このページは、レンタカーで周遊するアイルランド、UK 2012 です。

初日:フィンランド航空でロンドンへ

8月6日(月) 10:30 名古屋→ ヘルシンキ
14:40 ヘルシンキ(時差6時間)で乗り継ぎ
16:00 ヘルシンキ→ ロンドン
17:10 ロンドン(時差8時間)
ロンドン市内泊

7:24 地下鉄『荒畑』から中部国際空港へ
 朝の準備が早く終わり、予定より10分早い地下鉄に乗りました。通勤で頻発しているからでしょう。『上前津』で乗り換え『金山』で降り、そこから名鉄電車で『中部国際空港(セントレア)』へ向いましたが、乗り継ぎも早くなり、金山駅では空港まで普通料金の電車で間に合う時間になりました。しかし、満員電車に重い荷物を持って45分立ち続けるのは、これから始まる飛行機の長旅の負担です。予定通り、特別料金350円を払ってミュースカイを使いました。乗車するのまでの待ち時間が長くなるのはオカシナ話ですが、15分短縮された乗車時間を指定席でくつろぎました。

8:30 セントレアで鈴村さんと待ち合わせ
 電車を降りたところで鈴村さんと落ち合いました。予定通りです。私は誰かと旅することを好みませんが、彼はセネガル(アフリカ西部にある国)で1年間生活していた経験があります。今回の話が出たときの目的地はアフリカ象牙海岸でしたが、私のアクシデントで変更になりました(出発3週間前にぎっくり腰)。大きな変更になりましたが、彼は快く付き合ってくれました。

8:40 飛行機にチェックイン
 国際線のチェックインは90分前で十分ですが、2時間前に並びました。ある程度のゆとりは旅を楽しくします。旅と毎日の生活は同じように、いずれも時間と金が必要です。それをどれだけ使うかは別にして、ゆとり=遊び=楽しみです。

 チェックイン・カウンターでは、今回利用するフィンランド航空のマイレージ・カードを作りました。同じカードを何年か前に作ったかも知れませんが、マイレージに関心が薄い私はすぐに忘れてしまいます。今回もマイレージを失いそうなので作ってもらいました。

 荷物を預けてから空港内の売店を歩きました。日の丸のついた扇子や日本らしいもの購入し、ロンドン・オリンピックの観客席で目立つ作戦です。適当なものはありませんでしたが、頑張って応援します。

9:30 日本を出国
 4年前に作ったパスポートは空白ページが多いので、新しいページに出国スタンプを押してもらいました。係官は私のわがままに丁寧に応えてくれましたが、日本の審査官はいつも丁寧で、今日も気持ちよく出国できました。なお、出国前の手荷物検査もスムーズで、合計10分かからなかったと思います。それから、無料のインターネットができる場所へ移動し、自動販売機で缶コーヒー(120円の定価販売)を買って仕事しました。2缶め飲みました。セントレアには2カ所、快適にネットできる場所があるので、4、5時間ならここで仕事できます。

10:30 名古屋からヘルシンキへ
 
機内食2回はいずれもビールを頂きました。ワインも飲んじゃたかな。前回フィンランド航空を利用したのは8年前、中欧9カ国を旅した(未完の旅行記ヨーロッパ北東部2004年夏)ですが、料理の内容が落ち、ブランデーやウィスキーは有料になりました。でも、これは世界的な不況の影響でしょう。フィンランド・エアーは良い航空会社だと思います。

上:機内食1回目


上:機内食2回目

14:40 ヘルシンキで、ロンドン行きに乗り継ぎ
 乗り継ぎ時間は1時間20分。負担を感じない時間です。しかし、ヘルシンキ空港の手荷物検査はいけません。若い係官が5人ほどエックス線検査機の前に集まり、何度も同じ手荷物を通しながら画面を見て談笑しています。新人研修のようですが、品を疑われる行為です。手荷物検査から解放されると、空港内ワイファイに自動で繋がりました。嬉しいことです。無心で仕事をいていた私は時間を忘れ、放送で呼び出されてしまいました。あと1分遅ければ、日本語でアナウンスされるところでした。皆さんごめんなさい。ただちに搭乗します。

16:00 ヘルシンキからロンドンへ
 ヘルシンキからロンドンまでの飛行時間は2時間45分です。機内食は塩コショウがないと食べられない味付けで、鈴村さんは@するか寝るしかない、とうまいことを言っていました。私は胡椒を全部振りかけ、塩を調節しながら美味しくいただきました。

