このページは旅行記『バルカン半島9ヵ国 2009夏』 2009 AUG.11 - AUG. 31 です |
僕は日本を含めてたくさんの国で美しい風景をたくさん見てきたつもりだけど、ここは最高の1つだと思う。日本の自然が負けた、とさえ思った。僕は日本の自然が好きだから、ここは世界遺産だから仕方ない、と何度も自分を慰めていた。 この公園の特徴は、遊歩道が整備されていること、自然の近くを歩けること(必要以上の安全策をとっていないこと)、5時間以上歩いても全く飽きないこと、水と魚が溢れていること、適度な高低差があること、日本でお馴染みのブナ林があること、どこの場所を切り取っても極上の写真になること、などである。 公園までの道のりは遠いが、長い時間と大きなお金をかけて、僕はもう一度訪れたいと思っている。
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観光するためのアドバイス
1 首都ザグレブからのアクセス
私は朝1番のバスに乗った。公共のバスで2時間ぐらい、公園のゲートに辿り着いたのは、午前10時ごろだったと思う。ただし、バスの本数は極端に少ない(1時間に1本もない)。とくに、日帰りを計画している人は、帰りのバスを1本逃すと大変なことになる。2 公園のゲート
公園の入り口は『P1』と『P2』の2つがある。メインゲートの『P1』ではたくさんのルートが選択できるが、私は『P1』を通り過ぎて『P2』まで乗車してしまった。この原因は、『地球の歩き方2008年』に記述してある2つのバスステーションがいずれも『P2』であり、『P1』の記述がなかったからだけど、それは僕の確認不足である。3 どれだけの時間が必要か
天気が良いなら、2日間歩きたい。どんなに短くても半日(4時間)は用意したい。僕は朝から日没近くまで歩いたが、もっと歩きたかった。とても素晴らしいので、全く疲れを感じないし、全ルートを歩きたかった。4 近くで宿泊するなら
もし、公園近くでの宿泊は複数の方がよい。なぜなら、公園内はたくさんの人が歩いていたけれど、ホテル周辺はとても寂しかったからだ。ホテル内では自然を感じられないし、レストランで食事も1人にるだろう。ほとんどの観光客はレンタカーで来園するので、手頃な場所へ移動してしまう。なお、私はヒッチハイクで近くの村へ行き、そこの宿泊施設を利用したが、徒歩で移動できる距離ではない。周辺には本当に何もないので、野宿の危険性もある。日没後の公共移動手段は、タクシーを含めてない。5 お勧めのコース
ずばり、最も長いルート『K』。ちょっとした登山があるけれど、上からの眺めることができるので、この国立公園の最大の特徴である『階段状の地形』つまり『群れをなした湖』が良く分かる。私は、下を見下ろしては何度も下を歩きたい欲求に駆られたけれど、それは公園の西側で十分に堪能できるから、東側は大人しく高見の見物で良いと思う。6 最後に
ちょっとやそっとの絶景で感動していては、きりがないので、さっさと歩くようにすること。あなたの期待以上が連続すること間違いない。写真はどんどん撮影することになるので、バッテリーやメモリーカードの予備を用意する。どんなにサクサク歩くつもりでも、何度も何度も足を止め、何度もカメラを構えてしまうことになるだろう。したがって、途中で最長ルート『K』を断念しなければいけないことになるかもしれないが、その場合でも、船やバスは何度でも乗れるので、臨機応変に対応できる。
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