このページは、レンタカーで周遊するアイルランド、UK 2012 です。

14日目:ニュー・ラナーク見学、リバプールの夜

8月19日(日) ニュー・ラナーク(世界遺産:文化)
リバプール市(世界遺産:文化)
リバプール泊

7:30 起床
 朝風呂、朝食、ゆっくりスタートです。高速道路を使い、できるだけ早くマンチェスター市内に入る予定です。ニューラナーク(世界遺産)を見学する可能性もあります。

 また、大臀筋痛が治ってきました。昨日、オークニー諸島で本気でサイクリングしたのが良かったのでしょう。これから運動するようにします。


上:右下の黒いものは名物料理『ハギス』。その美味しさがだんだん分かるようになってきました! 

9:30 出発
 ちょっとした気持ちのゆるみで、準備に2時間かかりました。

14:00 ニュー・ラナーク駐車場で昼食
 昼食現場の撮影を忘れましたが、スーパーマーケットで買い出した材料を使ってサンドウィッチをつくりました。塩辛いブルーチーズはちょっと合いませんでした。

14:20 世界遺産ニュー・ラナークの見学
 社会の勉強をしっかりしていかないと厳しい遺産です。ここを計画されている方はしっかり勉強してから行きましょう。アクセスも悪く、幹線道路から細い道を12マイル走ります。


上:駐車場からニュー・ラナークを見下ろし、ちょっとワクワク


上:グレートブリテン島の川の水が黒いのは何故? 


上:どうして世界遺産で SALE ?


上:オーエンの住居(有料施設なので見学しませんでした)


左:村の土産物売り場(売り場を見学しましたが、何も買いませんでした)
右:縄跳びしながら階段を降りてきた人形と記念撮影


上:宿泊できる施設(画面左)もありました


上:当時の様子だと思います(画面右端のデスクは、宿泊レセプションも兼ねている)


上:世界遺産ニュー・ラナーク全景の模型

 ニュー・ラナークは貧富の差ができた時代に、オーエンという人が社会主義のユートピアとして作った街です。オーエンの実践(社会実験)は面白いと思いますが、彼が作った街ニューラナークを特別な世界遺産にすることは平等や公平を目的とした社会主義と整合しないように感じました。ただし、ニューラナークには今でも一般人が住んでいるので、何が世界遺産なのか考えるための材料としては1級品です。


上:これが(幸せそうな感じがする、という点において)ニューラナークでのベストショット

マンチェスターからリバプールに変更する(推薦度0.5/5)
 プレミア・リーグの話です。プレミアリーグはイングランド(イギリスではない)におけるサッカー・リーグ戦です。このリーグでは世界各国を代表する実力選手が集まってできたベレルの高いチームどうしが競い合います。22歳以下で構成されるオリンピックより質が高く、どちらか1つ選べと言われれば困るほどのものです。

 さて、今日の試合をネットで調べると、18:30からマンチェスター・シティーが試合を行いますが、間に合いません。明日はマンチェスター・ユナイテッドの試合がありますが、場所は敵地リバプールです。つまり、マンチェスターにいても観戦できないので、目的地をリバプールに変更しました。実は、明日の試合はマンチェスター・ユナイテッドに移籍した香川真司のデビュー戦です! 

note マクドナルドで無料のネット
 ネットを何とかして繋げたくて、マックに入りました。マックは一度接続できれば、あとはずっと接続できるそうですが、電話番号も何もわからない私に店員さんが助けてくれました。たぶん、私の番号の代わりに店の番号などを入れてくれたのだと思います。サンキューです。そのおかげで、エバートンがリバプール市内にあること、試合が明日の20時からあることがわかりました。エバートンがリバプール市内にあることは知らなかったので、まだまだ運を持っていると思いました。これで、今後のスケジュールが決まってきそうです。

20:00 リバプールのエバートンスタジアム
 リバプールは中国人がたくさんいるので、ここでは中国人になりすますことになりそうです。リバプールは廃墟が多いと思いました。世界遺産の裏と表というか、裏があるのでそれをごまかすための手段なのでしょうね。イギリスの世界遺産は1つひとつがそれぞれ複雑な背景をもっていると感じた場所でした。


