このページは旅行記『バルカン半島9ヵ国 2009夏 2009 AUG.11 - AUG. 31  です

17日目 2009年 8月 25日(木)
===ソフィア(ブルガリアの首都)郊外の2つの遺跡巡り===========
(1) ボナヤ教会
(2) リラの僧院
==============================ソフィア2/3===

7:00頃 起床
 ソフィアの朝は、とても爽やかでした。


上:部屋のテラスから見た大通り。すでにたくさんの人が、それぞれの職場へと向っているようだ。


上:下へ降りると、朝の光が射していた

7:40  隣のホテルのレストランで朝食
 自分のホステルには朝食がないので、フロントで食券を買い(5レック)、それを隣の大きなホテルへ行く。もしかしたら、僅か5レック(2.5ユーロ)で美味しい食べ放題にありつけるかもしれない。窓越しに見えるのは、間違いなくバイキングだ。フルーツがたくさん食べたいと思っている。


上:本日の朝食。チケットを差し出し、食べ物が並んでいる台をみると、お目当てのフルーツはない。

 それでも、そこで1人で旅行されている日本人女性『麻記』さんと出会うことができ、大変良かった。彼女は車1台を貸し切り、これからボナヤ遺跡とリラの僧院を巡ろうと考えいる。マキさんは100ユーロ払う契約をしているけれど、「20ユーロでどうですか」と誘ってくれた。僕は一瞬迷ったけれど、同意した。こうして、今日1日のスケジュールは全て決定されたのである。

9:00 ツアーに出発
 待ち合わせ場所には、もう1人の日本人男性『直樹さん』がいた。彼は昨日麻記さんと出会い、タイミングが合えば一緒に行こうと約束していたのである。

9:30 ボナヤ教会
 車で20分ぐらいの距離だろうか、ボナヤ教会に到着した。

上:上手く写真で表現できなかったが、日本の広葉樹林のような庭園。

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左上:ボナヤ教会の入り口
右上:何だか分らない記念碑


上:ボナヤ教会の側面。ツアーの主催者である麻記さんも写っている


上:3人で記念撮影

 小1時間ほど滞在して、次の目的地『リラの僧院』へ向う。

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左上:馬車を発見
右上:途中で、良い感じの山を発見。数時間のトレッキングコースの案内板があった。

12:00 リラの僧院
 ボナヤ教会から90分ほどで到着した。


上:車のリヤウィンドー越しに見た『リラの僧院』正面入り口。ポイントは、黒い服の牧師さんと、出動準備ができた赤い消防車(クリックすると別角度からの写真)。


上:入り口から駐車場へ向う道。正面の建物には小さな売店があり、私たち3人はここで昼食をとった。見学後のことである。

 さて、それでは、リラの僧院を見学しましょう。

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左上:入り口。入場料のようなものはいらない。
右上:入り口の上のあった天井画。とくに大したことはないけれど、日本から遥かかなたのリラの僧院に来たというだけでテンション上がってしまうんだよな。


上:入って、ほんの少し歩いたところからの風景。異次元でした。

 それから、また30メートルぐらい歩いたところで、写真をパチリ。それが下の写真。


上:画面左に写っている縦長の建物は、鐘楼。


上:正面から見た鐘楼。1階部分は土産物屋で、3階に相当する部分に古い鐘が見える。

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上:厨房の入り口(中央やや右)


上:どこから撮っても絵になる聖母誕生教会(この教会の中心部)

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上:厨房にあった調理器具


上:煙突は天然釉薬でぴかぴか。


上:たくさんの僧が寝泊まりした僧坊。現在は、一般観客も宿泊できる。私は、すべての荷物をタクシーの中に詰め込んでいるから、ここで一泊するという選択肢もあったけれど、辞退しました。

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左上:聖母誕生教会。内部は撮影禁止なので、画像はない。ところで、ここはブルガリア正教の総本山といえる教会で、本当に立派で荘厳なものでした。
右上:黒い服の牧師は、あまり見かけませんでした。


上:一般観光客が宿泊すると思われる僧坊部分で記念撮影。


上:入り口から、ちょうど正反対の部分。このリラの僧院は、中心に聖母誕生教会があり、そのまわりを僧坊が四角に囲んでいる。


上:右の赤白の建物が聖母誕生教会


上:角度を変えてみた聖母誕生教会

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上:壁画を修復していた

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左と上:水が出ていたいので飲んでみました。まあまあです。

