このページは、レンタカーで周遊するアイルランド、UK 2012 です。

15日目:コンウェイ城とその周辺トレッキング

8月20日(月) エーバトンスタジアムで当日購入 →失敗
コンウェイ城周辺でトレッキング
・コンウェイ城(世界遺産:文化)
ホーリー・ヘッド泊

7:40 起床、シャワー、チェックアウト
 部屋の外にある簡素なシャワールームでさっぱりしました。温水は1分ほどで切れますが、切れる前にもう1度押せば連続して使えます。脱衣場の箱形ドライヤーは衣類やサンダルも乾かすことができる優れもので、整髪まで一瞬でした。朝食はついていないので即チェックアウトし、エバートンスタジアムへ向いました。今夜開幕戦のマンチェスター・ユナイテッドでデビューする香川真司を応援するためです。当日券は午前8時半から販売開始です。

 エバートン・スタジアムの発音は、エバートンではなくエバトン。名古屋の『矢場トン』と同じです。

8:50 エーバトンスタジアムで当日購入 →失敗
 当日券売り場は昨日チェックしてあるので、気合いを入れて行きました。行列はありませんでしたが、チケットを買うこともできませんでした。当日券はあっても、開幕戦はサポーターでなければ買えないシステムになっているようです。あきらめきれない私達は、後から来た男性に事情を話しました。彼は窓口で聞いてくれましたが、結果は同じ。ダメでした。次に、スキップしながら来た小学生ぐらいの男子2人にチケットを買ってくれないか相談したところ、「オッケー、オッケー」と軽い返事でした。しかし、窓口で何やら言われてます。・・・

10:00 さようならリバプール
 人に話せるような思い出はないまま、リバプールを後にしました。ここでは世界遺産の選考基準、選考委員、遺産の存在価値や意味などを考えました。日本人は世界遺産が好きで、私も世界遺産をチェックしながら旅行していますが、イングランドの世界遺産は本当に疲れました。私の個人的な結論は、イングランドの世界遺産は心に響かないこと、期待してはいけないことです。


上:車の助手席から撮影したリパプールの湾岸道路


上:同上

10:40 マックで遅い朝食
 インターネットで旅の情報を得るため、マクドナルドに入りました。とくに面白い情報がないので、さくっと港町ホーリーヘッドへ移動し、フェリーでアイルランドへ渡ることにしました。


上:なんだか分からないまま、余分なものを一杯注文してしまいました


上:見晴しのよい高速道路(最高時速は70マイル(120km)/時)


上:海が見えて良い感じのウェールズ州の道路(この先数km地点の丘をトレッキングしました) 

13.50 コンウェイ城周辺の丘で、往復1時間のトレッキング
 全く予定していない場所でトレッキングしました。性懲りもなく世界遺産『グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁』の1つであるコンウェイ城を見物するために国道をUターンしたのですが、山道を走ることになり、偶然、薄紫色の花が咲き乱れる丘に出くわしたのです。標高差200mぐらいですが、丘の向こうには海が広がっているはずです。


上:紫色の花に誘われて歩き始めました。頂上を目指しますが、40分ぐらいだと思います


上:先を歩く鈴村さんの姿も清清しく見えました


上:もうすぐ頂上だと思います

 遥か向こうの海上に林立する風力発電の風車は、かすんで見えなくなるまで続いていました。


上:頂上からの風景は360度(パノラマ)


上:思いっきり記念撮影

 人が全くいないのが不思議な素晴らしい場所で、花のにおいでむせ返る場所です。大きな雲がたくさん流れているので、自分が日陰になっていることきは、遠くまで奇麗に見渡せました。


