このページは旅行記『メキシコとキューバの旅行記2008夏』 2008 jul. 19 - 2008 aug. 19 です。 |
私の日記 20日目
2008年8月7日 木曜日
◎トリニダー市内観光 =======================
(1)革命博物館
(2)マヨール広場
(3)トリニダー市立歴史博物館
(4)北部の小高い丘と洞窟ディスコ
トリニダー泊2
=================================7.00 起床
中庭から、美しい朝焼け雲が見える。町のどこかに海まで見晴らせるところがあれば歩いてゆくが、昨日散策した限りでは見つからなかったので、しばらくここで仕事をしよう。今朝1番の仕事は銀行で両替えなのだ。それにしても金がないことは辛い。日本ではほとんど経験していないから、なおさらに辛い。昨日は朝食を食べてからビスケット、ブタの缶詰、ラム酒だけだったから、フン詰まりでもおかしくない。市場で果物を買いたい。1ドルあれば、山ぐらい(最高のマンゴを3個、バナナなら6kg)買えるのになあ。メキシコでキャッシュカードを強盗されてから、現金は着実になくなり、小額な消費はボディーブローのようにダメージを与え、うっかすれば財布は空になる。旅行を始めてから、すでに16万円も使ってしまったとは想像もつかない。宿泊費は1泊2000円までに抑えているに、、、
上:とても爽やかな朝のトリニダー旧市街。8.20 銀行
日本円1000円を残して全ての日本円とメキシコペソを換金した。アメリカドルも両替したが、思ったよりも悪くなかった。両替率
日本円:1000円→8.1ペソ
メキシコペソ:1000ペソ→8.45ペソ
アメリカドル:100ドル→80ドル
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上:タマリンダという良く冷えたジュースを飲む。2ペソ(10円)。痺れるほど旨いので、連続して2杯頂く。仕事を終えて散歩をしていると、ジュンペイさんに出会い、そのままバスターミナルへ向かった。結局、1時間半ほど時間を使ったけれど、まあ、そんなものだろう。誰かと一緒に行動するというのは時間を消費するものである。それに引き換えて得るものがあれば、それはそれで良い。
何だか分からない立派な民家
見学料2ペソだったかなあ
上:受け付けのおばさん
上:ツアー観光客.
上:綺麗な装飾模様は、絵具で書いたもの。
上:大きな寝室に小さなベッドも優雅なことだ。昼食は露天のサンドウィッチを食べたかったが、見つからないので、1.5ペソのツナ缶と0.5ペソ分のビスケットで食いつないだ。早くハバナに戻りたい。所持金21万円を全て使い果たしてしまうなんて、どこかで何かが間違っていると思うけれど、日本でも同じようなことをしているのかも知れない。これは何かの警告だろう。お小遣い帳でもつけようかしら、、、
上と右:テレビ局が取材に来てきた。ここは世界遺産に指定されているトミダニー旧市街なのだ。. 革命博物館
写真撮影も全然オッケーだった。ただし、お金を払ったと思う。
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独立を勝ち取るためにはたくさんの犠牲者が出た。紫色の服を着ている女性は、ピンク色の服の女性に熱心に説明を求めていた。私は聞き耳を立てていたがスペイン語なので5%ほどしか分からなかった。とりえず、写真の男性は、上の写真の上部に写っている道具で拷問を受けたらしい。
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上:アフリカから、たくさんの黒人が奴隷として運ばれてきた。. ![]()
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上:アフリカから黒人を奴隷として運んできた海路。当時のスペイン人とコロンブスは、人間の尊厳を知らない自らの欲望だけで動いた動物であるとも言える。これで、革命博物館の見学は終了。次に、ちょっとした展望台のある博物館に向かう。
上:街角のおまわりさん。その前に、マヨール広場の前にある、ちょっとしたギャラリーに入る。ここの2階からの眺めはとても良い。
上:ちょっとしたギャラリーの2階から、マヨール広場とサンティシマ教会を写す。
上:同じギャラリーから、路地を写す。
上:ギャラリーの2階
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展望台のある博物館
たぶんトリニダー市立博物館だと思う(写真下左)
上:右にあるのが展望台。たいして高くないけれど、、、.
