クロッキー F 美術館

クロッキーゼミ2010-7の記録 

2010年3月3日(水)17.15-18.30
東生涯学習センター美術室(名古屋市)
model:yu
教師:F

 今回はとても優秀なゼミ生3人と明るいモデルさんだったので、理論的な解決はゼミ生だけで成功しました。私は現場での細かい指導、および、合評会の司会をしました。

ゼミ生 ゼミ生の課題
 ゼミ生どうしの主な議論
杉さん

(ア)顔の表情を描きたいけれど、描き過ぎると漫画になる
 (1)顔だけクロッキーもありですよ!
 (2)時間がなくても、目や視線方向だけでも描くと良い
 (3)顔の表情を補強するために、その他を描く

(イ)モデルさんが表現していることが良く分らない
 (1)今日は、モデルさんにテーマを事前に教えもらいましょう
 (2)テーマが分るようになったら、自分でテーマを決めれば良い


東海クロッキー会&
デッサン会主催者
ゆっくん
(ア)クロッキーを作品にするポイントは?
 (1)『面白い』と『上手い』は両立しない
 (2)ゆっくんは『面白い』を追求するべきだと思う
 (3)基本としての写実は必要だけど、通過するべきだけど、、、
 (4)自分が楽しむこと、描くことを楽しむことが1番大切

日本画家
近藤恵三子

(ア)大胆な中にも繊細なものを描きたい
 (1)これまでと同じように『顔の表情』と『指先の表情』を追求すれば良い
 (2)全てを繊細に描いてはいけない
 (3)1本の指にも、大胆な線と繊細な線が含まれる

(イ)画面の中でばらばらになることがある
 (1)描きはじめる前に、顔や手を配置する位置を決める
 (2)顔や指の表情を見せるために、描く順序を計算する

note
 ゼミ生『杉さん』の要望により、モデル『yu』にポーズのテーマを事前に1つずつ発表してもらいました。
顔を中心にした表情を理解してから描くためです。1ポーズ3分を7回。

(1)好きな人のことを考えている夜

(2)太宰治の人間失格を読んでいるところ

(3)寝起き

(4)メイクをしているところ

(5)水を飲んでいるいるところ

(6)猫をだっこしているところ

(7)失恋

 7ポーズ描いてから、全てのクロッキーを並べて合評会

 さらに、同じように5ポーズ描きました。テーマは次の通りです。
(8) 桜見物
(9) 落ちてきた花びらをつかまえる
(10) ビールをおつぎします
(11) 乾杯!
(12) カラオケ

 
当日の『ゆっくん』の作品


今日はゼミ生として参加して頂いた
日本画家『近藤恵三子』さんのオフィシャルHP

.

このゼミについては『クロッキーゼミ2010へのお誘い

日時と場所については『Fへのお誘い』をご覧下さい

2010年3月6日公開

←前のゼミ記録

→ 次のゼミ記録

当日のクロッキーへ戻る

↑ TOP


Copyright(c) 2010   All rights reserved.