このページは、レンタカーで周遊するアイルランド、UK 2012 です。

11日目:

8月16日(木) ・ネス湖のネッシー
・フェリーでオークニー諸島へ渡る
オークニー諸島泊

7:30 起床
 ホテルに朝食がついていないので、シャワーを浴びてさくっと出発しました。エディンバラ国際フェスは最高の1品でしたが、盛り上がるのは夕方から夜にかけてなので仕方ありません。

8:20 ネス湖に向けて出発
 車中で鈴村さんに経済の基本を教えてもらいました。私は利益を上げることに抵抗を持っていましたが、利益ではなく、他人の雇用を創出する、と考えれば良いことに気づきました。社会全体の質を上げるために自分ができることをする。とくに、働く場所を作ることは大切なんだ、と思いました。私が持っているコンテンツを使って複数の人が働き、生活に必要な金を得るシステムをつくるわけです。これは企画出版のチャンスを頂いたときに感じたことです。公務員を辞めてからやなければいけない仕事だと思いました。

小さなガソリンスタンドで朝食
 小さな村のたった1軒しかないガソリンスタンドで食べものを買いました。食べるものがほとんどありませんでしたが、私は温かいパイを買いました。中には火傷しそうなぐらい熱い肉がいっぱい入っていました。味は・・・です。

12:30 インバルネスのショッピングでお買い物
 ネス湖観光の起点となる街インパスネスに到着しました。ここで食料を買い出し、湖のほとりでピクニックする作戦です。パインジュース£0.85、オレンジジュース£0.69、ハムの薫製£0.99、ニンニクロールチーズ150g£1.69、パン£0.69、バナナ1kg£0.69、苺?£1.39、ビニール袋£0.03、合計£7.01でした。

上:買い物をしたスーパーマーケット


右:パインジュースを持つ鈴村さん(彼が選んだ1リットル£0.69の激安100%フレッシュ・ジュースはとっても美味でした)

ネス湖のネッシー
 みなさんはネス湖のネッシーを知っていますか。私が幼い頃に話題になっていたイギリス北部のネス湖に生息するという架空の恐竜です。がんばって発見しようと試みましたが、残念ながらダメでした。そもそも湖畔道路から湖が見えないのですから、チャンスは限定されます。路駐できる場所もないので、発見できる可能性はほとんどゼロです。


上:見晴しが良いマークがついていた『ネス湖』のビュー・ポイント

 湖を見られる! と思って車を止めましたが、結果は上の写真の通り。ショックで階段を降りるのを止めました。すごすごと車へ戻り、アーカート城を目指しました。アーカート城はネス湖中央に位置し、周辺に恐竜ネッシーに関する博物館や行楽施設があります。面白ければ湖を1周しますが、さもなければ時間短縮のため同じ道を戻ります。


上:画像をクリックするとアーカート城が拡大します

 アーカート城は期待できないので訪問しませんでした。湖畔周遊も中止したので予定が早くなりましたが、次のオークニー諸島でゆっくりすれば良いでしょう。

13:50 ネス湖湖畔で昼食
 とても美味しいものでした。苺は甘くて肉厚で、日本でもなかなか入手できない高品質な1品でした。価格は日本の1/3に相当する£1.39(200円)。


上:大満足の昼食現場


上:おそらくネス湖の一部だと思います(走行中の助手席から撮影)

16:30 ウィック?着

上:ウィック(グレート・ブリテン島の最北端に近い町)


上:海上に浮かんでいるのは海底油田? (画面右端は海上風力発電2基)


上:風力発電


上:どこまでも続く直線道路(延々と続いている様子を撮影したつもりですが、起伏がほとんどないので・・・)

17:30 最北端に近い港『Thurso』着
 ここからオークニー諸島(世界遺産:文化)へのフェリーが出ています。車を運ぼうか迷いましたが、車を運ぶと大人2人込みで£181。現地で借りると£38/日なので借りた方がお得です。ということで、1週間で£10の所に車を止め、荷物を背負って島へ渡ることにしました。


上:遠くに見えるのがこれから乗船するノースリンク・フェリー

19:00 ノースリンク・フェリー出航
 かなり順調に進んで、オークニー諸島へ行くことになりました。中途半端なところは良くないので2泊する予定です。特別にやることがなければ、そこでゆっくりします。


上:フェリーのデッキで記念撮影


上:フェリーの屋根の上のカモメ


上:フェリーのラウンジ

 私はビール2種類を飲んで酔っぱらいました。クアーズ4.6%とダーク・アイランド4.5%です。何時に島に着くか分からないし、宿も遊び方も分からないけれど、何とかなると思います。旅はそういうものです。(到着時間は誰でも知っていると思いますが・・・)


上:オークニー諸島1つ、ホイ島の海食柱『オールド・マン・オブ・ホイ(標高137m)』

 この海食柱は約400年前にできたものですが、もうすぐ崩壊するでしょう。


上:太陽はまだまだ沈まないようです(撮影時刻19:58)

 ここは北緯60度なので、太陽の軌道と水平線がつくる角度は30度です。


上:オークニー諸島第2の街『ストロムネス』


上:同上(18世紀につくられた石造りの街)

20:30 オークニー諸島着
 宿は3件目で順調に決まりました。2人で£56、朝食付きです。宿のおばさんはとても気さくで、私好みのタイプです。日本のことにも興味を持っていて、日本では今何が起っているのか、福島の人はどうしているのか、サリン事件はどうなっているのか矢継早に質問してきました。私たち日本人が知らないレアな情報も知っていると思います。小さな島なので、なおさら情報に詳しいのでしょう。チェルノブイリ周辺に住んでいる親族はスーパーマーケットでガイガーカウンターで放射線量を自分で調べて買うそうです。福島の人は誰も持っていないと話すと、目を丸くしていました。日本政府の対応はロシア政府の足元に遠くおよびません。ひどいものです。つい数日前『30年後に原発を廃絶する』と閣議決定しながら、アメリカ政府に圧されて撤回していますから、本当に国民を人間として思っているのか疑問です(2012年9月24日記す)。

21:30 フェリー乗り場すぐ近くの店で夕食
 とても美味しいフィッシュ・アンド・チップスを頂きました(£10弱)。油が多くてもう1度食べるのは大変かも知れませんが・・・。ビールは食事と合いませんが、酵母と酸味が利いた美味しいものでした。

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上:本日のビールと夕食


上:深い青い夜空(緯度が高いからかな?)

 この街のウィンド・ショッピングで思うことは、とてもおしゃれなことです。これはエジンバラの美術館でも感じました。スコットランドはイングランドよりお洒落です。


上:宿の鍵を開ける→ そして寝る

23:00 消灯

→ 12日目:オークニー諸島で1日休み

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