上:エバートンスタジアム正面入口で守衛さんに撮影してもらう


上:車の助手席から撮影した世界遺産リバプール市


上:同上


上:同上(人を感じない)


上:同上(とくに人はいない)


上:同上(市街中心からフェリー乗り場へ湾岸道路?を北上中)


上:車を止めて撮影した世界遺産リバプール市(割れたガラスの廃虚を見て、ようやくリバプールの姿を見たような気がしました)


上:同上


上:同上


上:世界遺産リバプール市で記念撮影

大量の廃墟と産業廃棄物を内包する世界遺産リバプール
 リバプールは、街全体が世界遺産に指定されています。その理由を正確に知らないので、私の考えは偏見の1つだと思いますが、1つの事実であることは間違いありません。中心部を過ぎた湾岸沿いの道は異臭を放っています。廃墟がたくさんあります。なぜ、巨大な建物を放置するのでしょう。それが世界遺産になるための条件の1である可能性がありますが、私は納得できる基準ではありません。10代と思われる1組のカップルが廃墟の中に消えて行きました。無人ビデオかめらが無数に取り付けられています。更地にすることもせず、放置するのは犯罪を放置するのと同じことだと思います。

22:10 夕食は中華のテイクアウト
 中国人親子が経営する中華のテイクアウト店で、看板にある中華飯を注文しました。おどろいたことは、本物の中国人が、私たちを中国人と間違えていたことです。


上:車の助手席で食べた中華飯は2人分ぐらいありました(美味)

 スタジアムまで戻りたいのですが、なかなか戻れません。スタジアム近くの宿も教えてもらいましたが、探すことができずに2時間ほどさまよったのではないかと思います。道が曲がっているので同じ道を何度も走りました。一方通行で思い通りに走れないので、方位すらわからなくなるのです。店にいた男性は、£3.5のヌードルを注文していました。彼は、私が持っていたパソコンを見て、それはとても危険だから見えないようにしろと忠告しました。そして、店のお母さんは1枚のビニール袋をくれたので、パソコンをそれに入れて持ち帰りました。
結局、フロントの宿に決めましたが、部屋の料金は£45など、とても安いものでした。

23:30 ホテル ibis にチェクイン
 日本円で支払いました。2人でわずか3200円程度なのに、カードキーを2つ作ってくれました。初めて自分の予算より安い宿でした。


上:私は下のベッド、鈴村さんは上のベッド(いつもありがとうございます!)

 夕食の残りご飯を食べてからシャワーを浴びました。シャワーは不思議になるほど爽快でした。ただし、廊下には酔っぱらいの男女がうろうろしているので危険です。部屋を出たら外。ホテル暮らしの基本を思い出させてくれる宿でした。安い宿を提供することは良いことだと思いますが、ホテル内でも十分危険です。


上:残りご飯

0:10 宿のバーでギネスを飲む
 ギネスばっかり飲んでいるのは残念ですが、安定した美味しさなので仕方ありません。旅は生活をデザインすることと同じです。毎日の生活を楽しむためには、毎日新たな楽しむ方法を探すことが必要です。退屈しないための技術が必要です。単調にならないように、いろいろな方法をそれぞれに場面に合わせて決断しなければいけません。決断のいくつかは明らかな失敗ですが、失敗したときにどうするかが大切です。ベターなものを求めること、偶然を引き合わせるだけの様々な情報を仕入れて置くことが重要です。努力しておけば、奇跡が繰り返し訪れるようになるものです。

 MTBが流れていて、完成度が高い。素晴らしいセンスで作り込んである。たくさんの人のアイデアと力の集積で力強い。僕のやっている単独の仕事とはスケールが違う。僕ももっと大きなことがしたいなあ。それには金を媒体とした社会システムを作る必要があると思う。ただ、僕は金を嫌っているから、金を媒体としない新たな方法が可能かもしれない。

→ 15日目:コンウェイ城とその周辺トレッキング

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