上:展望台への階段。途中は土産物ショップ。
上:展望台からアルマス広場とサンティシマ教会を望む。さっきの、ちょっとしたギャラリーは画面右端中央、その隣に私の宿がある(写真には写っていない)。
上:展望台から南を望む。遠くにアンコンビーチとカリブ海が見える。翌日、私はそこでスクーバ・ダイビングした。
上:カリブ海を背景にして記念撮影。日傘の骨は折れてしまったが、直すことなく愛用していた。展望台からの写真はここまで。
次は、宿に戻って昼寝するまでのスナップ写真。
上:バス停の前の風景。
外国人専用『ビアスル社』のバスの到着に合わせて、民宿の客引きが待っている。トリニダーは行儀良く、バス停の敷地外で整列して待っていた。
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上の2枚:私の宿の玄関を入ったところ。この民家も世界遺産に指定されている。高い天井や、古く大きな木の柱は日本の世界遺産『白川郷』の民家に共通する。
上:民宿の家主である『おじいさん』。写真中央にあるテスターを手に取り、自慢げに「これは日本製だ」と教えてくれた。14.30〜18.00 昼寝
博物館の見学も済んだし、暑いから寝る。18.00 夕暮れ時の散歩へ
上:良い感じのトリニダーの人々
上:実は酔っぱらっているトリニダーの男達
北部の小高い丘と洞窟ディスコ
気分が良くなって、小高い丘の頂上まで歩いてしまった。片道40分ぐらいだったと思う。見晴しは大して良くないけれど、散歩としてはかなり良い。
上:昔は活躍していたであろう大砲と教会。
ただし、僕は教会は嫌いだ。
教会の始まりは『奴隷の始まり』だからだ。
キューバの人も同じように感じていると思う。
だから廃虚なのだ。右の2枚:丘の頂上付近の建物から見た風景。
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20.30頃 天然洞窟の中にあるディスコ
正確な時間は忘れてしまったが、ディスコは夜10時から翌日3時ぐらいまで。僕はディスコが始まる前に、わざわざ見学料を払って誰もいない洞窟内を見学した。
上:ディスコの入口。
上:DJボックスから見た客席(手前)とステージ(左上).
上:洞窟内の男性用トイレ。
上:客席から見たバー(左奥)と踊り場(右奥)。客席と踊り場は3箇所ほどある。
友達と一緒なら、一杯飲んで踊ったと思う。否、踊りたかった。
上:持参したガラス瓶に『ラム酒』を入れてもらう人。これぐらいの量で10ペソ(40円)ぐらいかなあ。
一口飲ませてもらったけれど、劇ウマで、有名な『ハバナ・クラブ』よりも美味しかった。決して雰囲気に誤魔化されたわけではなく、本当に美味しかった。こんなに美味しい酒なら、飲んでしまうのは仕方ない。寝る前の独り言
明日は15時発のバスに乗ればよいから、アンコンビーチへ行って遊ぼう。できれば度付きマスクを使って潜りたいが、なければ1ダイブだけでもして帰ろう。そういえば、ラムを飲んでいるのでコーヒーを飲もうとは思わない。一口のラムの方が美味しい。今日は、10セントで一口飲んだ。そしたら、そっちの方が美味しいような気がしてならない。実はこれ、本当の話かもしれない。だとすると、彼らは本当に美味しいものを毎日飲んでいることになる。やられた!
宿までこぼれてくる音楽を聴く限り、彼らは本気だ。熱いエネルギーが十分に伝わってくる。ハバナに帰ったら、毎晩音楽を聴くのも悪くない。僕が捨ててしまった感性を呼び起こしてくれるかも知れない。否、もしかしたら、ジャズというのは僕の底辺にあるものかも知れない。決まっていないもの、その場で変化するもの、相手によって左右されるもの、力と力のぶつかり合い、時間の流れの中における駆け引き、それがジャズだ。
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