このページは旅行記『ギリシャ&アルバニア 2010夏』 2010 AUG.3 - AUG. 24 です |
20日目 2010年 8月 22日(日)
===アテネの最終夜==============================
12:00リバディア(バス)→ 14:05アテネ
アテネの国立考古学博物館
============================アテネ泊(1/1)=====7:20 起床
朝からシャワーを浴び、とても良い気分です。今日は午前中ホテルで仕事をして、午後からアテネへ移動します。アテネでは考古学博物館を訪問すること以外にしたいことはないので、ゆっくりするつもりです。このホテルは無線ランを使ってメールを受信しましたが、約3週間分のジャンクメールを廃棄するのに1時間かかりました。
9:10 ホテルのレストランで朝食
食堂では、何組かの裕福そうな家族が食事をしていました。それは良いのですが、食後にタバコを吸う男性(お父さん?)が3人いました。禁煙マークがあるのに残念です。小さな自分の子どもの隣にいても、平気でタバコを吸っているのには呆れました。私は早々に退散しました。
上:ホテルの朝食11:00 チェックアウト
リバディアの長距離バスターミナルまでの道のりは3km以上あるので、流しのタクシーがあれば拾うつもりでしたが、結局、街の中心にあるタクシースタンドまで見つけられなかったので、最後まで歩きました。
上:私が宿泊したホテル『リバディア』
上:昨夜、食事をしたレストラン付近にある噴水
上:スプレーを使った政治的メッセージのない落書き
右上:おしゃれな電動車椅子
右下:綺麗な水が流れているリバディア. ![]()
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12:00 リバディア発
バスの出発5分前に到着しましたが、何の問題もなく切符を購入し、バスに乗りました。チケット売り場には、昨日お世話になったお姉さんがいたので、「ヤーサス」と挨拶しました。私のような外国人は、「ヤーサス」と挨拶しても「ハロー」と返されることが多いので、がっかりすることが多いのですが、顔見知りは大丈夫でした。それから約2時間でアテネのバスターミナルに着きました。
14:05 アテネの長距離バスターミナル着
アテネの長距離バスターミナルは複数ありますが、私のバスは北外れのターミナルに到着しました。中心地までタクシーを使うこともできますが、アテネ2回めの人は市バスを使うべきです。私は、ガイドブックの案内通り24番のバスに乗りましたが、自分の時計に付いているコンパスで方位を調べると、北へ走っているようです。南北反対です。太陽も南北逆のように感じたので、バスを降り、反対方向へ走るバスに乗りました。先ほど乗った長距離バスターミナルを過ぎると、どんどん街が寂しくなっていきました。中心部に向っているはずなのに変です。もう一度コンパスを見たり、太陽を見たりしました。どうやら、初めに乗ったバスが正解だったようです。あらら、ということでバスを降りました。降りたバス停で、確認のため地元の女の子に声をけかると、私の行きたい『シンタグマ』へ行くなら、3つ先に『地下鉄』があるからそれを使った方が良い、と教えてくれました。地下鉄は路線がはっきりしているので迷う必要はありませんが、ガイドブックによれば、24番の市バスなら直行する可能性があるので、私は予定通り逆向きのバスに乗ることにしました。とりあえず、先ほどの長距離バスターミナルまで歩いて戻り、たくさんの観光客と一緒にバスに乗りました。これだけの人がいるなら、中心地へ向うことは間違いありません。15:00 ホテルにチェックイン
ホテルは、今回の旅の初日と2日めに宿泊した『アドニス』です。立地条件が良く、ルーフバーからの眺めが最高なのです。電話予約hはしていませんでしたが、ばっちりオッケーでした。割り引きもしてくれました。
それから、徒歩とトローリーバスで考古学博物館を目指しました。時間を無駄にしたくないので、昼食はファーストフード店です。客が1人もいない店で、さくっと注文して、食べながら歩いたのですが、博物館の前にあるピザ屋で、ピザも食べてしまいました(写真右)。これで準備完了です。 . 16:00 アテネの国立考古学博物館
博物館の閉館は20:00なので、4時間あります。たぶん大丈夫だと思いますが、油断せず見学しましょう! それでは、下の写真をクリックしてください。別ページにジャンプします。
博物館の見学はいかがでしたか。興味ある方は、3週間前に訪問したページもありますのでご覧ください。
上:閉館直後の考古学博物館前
中央で円陣を組んでいる団体さん、および、画面左端の男性は博物館で働いている人達です。閉館5分前には全ての鑑賞者を追い出し、自分達は着替えを済ませてこれからの遊びの計画を立てる、という公務員のお手本でした。日本の公務員も見倣うべきだと思いました。20:20 ホテルのルーフ・バー
下の写真を見てください。何という美しさでしょう!
上:ホテルのフール・バーから、アテネのアクロポリスおよび市街を望む
上:アクロポリスのアップ(中央はアポロン神殿、右端はアテナ・ニケ神殿と前門)ルーフバーの利用は21:00までです。夜景を楽しむなら十分な時間ですが、ココが開いているなら朝まで十分に楽しめるロケーションです。真面目な私はビール1本を注文しましたが、隣のテーブルの4人組はワインを持ち込んでの宴会でした。反対側のテーブルには、とても美しい黒人の乙女が座ったので、思わず声をかけてしまいそうでしが、若い白人の男子が後から来ました。
21:20 夕食
ホテルから100mほど南に歩いたところにあるタルナベ(食堂)で頂きました。この小さな食堂はテーブルが6つほどしかないので、初めてアテネに来た時も今日もほぼ満席でした。私は店の一番奥の席に小さくなって座りましたが、1人で食事をする習慣はギリシャにはないようです。地元客にじろじろ見られました。
上:イカのグリルイカのグリルは、今回の旅で1番美味しい料理の1つでした。新しければ良いというものではないイカの鮮度、焼き加減、塩加減、オリーブオイル、すべてが絶妙でした。このタルナベが地元民で溢れているのは当然、と思える1品でした。10ユーロという金額は安い部類ではありませんが、この味から判断すると激安でした。
23:05 自室にて
シャワーを浴びて、全ての洗いものを洗濯して、歯磨きして、あとは眠るだけになりました。今回の旅のハイライトは、ずばり! 昨日です。昼飯をおごってもらい、「ビバ!」と乾杯したことです。ビバは人生への乾杯です。人生を教えてくれた彼は空に向って何度も乾杯していましたが、普段はいろいろなことに気を使っている人だと思います。彼は、私が「昨年マケドニアを旅ました」と話すと、「マケドニアは国ではない」と熱弁を振るい始めましたが、私の「ビバ!」で止りました。彼のビールグラスにむりやり乾杯です。彼に教えてもらったことを、さっそく実践しました。他のみんなも真似をして、全員で「ビバ!」をしました。昔のこと、今と直接関係ないことを口論し、愉しい時間や人生をダメにしない方法、それが「ビバ!」です。
この酒に乾杯!
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