このページは『がんばろう日本! ─ 東日本大震災から5ヵ月後の東北をめぐる旅 ─2011 july. 28 - aug. 20  です。

コラム2
自然を受け入れ、人災を防ごう!

 東日本大震災の原因は地震であり、その結果は大災害です。この区別は簡単です。しかし、結果(災害)を自然災害と人災に区別することは難しく、悪人は意図的に自然災害と人災をあやふやにすることで責任逃れをします。とくにマスメディアを操作できる悪人、悪い政治家は自分に有利な言動をとります。

1 自然に恵まれた日本という国
 日本は自然に恵まれた国です。温泉があり、火山があり、海に囲まれた島国です。魚介類はたくさんとれます。国土の70%(ぐらいだったかな)は森林で、豊富な水があります。気候は温暖で、さまざまな農作物をつくれます。平野は少ないのに人口密度が高いのは、世界屈指の自然環境に恵まれている国だからです。これは科学的事実です。

2 自然現象は災害ではない
 地震、津波、地盤沈下などは自然現象です。自然現象の一部を災害とするのは、人間が決めた基準によるものです。ある現象を恩恵とするもの同じです。人間にとって災害でも、他の生物や地球環境にとっては恩恵になるものはたくさんあります。

3 自然を受け入れる国をつくろう
 政治的な話をします。私は自然を受け入れるべきだと主張します。私は日本を自然を大切する国にしたいと思います。恵まれているということは、逆に、災害も多いということです。災害を小さくする努力は必要ですが、災害をゼロにするということは自然の恵みをゼロにするということです。自然に恵まれた国に住む人は自然を受け入れ、自然を敬い、自然をおそれ、自然との調和を目指すべきです。

4 人災を防ごう!
 人が作る災いを人災といいます。人災と自然は無関係です。例えば、コラム1で紹介した『東海地震情報』は人災です。人災を防ぐためには、災いをつくる人に対して正しいことを主張しなければいけません。沈黙は災いを受け入れる行為です。発言し、行動しなければ災いがあなたに降り掛かります。人災は自然災害と比較不能な、極悪非道の災いです。人災は悪人が作るものです。人災と過失(悪意がないもの)は、結果をつくった人が謝罪するか否かで区別できます。

2011年11月23日(水)
福地孝宏




→ home (c) 2011 fukuchi takahiro