上:機内食

17:10 ロンドン『ヒースロー空港』着

上:ロンドン・ヒースロー空港で見つけたロンドンオリンピックの看板

 原因不明ですが空港内のATMでキャッシングできないので、現金1万円を両替しました。手数料0ですが、レートが悪く結果として損しました。数千円で良かったと思います。それから地下鉄で市内へ向いましたが、地下鉄はアンダーグラウンドと言います。いかにも地下に潜って行く、下層階級の移動手段のように感じる言葉です。

空港から地下鉄へ向かう通路のインフォメーションのエジプト人
 地下鉄乗り場へ向う地下道に、ツーリスト・インフォメーションがありました。乗り場方向を確認するつもりでしたが、インフォメーションの男性が私に「日本人か?」と質問しました。さらに、「日本は良いサッカーをしている。ところで、君は私がどこの国の人かわかるか?」と聞きました。私が「エジプト人!」と答えると、彼は私に握手を求めてきました。実は、前日の行われたオリンピック・サッカー男子の準々決勝で日本とエジプトが戦い、日本が勝利していたのです。彼は日本のプレーを褒め称えてくれました。私は本当にうれしかったです。

 ここで話を終えれば良かったのですが、彼は宿の斡旋をしました。値段£100〜£350を出してきましたが、私の予算£80(80ポンド=10500円)以下とは違います。結局、彼が電話確認してくれた宿は£80で、「ここで予約しておいた方が良いよ。手数料は要らないとよ」と勧めてくれまましたが、自分の脚で探すことにしました。オリンピック開催中のロンドン市内のホテルで空室がたくさんある、という噂を自分で確かめたかったからです。高級ホテルが割引している可能性もあります。

オイスター・カード購入
 地下鉄の切符は『オイスター・カード』というプリペイド・カードを購入しました。£5のデポジットが必要ですが、とても大きな割引料金で乗車できます。この他1日乗車券などいろいろな制度がありますが、オイスター・カードと大差ありません。綿密な計画がない人はこれをどうぞ! 空港で買うと、空港から市内までの地下鉄料金も割引になります。

上:ちょっと車内が狭い地下鉄のスナップ(地下鉄は私が好きな乗り物1つです)

プリシモ駅からビクトリア駅まで宿を求めて歩く
 オリンピックで湧くロンドンを期待していましたが、安宿が立ち並んでいるというプリシモ駅は閑散としていました。ゴーストタウンの雰囲気さえ感じたのは夜遅かったからでしょう。ぽつぽつ見えてきたB&B(ベッドと朝食)やホステル(簡素な宿泊施設)の看板に入り、部屋を求めました。少なくとも10軒は尋ねたと思います。£150/2人払えばどこでも泊れる状態だったので、ロンドン市内はガラガラという噂は本当でした。でも、私の予算は£80/2人なので簡単には決まりませんでした。安宿はどこも一杯で営業しています。貧乏暇なしです。よく働く人はいつでも同じように働いていることが良くわかりました。私たちもわずかな金を節約するためにうろうろ歩きました。

 余談ですが、ロンドン・ヒースロー空港で出国待ちをしている時、前後になった日本人2グループのうち、1組が払った金は1週間で80万円。もう1組は70万円。「これはとても安いツアーだったけれど、私は1人部屋を希望したから20万円高くなった」と話していました。ぼったくりです。1人部屋の追加料金が5泊で20万円はあり得ません(私の予算は1泊5000円以下)。私たちが16万円の航空券を高いと思いながら購入し、1.2万円(£80=10500円)の宿を探していると言ったら驚くと思うので、私は自分の話はしませんでした。

ステーション・ホテルに決める
 ビクトリア駅に近づくにしたがって少しずつ活気がでてきました。宿探しの途中で£120の素晴らしい宿がありましたが、ビクトリア駅近くの安宿ステーションホテルに決めました。朝食、シャワー、トイレ付きのツインルームで£80。完璧です。ただし、支払いは現金だけです。空港で現金を引き出せずに困っていましたが、ビクトリア駅にある銀行ATMでみごとに引き出すことができました(£700)。


上:ロンドン3日目の朝に写したステーションホテルの部屋

 夕食はおいしいものを食べたいという欲望より、胃腸を休めて眠りたいという欲望が勝り、ちかくのスーパーマーケットでサンドウィッチと牛乳を炭酸水を買って帰りました。


上:21:30のビクトリア駅周辺(小雨まじり)

22:30 消灯
 なんだかんだで消灯が遅れました。つまらない話を1つしますと、布団に入ってからトイレに4回も起きました。原因は旅行直事前に慌てて購入したワコールの下着。睡眠時にスポーツ用品を使用してはいけないことを朝になって気づきました。

→ 2日目:なでしこ決勝戦の切符ゲット

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