takaの旅行記

香港・マカオと中国広州
            JUL 1986

2回目の海外旅行は中国の桂林に行ってきまーす!

と張り切って出発したものの、待っていたのは厳しい現実だった。目的地の桂林に到達できないだけでなく、帰りは帰国便の乗り継ぎに失敗し、日本へ戻ってから会社の上司に叱られました。とほほ


香港の印象
初めては心細いよ。
お友達のカメラさんを片手に歩き回るしかない。


(上:香港に到着したのは、辺りが薄暗くなった夕刻だった。)


(上:翌朝6時、首を絞められる順番を待っているアヒル鶏)


飛行機で広州へ

 翌日、中国へ飛んだ。汽車を選択することもできたが、たった2時間の鉄道を使う勇気も情報もなかった。切符を購入したり、入国する自信がない。それほどまでに香港の第1印象は汚く、歩くだけで精一杯だった。海外の経験が豊かになった今、こんな感想をもっていた自分が懐かしくも初々しい。


(上:中国広州駅前の高架下で、どうして寝ているの?と思った)


(上:午前0時、子供が遊んでいる駅前にはゴミが散乱していた)


(上:ジュースを飲みながら客の応対をする店員は珍しくない)


広州でメイヨウ
  
 今回の旅の最終目的地である桂林まで飛ぼう、とチケット売り場に行く。

しかし、そこでの返事は
没有(メイヨウ)

意味は『有るけど無い』あるいは『お前には売らん』

売り場で粘ること48時間。
外国人専用窓口があることを知る。
が、そこでも結果は同じだった。

メイヨウ、メイヨウ、メイヨウ、メイヨウ
山羊さんじゃないから、もう結構でーす。

気分転換にローカル・バスに乗ってみる

行く当てはないけれど、市バスに乗ってみた。
帰りは反対方向に乗ればよいと思った。


(上:お姉サンが赤い木の実をくれた。感動です)


(上:ラーメンを喰う著者)


広州の露天市場ウオッチング
  
広州は中国の中でもとくに美味しいものを食べることができる場所だ。
それだけに食材には事欠かない。
広州全体が食料市場のように見えた。


(上:自転車に縛られた鮒)


(上:値段を交渉する主婦達の甲高い声が耳に残る)

雨の日の自転車はすごい
とにかく、たくさん走っている
次から次に湧き出てくる
ちんちんちんちんちん
りんりんりんりんりん
キキキキキキ
誰も危ない!なんて言わない


(上:高速道路用の足場は竹だった)


(上:雨の日、実弾を打った。その思い出の薬莢は今も持っている。)

それから、ひたすら路地を歩き回る


(上:路地で、昼間から読書する青年)


(上:ママゴトではなくて、本当の食事を運ぶ少女。)

悲劇は突然訪れた

中国広州から香港チャンギーへ飛び、
乗り継ぎ便の搭乗券をもらおうとして、

チェックイン・カウンターのお姉いさんのお言葉

++ 飛行機は飛んだヨ
++ 君の飛行機はいないヨ


そんなバナナではない。

責任者呼んで来い!
中国語も英語も分からん!

かくして、旅行代理店『HIS』のお兄ちゃんが来た。お兄ちゃんとカウンターのお姉ちゃんの長い議論の末、私が飛行機の乗り継ぎに失敗したのはHISの発券ミスだったこと、そして、代替飛行機は3日後になることが分かった。

ここで、もっとイチャモン付ければ良かったんだけど、初心者だった当時は、「あー良かったよかった。ありがとうお兄ちゃん!」で済んじゃった。今なら「絶対次の便で飛ぶからビジネスクラス持って来い! じゃなければ、ヒルトンのスイートルームに夕食を持って来い!」と意気込むだろうね。

とにかく、こうして旅の第2部(おまけ)が始まった

マカオ

仕方がないので、船に乗ってマカオに行く。
パスポートに押された入国スタンプが嬉しい。


(上:どの家の玄関にも小さな神棚が祭られているが、洗濯物とのコントラストが新鮮だった。)


(上:神社の柱にもたれて休息する老婆)


(上:マカオでは働く女性の姿が目立った。)


ホンコンに戻ると、安宿に替えた

1泊300円ぐらいだったと思う。
小さな部屋には2段ベットが4つ。
クーラーはない。

私はベットの上段だったが、
開けた窓から入ってくる隣のビルのクーラーの熱気に閉口した。

カルチャーショックも受けた。
同じ部屋に、上半身裸の女性が寝ている。
今では何とも思わないけど、、、

特記事項がもう1つあった。
その男性は全裸で、汗をだらだら流しながら
身体をシーツに擦りつけたり撒きつけたりして寝ている。
エイズがうつる訳ないけれど、怖かった。


(上:香港点描)


(上:香港点描2)

      
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