このページは旅行記『バルカン半島9ヵ国 2009夏 2009 AUG.11 - AUG. 31  です

6日目 2009年 8月 16日(日)
==プリトヴィッツェ湖群国立公園============================
    ザグレブ(バス)→プリトヴィッツェ湖群国立公園
プリトヴィッツェ湖群国立公園
    プリトヴィッツェ湖群国立公園(ヒッチハイク)→近くの小さな村
===========================小さな村のバスターミナルの宿====

6:47 ジュース、そして、パンを買う
 ザグレブで最大の広場、イェラチッチ広場前のキオスクで、ミックスジュース(6クーナ)を選び、100クーナ紙幣を出した。僕は小銭が欲しかった。実は、その前に行ったパン屋さんで2つの焼きたてパンを選び、100クーナ紙幣を出したら購入できなかったのだ。

 小銭を手に入れた僕はパン屋へ戻った。先ほど選んでおいたパンは、そのままになっていたが、焼きたてのビザがあったので、ついついそれも購入してしまった。2種類のパンもピザも全部同じ値段で、合計18クーナ。写真はカメラのバッテリーがないのでない。

 広場のベンチで日曜日の朝日を浴びながら腹を満たし、ザグレブ旧市街のスナップ撮影をした。

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上: 旧市街にある青物市場

右: 同上

 まだ客は少なく、新鮮な果物や花を並べている。ただし、傷んだ桃や葡萄などは容赦なく捨てられていた。


上:旧市街の青物市場の地下
 そこには乾物、漬け物、いろいろな動物の肉など、ありとあらゆるものを売る店が並んでいた。ガイドブックに乗っていなかったので、自分で発見した気分で嬉しかった。ただし、早朝なので買い物客はほどんどいない。


上: 印象的なザグレブの建物


上: 同上

 『聖マルコ教会』や『石の門』で撮影したものは、前日のページ『ザグレブ市内観光』へ移動させました。

8:00頃 宿をチェックアウト
 キーデポジットの50クーンを受け取る


上:イェラチッチ広場前の路面電車乗り場にあるキオスクで切符(8クーナ)を購入

 長距離バスターミナル乗り場まで、路面電車を使った。ザグレブでは乗れないまま終わってしまうのか、と思っていたので良かった。なお、切符は、乗車と同時に日付を刻印しなければいけない。さもないと突然の検札で罰金を徴集される。観光客だからこそ、言い訳は許されない。


上:路面電車を利用する人々。この時間帯は地元の人の割り合いが増える。

8:40 ザグレブのバス停から、プリトヴィッツェ湖群国立公園へ向けて出発
 バスの切符を購入(78クーナ)したのは出発7分前。乗り場を知らない私は急いだが、長距離バスターミナル内の表示は分かりやすく、迷うことはなかった。座席は一番後ろの窓側(右、日陰)で、最高のポジションの1つだった。その前には、8人の日本人女性ばかりの団体客がいて、観光気分が十分に盛り上がった。

10:50頃 プリトヴィッツェ湖群国立公園の『P2』に到着
 バス停から公園入り口まで、15分ほど歩いた。

11:17 入場券を購入
 110クーナ

 それでは、下の写真をクリックして、世界遺産に指定されている素晴らしい『プリトヴィッツェ湖群国立公園』を散策しましょう。

プリトヴィッツェ湖群国立公園のビデオを見る

17:55 ザダール行きのバスを逃す
 バス停について5分も経たないうちに1台の大型バスが停車した。行き先を見ると『ザダール』とある。僕は『スプリット』または『シベニク』に行きたかったから、その旨を伝えると違うと言う。運転手の言葉をそのまま信用するのは危険なので、ガイドブックの地図を急いで見ると、ザダールと僕の目的地は3時間ほどの距離がある。私は、このバスをやり過ごすことにした。
 それから30分以上経ってもう1度ガイドブックを読み直すと、先ほどの地図は鉄道マップで、道路マップではなかった。つまり、ザダル行きを選択しても良かったのだ。むしろ、ザダルに行けば、時間はかかるけれど、アドリア海沿岸のドライブをさらにたくさん楽しめるだろうし、世界遺産も2つ余分に見学できることになる。まあ、行ってしまったバスはどうにもならないので、そのままバスを待ち続けたが、2時間経ってもダメだった。時計は午後8時近くになり、太陽も沈み、今日の宿を探すのも難しくなりそうだった頃に、同じバス停で待っていた2人のオーストラリア人の女子と目が合って、ヒッチハイクで次の町まで行くことになった。彼女達は、その町に宿泊しているそうだが、この町にあるレストランの1つには、大型バスが休息のために停車するので、そこでチャンスをつかむことができると教えてくれた。