13:50 昼食
 リラの僧院にある小さなお店でヨーグルトとパンを買いました。ヨーグルトは、羊と水牛のものがありました。そのままで食べるのは厳しかったのですが、据え置きの『バウダー・シュガー』を加えると、とても美味しかったです。

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上の2枚:みんなで記念撮影(クリックすると拡大)

 さて、本来ならこれで終了のはずだったのですが、リラの僧院にあった写真集をチェックすると、この僧院の近くに開祖『イヴァン・キルスキ』の小さな教会と石窟があるというから、行くしかない。今回は運転手付きの車だから、もう絶対に行くしかないでしょう。


上:到着。この神々しさは何でしょう。リラの僧院とは違う、すごい力を感じました。実際のところ、リラの僧院だけでも凄いのですが、私が感動したのは、この小さな教会や周辺の自然です。この周辺一帯の時空間が素晴らしいと感じました。


上:角度を変えて撮影した開祖『イヴァン・キルスキ』の教会。ここは、内部の写真撮影も可能だったので、静かに撮影させて頂きました。

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 次に、教会の横にある天然の石窟を見学しました。


上:写真右にある赤い矢印のところから入っていくと、右の山の中に小さな石窟がありました。そこで、開祖『イヴァン・キルスキ』が隠れながら修行したそうです。

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左上:石窟には、ほぼ垂直に登る穴もある。
右上:その穴から出てきたところ。


上:石窟訪問のビデオ。ただし、肝心の部分が真っ黒で見えません。悪しからず!

 それから、教会の周りを少し歩いてみました。とても良い雰囲気です。前にも書きましたが、リラの僧院では味わうことができない宗教的な雰囲気を堪能できるので、ここまで来たら、絶対に来て欲しいです。貸し切りタクシーじゃないと難しいと思うけれど、これは絶対に外せないと思います。


上:ちょっと歩いたところにある湧き水と開祖の肖像画(クリックすると拡大します)。


上:湧き水のすぐ近くにある記念プレートが入った石(クリックすると拡大します)。


上:こんな感じの山道を5分ぐらい歩くだけでした。

 この他にもいくつかの宗教的ポイントがありました。その他にも乗馬やバーベキューをする場所もたくさんあったのですが、情報不足で十分に遊ぶことができませんでした。でも、一番大切な石窟を訪問できたので大満足です。

 さて、リラの僧院に別れを告げた帰り道で、麻記さんが『蜂蜜』を購入しました。いろいろな種類の蜂蜜があり、楽しい買い物の時間でした。

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 次に、『コウノトリが棲んでいる村』を散策しましたが、発見できたのは『コウノトリの巣』だけでした。季節と時間があるのでしょう。


上:煙突の上に『コウノトリの巣』がある。冬になったら撤去されると思います。

18:00 帰宿
 延べ9時間の充実したツアーを終えてから、私は、再び同じ宿にチェックインしました。荷物は全てまとめてタクシーのトランクに詰め込んでいたからです。それから、鉄道駅へ向い、トルコのエディルネまでのチケットを手配しました。エディルネは、マキさんお勧めの観光地なので、イスタンブールへ行く途中に半日観光しようと考えたのです。


上:鉄道駅は、中央の白いテントが並んでいるような建造物の後ろにある。


上:鉄道駅前に停車したトラム(路面電車)。駅前のトラム乗り場は閑散とした感じ。なお、鉄道駅とバスターミナルは一緒になっている。


上:トラムの中。切符は乗る前に購入し、乗車したらすぐに、黄色いボックスに切符を入れ、自分で乗車場所と時刻を刻印する。これをしないと、罰金と徴集される。それを検査する係官は、想像以上に多い。
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上:鉄道駅前の噴水

 無事に、明日19:10発の夜行寝台列車の切符を購入してから、ソフィアの街を少しだけ散策した。収穫はとくになし。


上:英語で『I'm the BOSS』って書いてあるので撮影してみました。何の建物かは不明。

右:バーニャ・バシ・ジャーミヤ

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上:本日の為替レート。ブルガリアは『ユーロ』ではなく『レヴァ』を使います。また、日本円からの両替はほぼ不可能です。

 夕食は麻記さんと待ち合わせしていたレストランが無くなっていたので落ち合うことができず、1人で昨日と同じものを食べました。ブルガリア料理を食べられないのは残念ですが、とても美味しいので大丈夫です。


上:今夜は1人でシャンパンを空けました。翌日は少しだけアルコールが残っていました。

続きをどうぞ!

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