このページは旅行記『バルカン半島9ヵ国 2009夏』 2009 AUG.11 - AUG. 31  です

ポストトナ鍾乳洞(スロベニア)

2009年8月15日
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ここは世界遺産レベルの鍾乳洞で、毎年100万人スケールの観光客が訪れるらしい。

ほとんどの客は自家用車(レンタカー)で来場し、
近くにある『洞窟城』や『シェコツィヤン鍾乳洞(世界遺産)』などを合わせて観光する。


上:鍾乳洞の入り口


10時からの洞窟探検ツアーの前に、水族館を駆け足で見学した

9:25 ポイストナ鍾乳洞の水族館見学
 水族館の展示方法が大変素晴らしく、私をわくわくさせた。目が退化し、体外に飛び出した3対の鰓を持つ白い魚(色素を持たない)は、全長30Bほどもあり、私が懐中電灯の光を当てると、ゆっくりを下に向って動いた。その動きは緩慢で、外敵がいないことを示していた。


上:水族館の内部へと誘う道。雰囲気満点だけど、これは水性生物にとっても良い生活環境であることは間違いない。

 それから、ここは撮影禁止になっているけれど、撮影した。もちろんフラッシュは使っていません。観光客は私だけで、ガイドもつかなかった。


上:肌色をした類人魚の模型。本物の大きさは全長30cmぐらいだったと思う。入り口で渡された専用の懐中電灯を当てると、その光に反応してゆっくりと動いた。撮影禁止なのに、観光客がライトを当てていいのかしら? と不思議に思う僕だった。


上:洞窟内に生息するエビ。この他にも、魚類や昆虫類などいろいろな種類の生物が展示されていた。ただし、とても暗い環境なので撮影はできない(初めから撮影禁止だけど、、、)


10:00 鍾乳洞探検へ出発
 水族館の見学を終えたのは、洞窟探検ツアー出発の5分前だった。

 すでに300人ほどの行列ができていたので、僕は10時のツアーに参加できないのではないかと不安になったが、それは杞憂だった。なぜなら、10時になると行列はさくさく進み始めたからだ。この探検ツアーは、入り口からすぐに歩き始めるのではなく、洞窟内にあるスタート地点までトロッコ電車に乗る。

 電車はとても簡単な作りで天上がない。2人が横に並んで座り、それが50列ぐらい続いている。こうした電車が、満席になると同時に出発する。次から次へと出発し、入場制限は一切かからないような雰囲気だ。


上:トロッコ電車の座席から写す。

 電車に乗って10分ほど進むと、広い場所に出て、そこで降りた私は、フレンチ、エスパニョール、イングリッシュ、スロベニアなどと電光表示されている看板を観ながら、イングリッシュのところに来た。80人ほどが集まり、用意されたマイクで説明を受けた。主な内容と注意は、ここは高い山で、ここから約1キロメートルほど歩くことになる。鍾乳石には触ってはいけない、写真は撮ってはいけない、など。写真については、ビデオやカメラを使っている人がたくさんいたので、私もそれに習った。フラッシュを使わず、大量の人の行進(あるいは行列)を妨げないようにすれば許される範囲の行動だろう。


上:観光客に着目

.

 帰りのトロッコ電車はとても寒く、身体が凍え切った。太陽の陽射しが嬉しかった。ここは、世界レベルのアトラクションの1つとして間違いないが、鍾乳石の美しさを堪能したいなら日本の『秋吉台』、自然と人間が作った洞窟のコラボレーションならポーランドの『ベリチカ岩塩鉱』を勧めたい。


上:洞窟内で記念撮影。とても寒いです。


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