19:50 ヒッチハイク大成功
 5分もしないうちに1台の車が止まった。あまりに簡単でビックリした。実は、さっきバス停で2時間も待ちぼうけしている時に、同じようにヒッチハイクしようとしていた若い女の子2人組と、もう1つ別の3人組がいたが、彼女達は30分以上失敗していた。親指を立てるだけでなく、バレリーナのような可愛いジェスチャーをしてもダメだったので、仕方なく歩き出してしまったのだから、僕たちは本当に幸運だった。夕暮れ時になったことも幸いしたと思う。止まってくれてたのは、近くの村にいっていた母親を迎えに行った30代の男性で、車は1000CCの小さなものだった。彼の英語は何を行っているのか良く分からなかったが、オーストラリアの女の子が良く話をしてくれたので助かった。約10分で目的の町に着き、私たちはお礼を言って別れた。私は女の子達にもお礼を言い、さらに15分ほどの道のりを歩いた。

 いよいよ旅らしくなってきた。教えてもらったレストラン(左手(南側)にあるらしい)に着くまでの道のりで、私は5、6件のソベ(貸部屋)を確認した。レストランに宿泊施設がない場合は、ここまで戻れば良い。

20:24 ドライブインのホテル『MACOLA』にチェックイン
 レストラン前には数台のバスが停まっていたが、同時に『ソベ』の看板も確認したので、ここで宿泊することに決めた。もう疲れたし、これからバスに乗って移動して深夜に到着して宿を探すのも大変だ。

 チェックインはスムーズで、併設されているコンビ二のレジ係りのおばさんに申し出たら、パスポートと引き換えに部屋の鍵を渡された。今はお客さんが行列を作っているから、あとで来い、という話だ。料金は150クーナ。値引き交渉をしたが、実際に部屋に入ってみると、今回の旅で一番広く、設備が整っていた。冷蔵庫とクーラーはないけれど、下に24時間のレストランとコンビニ、そして、バスが待っているのが嬉しい。

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左: 私が宿泊したドライブイン
 24時間営業のレストランと宿泊施設がある。大型バスもたくさん止まるようなので、ちょっとワクワク気分。ドライバーと交渉成立すれば、どこへでも行けそうな気分なのだ。

左下と下: 私の部屋
 シンプルで清潔な部屋。窓の外には駐車場がある。僕は車の騒音が好きなので、最高のロケーションなのだ。左上の写真にある建物の3階のほぼ中央の部屋。

20:51 レストランで夕食
 自分で料理を選ぶことができたので、前に並んでいる女性と同じ物を選んだ。それは、牛の胃袋の煮物で大変美味だった。それがたったの12クーナだから驚きの低価格だ。その他に、サラダ(12クーナ)、ライス(10クーナ、何か載せるか聞かれたけれど、断ったら適当なソースをかけてくれた。それがまた旨い)、ビール(25クーナ)で、合計59クーナだった。こうしてみると、食事代は本当に安いと思った。とてもお腹が空いていたので、あっという間に食べ、飲んでしまった。


上:レストランの風景。良く見るとクマのはく製があるよ。


上:本日の夕食。右奥にある豚の胃袋スープが最高に旨い。日本では味わえないと思う。


上:バーのカウンターもあるけれど、24時間は大変だろうな。


上: クレープを作る女の子。大型バスが入ってくると、同時に何人も人が注文するので大変そうだった。

続きをどうぞ!

私の日記 7日目

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