こんなバスタブは自分の家にも欲しい。毎日使ってあげるのに、、、

自然史博物館
 この博物館も、前のハバナ市立博物館も『アルマス広場(中央広場)』に面している。

 大人も子どもカップルも嬉々として見学している。その純粋の驚き方が非常に新鮮で嬉しかった。この見学者がいなければ、日本の科学館になれてしまった私は数分で退出してしまったと思う。キューバの人々の好奇心の高さを勉強するには、とてもよい博物館だと思う。結果として、私のお勧め度は高い。

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上:博物館の入り口


上:アグア(水、AGUA)という単語に釣られて店の中に入ったら、本当に水を売っている店だった。これは地元人専用の店のようで、コップ1杯1ペソ(5円)以下だと思う。私は、何だか分からないままにコップ1杯の水を飲まされ、2ペソ(10円)を請求され、ペットボトル入りの良く冷えた水をもらった。ドルショップとは比較にならないほど安い価格だった。何だかわからないけれど、ありがとう。空いたペットボトルも捨てないようにして使うようにします!

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上左:海釣りをする人々。
上右:だけど、海は重油で汚染されている。かなり酷いと思うけれど、、、

フエルサ要塞
 次に、不思議な形をした要塞(写真下左はその模型)を見学した。

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上:この婦人像は、キューバを代表するラム酒メーカ『ハナバ・クラブ』のデザインになっている。
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 残念なのは、博物館の係員の対応が良すぎることだ。私は、彼が私にチケットを渡さず、入場料をポケットに入れたことを知っていた。

 市民が金銭的に豊かになるのは良いことだけれど、心が貧しくなることは良くない。ただ、キューバの現状は『金銭の豊かさ=身体および心の豊かさ』として、それらが直結している側面もあるので一概に否定できないが、この先、どこで切り替えるかは難しい課題だ。

旧市街のカテドラル
 適当に散策していたら、突然現われて吃驚した。その存在感は一見の価値がある。ただし、教会そのものはキューバ人の信仰を集めているとは言い難い雰囲気だったし、教会内部に入りたいとも思わなかった。なぜなら、このカテドラルはアフリカの人々を商品(奴隷)として売買した人々が集った建物だからだ。とくに権力者達が集ってイエス・キリストに祈りを捧げていたかとを思うと、私は軽い吐き気をもよおした。

上:巨大な鐘や教会前広場は歴史の重みを感じる。

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上左:ドルショップでラム酒『ハバナクラブ(5年もの?)』を購入。
上右:観光客用の市内バス。5ペソ(外国人用、500円)で乗り放題だけれど、一般用の市内バスは0.4円(1/100)の料金。

17.00? ガルシアロルカ劇場でバレエを観る
 遠くから見る外観はとても素晴らしいので、内部も見学したいと思っていた。見学だけでは面白くないので、ステージ公演を見たかった。しかし、公演は金・土・日曜日しかないので、すでに開演していたけれど、無理して入った。


上:昼にチェックした『ガルシアロルカ劇場(背後に見える立派な建物)』。

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上:公演を終えて出てきた人々。

20.00頃 夕食
 自室で、良く冷えたマンゴとラム酒を頂いた。この世の極楽を味わった。

上:マンゴとラム酒は信じられないほどに合う。とくにマンゴは少し発酵して、酸味を帯びていた。

 夜、部屋で日記を書いていると、日本人4人が尋ねて来た。しかし、私の宿は満室だったので、女主人が電話をかけ、他の宿に移動することになった。暇な私は、彼らと一緒に民宿の見学にいった。この先の勉強にもなる。その宿は小さく、環境は良くなかった(4畳半の部屋にベッド1つ、マットレス1つで4人寝る。料金は4人で25ペソ)が、民宿の人は大変良い人だった。エアコンとテレビがあるのは、私の部屋以上であるが、、、それから、夕食もついたのはよかったと思う。


上:サービスの夕食を食べる

 それから、はた・ジュンペイさんと夜の散策に出た。ビール(1ペソ)を飲みながら歩くと、ハバナに馴染んだ気がしたが、ガラス瓶のビールは警察官に没収された。酔ってガラスを投げると、危険な状態になるからだ。


上:ビールとアイスクリーム(5円)。このアイスはとても安いけれど、薬品を食べているようだった。ちなみに、私が好きなアイスは、外国人通貨で1.55ペソ(150円)する。

 それから私の部屋に戻って、ラムを飲み、再び屋外ステージを見に行った。


上:すでにステージが始まっていたが、パフォーマンスの質が低いので地元民達は三々五々に帰った。私達も早々に引き上げた。準備中のCDの方が、ずっと盛り上がっていた。

続きをどうぞ!

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