上:樹木の陰がおもちゃのよう


上:砂と花と緑と海と青

 わずか1時間半でしたが、心洗われる散歩でした。さて、ここから数マイル先に目的地コンウェイ城があるはずです。

 城をぐるっと回ってから、海岸道路にある数少ない無料駐車スペースがの止めました。


上:コンウェイ城前の港


上:湾岸道路で城をバックにして記念撮影

コンウェイ城(世界遺産)
 コンウェイ城は、エドワード1世がウェールズを制圧するために造った城です。

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上2枚:ウェールズの旗がはためくコンウェイ城

 ここウェールズの人にとって、コンウェイ城は面白くありません。なぜなら、この城を拠点にしてエドワード1世に制圧されたからです。したがって、城内のアニメ映画で表現されたエドワード1世は間抜けでした。血によって歴史をつくる者は極悪人といえます。それは負の世界遺産であるともいえます。正の遺産だと思っているのは、イングランド人だけでしょう。イングランド人はこれを過去の栄光とするか、過去の過失とするか、その判断によって彼らの本質が問われ続けることになります。もちろん、文化的世界遺産を指定する基準もあいまいですから、結果として現在の世界遺産それ自体が、遺産として残されるべきものでしょう。将来忘れ去られる流行の1つ、と考えることもできます。

14:00 コンウェイ城に入場
 城は迷路のようでしたが、良く残っていました。あちこにある説明図で当時の生活の様子を想像することもできました。タワーに登ったり楽しく時間を過ごしました。 街にある土産物屋の質はとても高く、作家の街だな、と感じました。特に陶芸に惹かれました。海岸では、蟹釣りのレンタルがありました。ドレスを着た若い女性が釣っていましたが、手を汚さずにできる不思議な釣りでした。真っ黒な水なので、食べる気力は起きません。


上:観光客が入るための城門をほぼ真上から写す


上:城内の様子


上:同上


上:城は海に面していました


上:城から記念撮影


上:城に続く城壁、城下町。画面右上にある丘は、先ほどトレッキングした丘

 コンウェイ城(世界遺産:グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁)の見学は以上です。


上:城下町の土産物屋のウィンドー(お洒落なものがたくさんありました)


上:賑わう港


上:親子で釣を楽しむ


上:鳥も楽しげ


上:カニ釣りをしていました


上:特設遊園地もありました

 コンウェイ城前の海岸は以上です。これから数時間走ると、アイルランドへ渡るための港町ホーリーヘッドです。車のガソリンがぎりぎりだったので、2リットルだけ入れました。

17:30 フェリーターミナル近くのB&Bに決める
 宿を決める時、ベッドのシーツを確認したのは今回の旅で初めてでした。廊下はかび臭く、部屋の赤い絨毯は汚れ、ベッドカバーは黄金色に光っていたので、シーツが洗濯してあるか調べたかったのです。かなり迷いましたが、車のガソリンが底をついていたこともあり、決めました。トイレ・シャワーなし、朝食なし、ワイファイなしで£50。かなり割高です。バスタオルは置いてなかったので、請求しました。床の絨毯は何年も掃除機をかけていない様子なので怖いです。変な虫に食われる前に退散するのが得策でしょう。


上:シーツをチェックした本日の部屋


上:宿の外観

 宿を決めてからホーリヘッドを散策しました。


上:ホーリーヘッドの教会(教会は午後5時閉館)

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上:由緒正しい感じでした(紋章が面白いと思います)


上:人の気配を感じないホーリーヘッドの街

18:00 夕食
 ホーリーヘッドの街をさまよい、レストランを探しました。ラザーニャになりました。ビールをハーフで3杯頂きました。


上:ビールで御機嫌な私


上:私の夕食


上:鈴村さんの昼食

 19:30までだらだらしていましたが、20:00キックオフの試合を宿で観るために戻りました。スカイTVで生中継していますが、私の宿にはありません。シャワーを浴びてから出かけることにしましたが、シャワールームの床はぬるぬるでした。

20:10 パブでサッカー観戦
 近くの店を何軒かのぞきましたが、テレビをつけている店がありません。50mほどの橋を渡り、最終的に同じ店に行きました。他のパブものぞいてみましたが、あまりありませんでした。ビールを頼むつもりでしたが、込み合っていたので、店長にウィンクして着席しました。大画面テレビから2mほどの近距離です。試合が終わると、さっさと帰る若者がたくさんいましたが、私もその1人です。

22:00 消灯
 部屋の電気は消えていたので、できるだけ静かに床に入りました。おやすみなさい。

→ 16日目:ダブリン(アイルランドの首都)散策

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